運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
日付,時刻を表示,設定します。
[入力形式]
set calendar <[[[[yy]mm]dd]hh]mm[.ss]>
[パラメータ]
- yy
- 年の下2桁を指定します(例.2000年ならば00)
- mm
- 月を指定します (1〜12)
- dd
- 日を指定します (1〜31)
- hh
- 時間を指定します(0〜23)
- mm
- 分を指定します (0〜59)
- ss
- 秒を指定します (0〜59)
- なし
- 年,月,日,時間,秒,(分は省略不可)は省略可能ですが,日と分だけのように間を省略して設定することはできません。
[使用者レベル]
一般ユーザ
[実行例]
1997年9月2日15時30分に設定する場合は以下のコマンドを入力します。
> set calendar 9709021530[Enter]キー押下 Tue Sep 2 15:30:00 1997 >
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表16-2 set calendarコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't execute this command in standby rm. 待機系RMではこのコマンドは実行できません。 illegal time format. 時刻入力形式が違います。
[注意事項]
- 待機系RMでは時刻の設定はできません。
- 運用系RMに時刻を設定すると待機系RMにも自動で設定されます。
- 時刻を変更すると,Unixシェルプロンプトでコマンド操作をしているユーザの自動ログアウトするまでの時間に影響します(CLIプロンプトでコマンド操作をしているユーザは影響しません)。またset exec-timeoutで設定してある自動ログアウトするまでの時間より時間を進めた場合,Unixシェルプロンプトでコマンド操作をしているユーザは自動ログアウトします。
- 本装置で収集している統計情報のRMおよびRPのCPU使用率とRPのバッファ使用率は,時刻が変更された時点で0クリアされます。
- OSPFまたはOSPFv3使用時,10秒以上の時刻補正を連続して実行した場合,OSPFの隣接関係が切断される場合があります。
切断条件は,HelloInterval時間(デフォルト10秒)内にRouterDeadInterval時間/ 10回以上(デフォルトは40/10 = 4回以上)実施した場合に発生します。
- 本装置でDVMRPによるIPマルチキャスト通信をする際に,時刻変更コマンド/機能によって10秒以上の時刻変更を連続して実施した場合,DVMRPの隣接関係が切断され,一時的にマルチキャストパケット中継が停止することがあります。このような状態は10秒間に10秒以上の補正を連続して2回以上した場合に発生します。
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