MIBレファレンス

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2.16.3 ifMIB(ATMの場合)

OC-3c/STM-1 ATM,25M ATMの場合について説明します。

<この項の構成>
(1) 識別子
(2) 実装仕様

(1) 識別子

 
ifMIB OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 31}
 
ifMIBObjects OBJECT IDENTIFIER ::= {ifMIB 1}
オブジェクトID値 1.3.6.1.2.1.31.1

(2) 実装仕様

ATMの場合のifMIBグループの実装仕様を次の表に示します。

表2-52 ifMIBグループの実装仕様(ATMの場合)

項番 オブジェクト識別子 アク
セス
実装仕様 実装
有無
1 ifXTable
{ifMIBObjects 1}
NA [規格]インタフェースエンティティの追加オブジェクトのテーブル。
[実装]規格に同じ。
2 ifXEntry
{ifXTable 1}
NA [規格]インタフェース情報の追加リスト。
AUGMENTS { ifEntry }
[実装]規格に同じ。
3 ifName
{ifXEntry 1}
R/O [規格]インタフェースの名称。
[実装]構成定義情報で設定されたインタフェース名称。
4 ifInMulticastPkts
{ifXEntry 2}
R/O [規格]上位プロトコルへ通知したマルチキャスト・パケットの数。
[実装]0固定。
5 ifInBroadcastPkts
{ifXEntry 3}
R/O [規格]上位プロトコルへ通知したブロードキャスト・パケットの数。
[実装]0固定。
6 ifOutMulticastPkts
{ifXEntry 4}
R/O [規格]上位レイヤが送信したマルチキャスト・パケットの数。
[実装]インタフェースによる。
  • ATMレイヤのifindexの場合:0固定
  • AALレイヤのifindexの場合:0固定
  • インタフェースのifindexの場合:送信指示があったAAL5 SDUのマルチキャスト・パケット数
  • グルーピングしたインタフェースのifindexの場合:送信指示があったAAL5 SDUのマルチキャスト・パケット数
7 ifOutBroadcastPkts
{ifXEntry 5}
R/O [規格]上位レイヤが送信したブロードキャスト・パケットの数。
[実装]インタフェースによる。
  • ATMレイヤのifindexの場合:0固定
  • AALレイヤのifindexの場合:0固定
  • インタフェースのifindexの場合:送信指示があったAAL5 SDUのブロードキャスト・パケット数
  • グルーピングしたインタフェースのifindexの場合:送信指示があったAAL5 SDUのブロードキャスト・パケット数
8 ifHCInOctets
{ifXEntry 6}
R/O [規格]このインタフェースで受信したオクテットの数。ifInOctetsの64ビット版。
[実装]インタフェースによる。
  • ATMレイヤのifindexの場合:受信セル数×53
  • AALレイヤのifindexの場合:受信セル数×48
  • インタフェースのifindexの場合:受信セル数×48
  • グルーピングしたインタフェースのifindexの場合:受信セル数×48
9 ifHCInUcastPkts
{ifXEntry 7}
R/O [規格]上位プロトコルへ通知したユニキャスト・パケットの数。ifInUcastPktsの64ビット版。
[実装]インタフェースによる。
  • ATMレイヤのifindexの場合:0固定
  • AALレイヤのifindexの場合:受信したAAL5 PDU数
  • インタフェースのifindexの場合:受信したAAL5 SDU数
  • グルーピングしたインタフェースのifindexの場合:受信したAAL5 SDU数
10 ifHCInMulticastPkts
{ifXEntry 8}
R/O [規格]上位プロトコルへ通知したマルチキャスト・パケットの数。ifInMulticastPktsの64ビット版。
[実装]0固定。
11 ifHCInBroadcastPkts
{ifXEntry 9}
R/O [規格]上位プロトコルへ通知したブロードキャスト・パケットの数。
ifInBroadcastPktsの64ビット版。
[実装]0固定。
12 ifHCOutOctets
{ifXEntry 10}
R/O [規格]このインタフェースで送信したオクテットの数。ifOutOctetsの64ビット版。
[実装]インタフェースによる。
  • ATMレイヤのifindexの場合:送信セル数×53
  • AALレイヤのifindexの場合:送信セル数×48
  • インタフェースのifindexの場合:送信セル数×48
  • グルーピングしたインタフェースのifindexの場合:送信セル数×48
13 ifHCOutUcastPkts
{ifXEntry 11}
R/O [規格]上位レイヤが送信したユニキャスト・パケットの数。ifOutUcastPktsの64ビット版。
[実装]インタフェースによる。
  • ATMレイヤのifindexの場合:0固定
  • AALレイヤのifindexの場合:送信指示があったAAL5 PDU数
  • インタフェースのifindexの場合:送信指示があったAAL5 SDU数
  • グルーピングしたインタフェースのifindexの場合:送信指示があったAAL5 SDU数
14 ifHCOutMulticastPkts
{ifXEntry 12}
R/O [規格]上位レイヤが送信したマルチキャスト・パケットの数。ifOutMulticastPktsの64ビット版。
[実装]インタフェースによる。
  • ATMレイヤのifindexの場合:0固定
  • AALレイヤのifindexの場合:0固定
  • インタフェースのifindexの場合:送信指示があったAAL5 SDUのマルチキャスト・パケット数
  • グルーピングしたインタフェースのifindexの場合:送信指示があったAAL5 SDUのマルチキャスト・パケット数
15 ifHCOutBroadcastPkts
{ifXEntry 13}
R/O [規格]上位レイヤが送信したブロードキャスト・パケットの数。ifOutBroadcastPktsの64ビット版。
[実装]インタフェースによる。
  • ATMレイヤのifindexの場合:0固定
  • AALレイヤのifindexの場合:0固定
  • インタフェースのifindexの場合:送信指示があったAAL5 SDUのブロードキャスト・パケット数
  • グルーピングしたインタフェースのifindexの場合:送信指示があったAAL5 SDUのブロードキャスト・パケット数
16 ifLinkUpDownTrapEnable
{ifXEntry 14}
R/NW [規格]このインタフェースが,LinkUp/LinkDownによってトラップを通知するかを示す。
{ enable(1),
disable(2) }
[実装]規格に同じ。
17 ifHighSpeed
{ifXEntry 15}
R/O [規格]このインタフェースの現在の回線速度(Mbit/s)。Mbit/s未満は四捨五入。
[実装]インタフェースによる。
  • ATMレイヤの場合:150/25
  • AAL5レイヤの場合:0固定
  • インタフェースのifindexの場合:0固定
  • グルーピングしたインタフェースのifindexの場合:0固定
18 ifPromiscuousMode
{ifXEntry 16}
R/NW [規格]受信モードを示す。
{ true(1),
false(2) }
[実装]false(2)固定。
19 ifConnectorPresent
{ifXEntry 17}
R/O [規格]物理回線との接続状態。
{ true(1),
false(2) }
[実装]インタフェースによる。
  • ATMレイヤの場合:1固定
  • AAL5レイヤの場合:2固定
  • インタフェースのifindexの場合:2固定
  • グルーピングしたインタフェースのifindexの場合:2固定
20 ifAlias
{ifXEntry 18}
R/NW [規格]ネットワークマネージャによって定義されるAlias名。
[実装]構成定義情報で各インタフェースに設定されている補足説明(グループインタフェースについてはグループ名称)。
21 ifCounterDiscontinuityTime
{ifXEntry 19}
R/O [規格]カウンタ情報が非連続の状態になった時のsysUpTime。
[実装]0固定。

注※ 最大37ビットのカウンタとなります。


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