運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
RPボードを一時的に運用状態から閉塞状態に設定します。これによってRPボードを活栓挿抜することができます。
[入力形式]
close [-f] rp <RP No.>
[パラメータ]
- -f
- 本パラメータを指定した場合,確認メッセージなしでコマンドを実行します。
- rp <RP No.>
- 閉塞状態にするRP番号を指定します。指定できるRP番号の値の範囲は,「1.3 本書の記述について (3) [パラメータ]」を参照してください。
[使用者レベル]
一般ユーザ
[実行例]
RP 0を閉塞状態にする。
close rp 0確認メッセージが表示されます。
close rp 0 OK? (y/n):ここで‘y’を入力するとRP 0が閉塞状態になります。
[ユーザ通信への影響]
あり
[応答メッセージ]
表11-1 close rpコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容・対策 Illegal RP -- <RP No.>. RP番号が範囲外です。<RP No.> RP番号 RP <RP No.>:administratively closed. 指定RPをクローズしました。<RP No.> RP番号 RP <RP No.> is disconnected. 指定RPは実装されていません。<RP No.> RP番号 RP <RP No.> is already closed. 指定RPはclose状態です。<RP No.> RP番号 RP <RP No.> is locked. 指定RPがLOCK状態です。<RP No.> RP番号 Socket open error. ソケットの生成に失敗しました。 Can't accept command (system is busy). (システムビジーのため)コマンドは受け付けられません。 Can't execute. その他の要因で実行できません。 Can't execute this command in standby rm. このコマンドは待機系RM上では実行できません。
[注意事項]
- 本コマンドを使用してもメモリ上に記憶された運用構成定義情報は変更されません。
- 本コマンド実行後に装置を再起動した場合は閉塞状態は解除されます。
- 本コマンドで閉塞状態にしたRPボードを運用状態に戻す場合はfree rpを使用します。
また活栓挿抜後に運用を再開する場合にもfree rpコマンドを使用します。
- RPを閉塞状態にすると,そのRPに実装しているNIFやLineも閉塞状態になります。
- OC-3c/STM ATMのNIFを実装しているRPを指定すると,定義したNIFのT/R LEDが点灯します。コマンドの機能は正常に終了します。
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