メッセージ・ログレファレンス

[目次][索引][前へ][次へ]


3.5.2 イベント発生部位=LINEWAN

イベント発生部位=LINEWANの装置関連の障害およびイベント情報を次の表に示します。

表3-11 イベント発生部位=LINEWANの装置関連の障害およびイベント情報

項番 イベント
レベル
イベント
発生部位
メッセージ
識別子
付加情報
上位4桁
メッセージテキスト
内容
1 E4 LINEWAN 01010001 1450 Type of the connected serial cable cannot be identified. Check the serial cable and the NIF board.
接続してあるシリアルケーブルの物理インタフェースの種別を識別できません。
[対応]
  1. ケーブルがコネクタの根元までしっかり差し込まれているか,半挿しになっていないか確認してください。NIFボードへのケーブル接続方法は「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。
  2. 指定のケーブル(「ハードウェア取扱説明書」記載のケーブル)を使用しているか確認してください。指定のケーブル以外は使用できません。
  3. 上記のどれも原因ではない場合,ケーブル,またはNIFボードを交換してください。
2 E4 LINEWAN 01010002 1450 No serial cable found. Check any serial cable connected to the line.
シリアルケーブルが接続されていません。
[対応]
  1. ケーブルがNIFボードに接続されているか確認してください。
  2. ケーブルがコネクタの根元までしっかり差し込まれているか,半挿しになっていないか確認してください。NIFボードへのケーブル接続方法は「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。
3 E4 LINEWAN 01010003 1450 Connected serial cable doesn't support the line speed defined in the configuration file. Check the line speed supported by the serial cable and change its value in the configuration file.
接続されているシリアルDCEケーブルは構成定義情報の回線速度をサポートしていません。
[対応]
接続されているシリアルケーブルの回線インタフェース種別(V.35/V.24/X.21)は正しいか,または構成定義情報に指定された回線速度は正しいか確認してください。シリアル回線のDCE時のサポート回線速度は,構成定義コマンドのlineコマンドを参照してください。
4 E4 LINEWAN 01010006 1450
1451
1455
Total line speed on NIF is beyond its limitation.
NIF上の回線の回線速度の総和がNIFの回線速度制限値を超えました。
なお,該当Lineは使用不可ですが,これまで使用している該当NIF内の他のLineは,継続して使用可能です。
[対応]
NIFの回線速度制限値の範囲内となるよう,該当NIF内のLineの構成定義情報を変更してください。NIFの回線速度制限値については,「解説書 Vol.1 3.2 収容条件」を参照してください。
5 E4 LINEWAN 01010007 1451 Total timeslot count on the line number of 4 to 7 exceeds the limitation of NIF.
同一NIF上のLINE4〜7のタイムスロット数の総和がNIFのタイムスロット数制限値を超えました。なお,該当タイムスロットは使用可能ですが,これまで使用している該当NIF内の他のタイムスロットは,継続して使用できます。
[対応]
Line番号4〜7のタイムスロット数制限値の範囲内となるように,該当NIF内のLineの構成定義情報を変更してください。タイムスロット制限値はLine番号4〜7のタイムスロット数の総和が31以内です。
6 E4 LINEWAN 05000001 1450
1451
1454
1455
Many failures occurred in receiving frames to the targeted line due to the line troubles. Execute the line tests to check the line condition.
回線ノイズなどによるエラーのため,該当回線でのフレーム受信失敗が多発しています。
[対応]
回線テストを実行しNIFボード/ケーブル/モデムが壊れていないか確認してください。回線テストの方法は運用コマンドのtest interfaces,no test interfacesコマンド,および「運用ガイド 8.7 回線をテストする」を参照してください。(NIFボード/ケーブル/モデムが壊れていない場合,接続先の機器を調査してください)
シリアル回線を使用している場合は,回線速度がサポート範囲外の速度になっている可能性があります。運用コマンドのshow interfacesコマンドで表示される回線速度を確認してください。なお,NWBMX2-4ではサポートする回線速度に違いがありますので注意してください。サポートする回線速度については,「構成定義コマンドレファレンス Vol.1 line(Line情報) line_speed」を参照してください。
エラー内容の詳細については,show interfacesコマンドで表示される以下の統計情報によって確認してください。障害部位の切り分け手順については,「運用ガイド 7.4 ネットワークインタフェースの通信障害」を参照してください。
  • チャネル(共通)統計情報
    In fcs errors
    In overrun errors
    In aborted frames
    In not octed aligned frames
    In short frames
    In overflow frames
    In error discarded frames
  • DLCI 統計情報(レイヤ2 プロトコルがフレームリレーの場合だけ。該当Lineまたはタイムスロット配下の全DLCIで収集します。)
    In short frames
    In over maximum length frames
7 E4 LINEWAN 05000002 1450
1451
1454
1455
Many failures occurred in sending frames to the targeted line due to the line troubles. Execute the line tests to check the line condition.
回線障害などによるエラーのため,該当回線へのフレーム送信失敗が多発しています。
[対応]
回線テストを実行しNIFボード/ケーブル/モデムが壊れていないか確認してください。回線テストの方法は運用コマンドのtest interfaces,no test interfaces,および「運用ガイド 8.7 回線をテストする」を参照してください。エラー内容の詳細については,運用コマンドのshow interfacesコマンドで表示される以下のチャネル(共通)統計情報によって確認してください。障害部位の切り分け手順については,「運用ガイド 7.4 ネットワークインタフェースの通信障害」を参照してください。
Out underrun errors
Send complete supervising time out
out error discarded frames
8 E4 LINEWAN 0a000001 1450
1451
1455
Totalized minimum bandwidth (min-rate) specified under the QoS attribute (qos-queue-list) exceeded the line speed. Only the young number queues specified with "min-rate" within the physical line speed will have the minimum bandwidth guaranteed.
構成定義情報のQoSキュー属性(qos-queue-list)で指定された,最低帯域(queueパラメータ)の合計値が,回線速度を超えています。若番のキューから順に指定帯域の合計をとり,回線速度以内となるキューまでの最低帯域の保証を行います。それ以降のキューについては最低帯域の保証を行いません。
[対応]
回線に指定した QoSキュー属性情報(qos-queue-list)の最低帯域(queueパラメータ)と回線速度を確認してください。 なお,QoSキュー属性情報は QoSインタフェース情報(qos-interface)で回線(lineまたはtimeslot)に対応づけられています。
9 E4 LINEWAN 0a000002 1450
1451
1455
"Qos-queue-list bandwidth_kbit/s" is not applicable to RP because of the inadequate memory size. Line will be switched to the default mode.
回線(lineまたはtimeslot)に対応づけられたQoSキュー属性情報(qos-queue-list)でQoSモードbandwidth_kbit/sが指定されていますが,RPのメモリサイズが不足しているため指定のQoSモードで動作できません。この回線はデフォルトのQoSモードでの動作を継続します。なお,QoSキュー属性情報は QoSインタフェース情報(qos-interface)で回線(lineまたはtimeslot)に対応づけられています。
[対応]
RPのメモリ増設を行ってください。必要メモリサイズは「解説書 Vol.1 3. 収容条件」を参照してください。
10 E4 LINEWAN 0a000003 1450
1451
1455
Line failed to get necessary resources for "qos-queue-list bandwidth_kbit/s" service. Configured "bandwidth_kbit/s" queues attached to RP are too many. Line will be switched to the default mode.
回線(lineまたはtimeslot)がQoSモードbandwidth_kbit/sのサービスに必要なリソースの獲得に失敗しました。このRP内で使用を指定されているキュー数が,指定可能な最大値を超えています。この回線はデフォルトのQoSモードでの動作を継続します。
[対応]
このRP内の回線に対応づけられているQoSキュー属性情報(qos-queue-list)のうち,QoSモードがbandwidth_kbit/sのキュー数の合計が,指定可能な最大値以下となるように設定してください。最大値については,構成定義コマンドのqos-queue-listを参照してください。なお,QoSキュー属性情報はQoSインタフェース情報(qos-interface)で回線(lineまたはtimeslot)に対応づけられています。
11 E4 LINEWAN 0b000001 1450
1454
Line status is up.
回線状態がUPになりました。
[対応]
なし。
12 E4 LINEWAN 0b010003 1451 This router disconnected the ISDN call due to the expiration of waiting time in a state of inactivity.
無通信切断によって本装置から ISDN を呼切断しました。
[対応]
なし。
13 E4 LINEWAN 0b010004 1451 The peer router disconnected ISDN call.
ISDN通信中に相手装置(またはISDN網)から呼切断されました。
[対応]
付加情報によって,相手装置(またはISDN網)の切断理由を識別できます。
付加情報=1451:XX**********(*の値は無視してください)
XX:呼切断時,相手装置またはISDN網から受信した切断理由コード(16進数)を示します。
  • 10
    相手装置から無通信切断された,または相手装置で回線閉塞コマンド,回線テストコマンド,構成定義情報変更などを実施した,またはリンクレイヤプロトコル障害(PPPのネゴシエーション失敗など)が発生したためISDNが呼切断されたなど,ISDN回線そのものには異常はなく,それ以外の要因で呼切断されたことを示します。
  • 1b
    通信中に相手装置の電源をOFFした,相手装置(またはDSU)に接続されたISDNのケーブルが抜けた,相手装置の通信インタフェースボードが故障したなど,相手装置および相手装置−ISDN網の間で,ISDN回線に物理的・電気的障害が発生したことによって呼切断されたことを示します。相手装置側に上記の異常がないか確認してください。
  • 00
    網または相手装置から切断理由コードを受信しなかった場合,この値を表示します。再接続できない場合,契約回線が正常に通信できる状態になっているか,または相手装置が正常に通信できる状態になっているか確認してください。
  • 上記以外
    ISDN網が障害となっている可能性があります。再接続できない,または再接続しても同じ切断理由で切断されることが繰り返される場合は,回線業者に契約回線が正常に通信できる状態になっているか確認してください。
14 E4 LINEWAN 0b010005 1451 ISDN connection established between this router and the peer has been successfully valid for the period defined with "max_connect_threshold".
ISDNが呼接続されてから,isdn_ppp構成情報のmax_connect_threshold (該当接続相手との最大接続監視時間)で指定された時間が経過しました。
[対応]
元々通信していない,または通信を開始したが,ずっと前に終了しているなど,上記の時間,呼接続され続けることがおかしいと考えられる場合は,次の1,2を調査してください。
  1. 該当ISDN通信チャネル上にフレームが流れ続けているために,無通信切断されない可能性があります。RIPなど,何らかのフレームが定期的に流れ続けていないか確認してください。なお,運用コマンドのdebug trace wanframeコマンド(WANフレームトレース)によって,実際に流れているフレームをトレースすることが可能です。
  2. 本装置のisdn_ppp構成情報の min_connect_timer(無通信監視時間)の値が0になっていないか確認してください。この値が0の場合は,ISDNの無通信監視を行いません(なお,デフォルト値は0ではありません)。min_connect_timerの設定方法については,構成定義コマンドのisdn-pppコマンド(ISDN PPP情報)を参照してください。
15 E4 LINEWAN 0b040001 1450 Line is unavailable because the modem is not signaled. Check power, parameters and the connection of modem.
モデムの信号がUPしないため,回線が使用可能になりません。
[対応]
  1. モデムの電源,設定を確認してください。
  2. モデムと本装置の間のケーブルが接続されているか,ケーブルが半挿しになっていないか確認してください。
16 E4 LINEWAN 0b040003 1450
1451
1455
"Frame-send-timeout" detected. Check the network cable connection.
フレーム送信完了待ちタイムアウトを検出しました。
[対応]
  1. モデムの電源,設定を確認してください。
  2. モデムまたはDSUと本装置の間のケーブルが接続されているか,ケーブルが半挿しになっていないか確認してください。
17 E4 LINEWAN 0b040004 1450
1454
Error detected on the I-interface line. Check the network cable connection and the power of DSU.
Iインタフェース回線の障害を検出しました。
[対応]
  1. DSUと本装置の間のケーブルが接続されているか,ケーブルが半挿しになっていないか確認してください。
  2. DSUの電源を確認してください。
  3. ケーブルが断線している可能性がありますので,ケーブルを交換してください。
  4. DSUが故障していないか確認してください。
  5. 自局の次に示す,lineの構成定義情報が相手装置と一致しているか,また自局の下記に示す,lineの構成定義情報が網との間の契約条件と一致しているかを確認してください。
    lineの構成定義情報
    ・frame format
    ・timeslot speed
    ・line code
18 E4 LINEWAN 0b040005 1450 Loss of signal/frame or many parity errors detected. Check the network cable connection and line quality.
信号の欠損,またはフレームの欠損,またはパリティエラー多発の回線障害を検出しました。
[対応]
  1. DSUと本装置の間のケーブルが接続されているか,ケーブルが半挿しになっていないか確認してください。
  2. show interfacesコマンドで表示される,次に示すチャネル(OC-3c/STM-1 POS(single-mode/malti-mode), OC-12c/STM-4 POS(single-mode/malti-mode),OC-48c/STM-16 POS(single-mode))統計情報によって,回線品質の状態を確認してください。
    LOS
    LOF
    OOF
    LOP
    L-AIS
    P-AIS
    L-RDI
    P-RDI
    S-BIP8
    L-BIP24
    P-BIP8
  3. DSUの電源を確認してください。
  4. 本装置,隣接装置(相手装置)のクロック設定について整合性を確認してください。本装置が従属同期モード(構成定義情報lineコマンド-clock external指定の場合,隣接装置が本装置へクロックを送出する設定であることを確認してください。"従属-従属"の設定でも(タイミングなどによって)同期確立してしまうケースがあります。しかし,これは同期切断の発生しやすい不安定な状態です。上記案内に従い,クロック設定を確認してください。
19 E4 LINEWAN 0b080001 1450 "D-channel frame-send-timeout" detected. Check the network cable connection.
Dチャネルフレームの送信完了タイムアウトが発生しました。
[対応]
  1. DSUと本装置間のケーブルのDSU側のコネクタ,および本装置のNIFボード側のコネクタにケーブルが確実に差し込まれているか,ケーブルが半挿しになっていないかを確認してください。
  2. DSUの電源がONになっているか確認してください。
  3. DSUが正常に動作しているかISDN回線事業者に確認してください。
20 E4 LINEWAN 0b080002 1450 Layer-2 response from ISDN network for this router's request not received. Check if the configuration complies with ISDN contract.
Dチャネルのレイヤ2要求フレームに対する網からの応答がありません。
[対応]
  1. 構成定義情報の「インタフェース形態」(ポイント−ポイント接続/ポイント−マルチポイント接続)とISDN回線事業者との契約の「インタフェース形態」が一致しているか確認してください。一致していない場合は,構成定義情報,またはISDN回線事業者との契約を変更してください。
  2. ISDN回線が端末からの要求に対して応答できる状態になっているか,ISDN回線事業者に確認してください。
21 E4 LINEWAN 0b080003 1450 LAPD layer-2 link disconnected because the FRMR frame received. Check the condition of ISDN network.
FRMRフレームを受信し,Dチャネル上のレイヤ2リンクが切断されました。
[対応]
  1. ISDN回線がレイヤ2リンクを確立できる状態になっているか,ISDN回線事業者に確認してください。
  2. DSUが正常に動作しているかISDN回線事業者に確認してください。
22 E4 LINEWAN 0b080004 1450 Layer-2 link on D-channel disconnected. Check the network cable connection.
Dチャネル上のレイヤ2リンクが切断されました。
[対応]
  1. DSUと本装置間のケーブルのDSU側のコネクタ,および本装置のNIFボード側のコネクタにケーブルが確実に差し込まれているか,ケーブルが半挿しになっていないかを確認してください。
  2. ISDN回線がレイヤ2リンクを確立できる状態になっているか,ISDN回線事業者に確認してください。
  3. DSUが正常に動作しているかISDN回線事業者に確認してください。
23 E4 LINEWAN 0b080005 1450 TEI assignment to this router refused by ISDN network. Check ISDN network condition.
ISDN網からのTEI割り当てが拒否されました。
[対応]
  1. ISDN回線が端末からの要求に対して応答できる状態になっているか,ISDN回線事業者に確認してください。
  2. 該当ISDN回線上に本装置以外の装置がバス配線で接続されている場合,該当装置が複数のTEIを使用していないか確認してください。
24 E4 LINEWAN 0b090001 1451 Call from this router refused by the peer router. Check the phone number configured in this router and the peer.
本装置の発呼が相手装置,またはISDN網から拒否されました。
[対応]
  1. 本装置の構成定義情報の相手電話番号が誤っていないか確認してください。
  2. 相手装置の構成定義情報の相手電話番号が誤っていないか確認してください。
  3. 相手装置の構成定義情報が発信専用になっていないか確認してください。
  4. 本装置側のISDN回線の契約が着信専用になっていないか確認してください。
  5. 相手装置側のISDN回線の契約が発信専用になっていないか確認してください。
  6. 相手装置側のISDN回線および装置に空きチャネルがあるか確認してください。
25 E4 LINEWAN 0b090002 1451 The peer router not respond to this router's call. Check the power supply or the line condition of the peer router.
本装置の発呼に対する相手装置,またはISDN網からの応答がありません。
[対応]
  1. 相手装置の電源がONになっているか確認してください。
  2. 相手装置のISDN回線が運用によって閉塞されていないか確認してください。
  3. 本装置の構成定義情報の相手電話番号が誤っていないか確認してください。
  4. 相手装置の構成定義情報の相手電話番号が誤っていないか確認してください。
  5. 相手装置のISDN回線の構成定義情報が発信専用になっていないか確認してください。
  6. 相手装置が着信可能な状態になっているか確認してください。
  7. 相手装置に空きチャネルがあるか確認してください。
26 E4 LINEWAN 0b090003 1451 Call from this router refused by ISDN network. Configure the correct phone number for the peer router.
指定した相手電話番号は使用されていないため,発呼できません。
[対応]
本装置の構成定義情報に正しい相手電話番号を設定してください。
27 E4 LINEWAN 0b090004 1451 Channel busy occurred. Check if peer's channels are available.
チャネルビジーが発生しました。
[対応]
  1. 相手局側回線の全通信チャネルが使用中ではないか確認してください。
  2. 相手局側回線の一部または全部の通信チャネルが運用によって閉塞されていないか,または使用中ではないか確認してください。
28 E4 LINEWAN 0b090005 1451 Channel speed between this router and the peer mismatched. Check the channel speed configuration.
回線速度(64kbit/s,384kbit/s,1.5Mbit/s)が本装置と相手装置との間で一致していません。
[対応]
本装置と相手装置の構成定義情報の回線速度を一致させてください。
29 E4 LINEWAN 0b090006 1451 ISDN network trouble detected. Check the network condition.
網障害(一時的障害,その他網が正常に動作できない状態)を検出しました。
[対応]
  1. 本装置と網との間の契約が正しいか確認してください。契約内容は「解説書 Vol.2 10.2.3 ISDN回線契約条件」を参照してください。
  2. 網との間の契約と,本装置の構成定義情報が正しいか,確認してください。
  3. ISDN回線がレイヤ3リンクを確立できる状態になっているか,ISDN回線事業者に確認してください。
30 E4 LINEWAN 0c041002 1450 Line is in Network Loopback Status because it has received Loopback Activate signal. The received data is looped back toward network.
相手局からの要求によって,ネットワークループバック状態となりました。受信データはネットワーク側へ折り返し送信されます。
[対応]
なし。
31 E4 LINEWAN 0c041001 1450 Failed in detecting the ST2 clock and NIF restarted the line. Check the cable and modem status.
ST2クロック検出に失敗しました。回線の再起動を行います。
[対応]
  1. モデムの電源,設定を確認してください。
  2. モデムと本装置の間のケーブルが接続されているか,ケーブルが半挿しになっていないか確認してください。
  3. 上記の確認後もLine状態UPのメッセージ(イベント発生部位=LINEWAN,メッセージ識別子=0b000001)が表示されない場合,NIFボードを交換してください。
32 E3 LINEWAN 04000001 1450 This router refused a call from the ISDN net. (Telephone number. TTTTTTTTTT/SSSS)
ISDN網から自装置に対する着信を拒否しました。
(着信電話番号TTTTTTTTTT=電話番号,SSSS=サブアドレス)
付加情報で着信を拒否した理由を識別できます。
付加情報=1450:**********XX
*の値は不定値です。無視してください。
XXの値が識別値に対応します。
  • 02:無効に設定されている通信相手に対する着信
  • 03:インタフェースがClose状態の通信相手に対する着信
  • 05:接続抑止時間帯内にある通信相手に対する着信
  • 06:すでに接続されている通信相手からの着信
  • 07:すでに着信を行っている通信相手からの着信
  • 08:すでに発信を行っている通信相手からの着信
  • 10:発信専用の通信相手に対する着信
  • 11:閉塞されている通信相手に対する着信
  • 12:構成変更中の通信相手に対する着信
  • 20:着信受付によって通信相手所属のISDNプール使用チャネル数超過が発生する
  • 22:着信に使用できるチャネルが存在しない
  • 23:着信時に要求されたチャネル種別が通信相手構成定義と不一致
  • 24:通信相手が使用できないラインに着信した
  • 25:ISDN共通情報がID認証なしの場合に発信元電話番号による通信相手認証に失敗した
  • 26:ID認証による接続を行う通信相手が存在しないラインに着信した場合に発信元電話番号による通信相手認証に失敗した
  • 40:構成定義で定められた制限回線本数をすでに接続済みの通信相手からの着信
  • 42:専用線とISDNのコンビネーションラインおよびリソースBODの指定が無効の構成で専用線がすべて切断されている状態での通信相手からの着信
  • 45:ISDN網より指定された着信タイムスロットは発信用にすでに使用中
[対応]
  • 02・03・05・10・11
    構成定義またはコマンドによる指定が原因で着信を拒否しています。通信相手からの着信を有効にしたい場合,次の対応を行ってください。
    02:通信相手構成定義のdisable指定を解除してください
    03:通信相手に対応するインタフェースをOpenしてください
    05:通信相手構成定義で設定した接続抑止時間帯指定を解除してください
    06:自装置側の構成定義がBOD無しですでに接続されている通信相手から着呼しています。既接続中の通信相手からの発信を抑止してください。
    10:通信相手構成定義の発着信指定をbothまたはanswerに設定してください
    11:通信相手をfreeしてください
  • 07・08
    自装置からの発信後,または相手装置からの着信後に,着信を受け付けた場合,後の着信を拒否し,既接続のチャネルで通信を行います。特に対応は必要ありませんが,発着信の競合を回避したい場合は,自装置通信相手構成定義の発着信指定をanswerに設定して自装置からの発信を抑止するなどの対応を行ってください。
  • 11
    該当通信相手は構成情報変更処理中のため着信受付が不可能となっています。構成情報の変更処理終了までお待ちください。
  • 20
    該当着信を受け付けた場合に,通信相手が属しているISDNプールに定義した使用可能チャネル数を超過します。必要であれば該当通信相手に割り当てているISDNプールのチャネル数が適当であるかを見直し,チャネルの不足が発生しないよう設定してください。
  • 22
    該当通信相手が着信に使用可能なチャネルがすべて使用済み,または使用不可能な状態となっています。必要であれば該当通信相手に割り当てているライン,またはISDNプールのチャネル数が適当であるかを見直し,チャネルの競合が発生しないよう設定してください。
  • 23
    通信相手構成定義で指定したチャネル種別と異なるチャネル種別が着信時に指定されました。自装置および通信相手装置のチャネル種別の設定が一致していることを確認してください。
  • 24
    通信相手が使用可能なライン(通信相手構成で指定したライン,または通信相手が所属するISDNプールが所属するライングループ配下のライン)以外のラインに該当通信相手からの着信を受けました。自装置の通信相手構成定義および通信相手装置の電話番号設定が正しいことを確認してください。
  • 25・26
    自装置に登録されていない電話番号からの着信を受け付けたため,着信を拒否しました。自装置に登録した通信相手装置の電話番号が正しいことを確認してください。また登録電話番号に問題がない場合,誤って自装置に対して発信を行っている外部の装置がないことを確認してください。
  • 40
    自装置と通信相手装置で定義されているオーバーロードリンク数が一致していない可能性があります。自装置および通信相手装置のオーバーロードリンク数が一致していることを確認してください。
  • 42
    リソースBODの指定が無効の場合,専用線とISDNのコンビネーションラインの構成で専用線がすべて切断されている状態では通信相手からの着信を受け付けません。通信相手からの着信を有効にしたい場合はリソースBODの指定を有効にしてください。
  • 45
    ISDN網より指定された着信タイムスロットは発信用に使用中のため着信を拒否しました。発信終了までお待ちください。
33 E3 LINEWAN 04000003 1450 This router disconnected the ISDN call soon after receiving it. (Telephone number. TTTTTTTTTT/SSSS)
ISDN網から自装置に対する着信を受付後すぐに切断しました。
(着信電話番号TTTTTTTTTT=電話番号,SSSS=サブアドレス)
付加情報で着信を切断した理由を識別できます。
付加情報=1450:**********XX
*の値は不定値です。無視してください。
XXの値が識別値に対応します。
  • 02:無効に設定されている通信相手に対する着信
  • 03:インタフェースがClose状態の通信相手に対する着信
  • 05:接続抑止時間帯内にある通信相手に対する着信
  • 07:すでに着信を行っている通信相手からの着信
  • 08:すでに発信を行っている通信相手からの着信
  • 10:発信専用の通信相手に対する着信
  • 11:閉塞されている通信相手に対する着信
  • 12:構成変更中の通信相手に対する着信
  • 20:着信受付によって通信相手所属のISDNプール使用チャネル数超過が発生する
  • 22:着信に使用できるチャネルが存在しない
  • 23:着信時に要求されたチャネル種別が通信相手構成定義と不一致
  • 24:通信相手が使用できないラインに着信した
  • 40:構成定義で定められた制限回線本数をすでに接続している通信相手からの着信
  • 42:専用線とISDNのコンビネーションラインおよびリソースBODの指定が無効の構成で専用線がすべて切断されている状態での通信相手からの着信
[対応]
  • 02・03・05・10・11
    構成定義またはコマンドによる指定が原因で着信を拒否しています。通信相手からの着信を有効にしたい場合,次の対応を行ってください。
    02:通信相手構成定義のdisable指定を解除してください
    03:通信相手に対応するインタフェースをOpenしてください
    05:通信相手構成定義で設定した接続抑止時間帯指定を解除してください
    10:通信相手構成定義の発着信指定をbothまたはanswerに設定してください
    11:通信相手をfreeしてください
  • 07・08
    自装置からの発信後,または相手装置からの着信後に,着信を受け付けた場合,後の着信を拒否し,すでに接続しているチャネルで通信を行います。特に対応は必要ありませんが,発着信の競合を回避したい場合は,自装置通信相手構成定義の発着信指定をanswerに設定して自装置からの発信を抑止するなどの対応を行ってください。
  • 11
    該当通信相手は構成情報変更処理中のため着信受付が不可能となっています。構成情報の変更処理終了までお待ちください。
  • 20
    該当着信を受け付けた場合に,通信相手が属しているISDNプールに定義した使用可能チャネル数を超過します。必要であれば該当通信相手に割り当てているISDNプールのチャネル数が適当であるかを見直し,チャネルの不足が発生しないよう設定してください。
  • 22
    該当通信相手が着信に使用可能なチャネルがすべて使用済み,または使用不可能な状態となっています。必要であれば該当通信相手に割り当てているライン,またはISDNプールのチャネル数が適当であるかを見直し,チャネルの競合が発生しないよう設定してください。
  • 23
    通信相手構成定義で指定したチャネル種別と異なるチャネル種別が着信時に指定されました。自装置および通信相手装置のチャネル種別の設定が一致していることを確認してください。
  • 24
    通信相手が使用可能なライン(通信相手構成で指定したライン,または通信相手が所属するISDNプールが所属するライングループ配下のライン)以外のラインに該当通信相手からの着信を受けました。自装置の通信相手構成定義および通信相手装置の電話番号設定が正しいことを確認してください。
  • 40
    自装置と通信相手装置で定義されているオーバーロードリンク数が一致していない可能性があります。自装置および通信相手装置のオーバーロードリンク数が一致していることを確認してください。
  • 42
    リソースBODの指定が無効の場合,専用線とISDNのコンビネーションラインの構成で専用線がすべて切断されている状態では通信相手からの着信を受け付けません。通信相手からの着信を有効にしたい場合はリソースBODの指定を有効に設定してください。
34 E3 LINEWAN 040e0001 1450
1454
LINE enabled administratively.
構成定義によって回線は運用停止を解除しました。
[対応]
なし。
35 E3 LINEWAN 040e0002 1450
1454
LINE disabled administratively.
構成定義によって回線は運用停止に指定されました。
[対応]
なし。
36 E3 LINEWAN 040e0003 1451
1455
Timeslot enabled administratively.
構成定義によってタイムスロットは運用停止を解除しました。
[対応]
なし。
37 E3 LINEWAN 040e0004 1451
1455
Timeslot disabled administratively.
構成定義によって回線は運用停止に指定されました。
[対応]
なし。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

Copyright (c)2005 ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.