運用コマンドレファレンス Vol.1

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killuser

[機能]

ログイン中のユーザを,強制的にログアウトさせます。

[入力形式]

killuser <login no>

[パラメータ]

<login no> … 強制ログアウト対象のログイン番号を指定します。ログイン番号はshow sessionsコマンドで確認することができます。

[使用者レベル]

一般ユーザ

[実行例]

show sessionsコマンドによってログアウトさせたいユーザのログイン番号を調べます。ログイン番号を指定して本コマンドを実行します。

[図データ]

[ユーザ通信への影響]

あり

[応答メッセージ]

killuserコマンドのコマンド応答メッセージを「表3-5 killuserコマンドのメッセージ一覧」に示します。

表3-5 killuserコマンドのメッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute this command in standby rm. このコマンドは待機系RMで実行できません。
no user(UserName) そのユーザはいません。
invalid Login-No: LoginNo 指定したログイン番号が不正です。
kill myself? 自分自身を強制ログアウトすることはできません。
different user. 自分以外のユーザを強制ログアウトできません。

[注意事項]

  1. 本コマンドはログイン中に起きたネットワーク障害,端末障害などによってログイン状態になったままのログインユーザを強制ログアウトするために用意されたコマンドです。通常のログアウトにはlogoutまたはexitを使用し,緊急時以外には使用しないでください。なおログイン状態になったままでも自動ログアウト機能によってログアウトします。
  2. 強制ログアウトの対象に自分自身は指定できません。指定した場合はエラーとなります。例えば上記実行例の場合,”kikuchi”でコンソールログイン後,killuser 0は実行できません。
  3. 強制ログアウトの対象がルータ管理者の場合,そのルータ管理者がログインで使用したユーザ名と同じ名称でログインしたユーザだけが実行できます。よってルータ管理者のログイン番号を強制ログアウトする場合は,すでにルータ管理者となっているログインユーザ名で再ログイン後,本コマンドで該当ログイン番号を指定し強制ログアウトしてください。上記実行例の場合ログイン番号2の”shimizu”はkilluser 1をすることができますが,ログイン番号3の”kikuchi”はkilluser 1をすることができません。
  4. コマンドの実行結果の表示中に,ケーブル抜けなどの障害が発生した場合,強制ログアウトができない場合があります。この場合,障害が回復したあと,強制ログアウトされます。また障害が回復しない場合はTCPプロトコルのタイムアウト後に強制ログアウトされます。TCPプロトコルのタイムアウト時間は回線速度や回線品質によって変化しますが,おおむね10分でタイムアウトします。
  5. コンソールから本コマンドを実行した場合だけ,他ログインユーザに対しても強制ログアウトすることができます。

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