運用コマンドレファレンス Vol.1

show logging

［機能］

本装置で収集しているログを表示します。

本コマンドで扱うログには，入力コマンド文字列，コマンド応答メッセージ，各種イベントメッセージを収集したログである運用ログと，発生したイベントをコード単位に集計した統計情報である種別ログの2種類があり，各々独立して表示または制御します。

なお，コマンド実行結果として表示する内容の詳細については「メッセージ・ログレファレンス　1.4 ログの確認」で説明しています。

［入力形式］

show logging [<Kind>] [<Command Classification>]

［パラメータ］

<Kind>

reference

種別ログを指定します

省略

運用ログを指定します

<Command Classification>

-h

ヘッダー情報なしでログを表示します

省略

ヘッダー情報を付加してログを表示します

［使用者レベル］

一般ユーザ

［実行例］

運用ログを表示します。

> show logging [Enter]キー押下

実行結果を「図12-1　運用ログ表示」に示します。

種別ログを表示します。

> show logging reference [Enter]キー押下

実行結果を「図12-2　種別ログ表示」に示します。

図12-1　運用ログ表示

> show logging
EVT 12/24 12:35:25 E4 LINEWAN NIF:1 LINE:1 07590701 1450:000000000000 Unable to set up the PPP connection due to LCP configuration option negotiation loop. Check the PPP configuration data.
KEY 12/24 12:37:30 user1:ping 192.111.214.10
・
・
・
> 
 

図12-2　種別ログ表示

> show logging reference
E3 RM 00000101 1001:000000000000
10/11 12:31:11    10/01 21:01:22    2
E4 LINEWAN NIF:1 LINE:1 00000201 1400:000000000000
  10/11 12:32:02    10/11 12:32:02    1
> 
 

［ユーザ通信への影響］

なし

［応答メッセージ］

表12-1　show loggingコマンドのメッセージ一覧

メッセージ	内容
Disconnected Standby rm.	待機系RMが未実装か，または待機系RMへのアクセスに失敗しました。
Can't execute.	その他の要因でコマンドを実行できません。
Can't execute log command of standby RM because standby RM is not ready.	待機系RMが末実装か，または待機系RMへのアクセスに失敗しました。待機系RMの状態を確認してください。

［注意事項］

• 運用ログは最新のメッセージまたはオペレーションから時間的に降順に表示します。したがって，最新の情報が最初に表示されます。ただし，RMのリブート要因ログはRMの起動ログのあとに収集され時刻はRMの起動ログより前になります。また，同時に発生するログの場合，時間的な降順が逆転する場合があります。
• 種別ログではイベントごとに最初に発生した順に収集しますが，発生したイベントは同一種別ごとに情報を集約するため，コマンドでの表示順序は必ずしもイベントの発生順とはなりません。

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