構成定義コマンドレファレンス Vol.2
IPXルーティングのルータシステム動作情報を設定します。
[入力モード]
グローバルコンフィグモード
[入力形式]
- 情報の設定
- ipx { no | yes }
- ipx watchdog_spoofing_interval <Minute>
- ipx watchdog_forwarding_interval <Minute>
- 情報の削除
- delete ipx
- 情報の表示
- show ipx
[サブコマンド入力形式]
なし
[モード階層]
なし
[パラメータ]
- { no | yes }
- 本装置でIPXルーティングを有効(yes)にするか無効(no)にするかを設定します。本設定が無効の場合は,本装置はIPXルーティングの動作を全く実施しませんので注意してください。ただし,PPP使用インタフェース上にipx-interfaceが設定されている場合,yes/noにかかわらず該当インタフェースでIPXCPは動作します。
- 本パラメータ省略時の初期値
no
- watchdog_spoofing_interval <Minute>
- サーバから本装置を経由して別ネットワークのクライアントに対する接続確認を行うウォッチドッグパケットを本装置が周期的に代理応答を行う時間間隔(分)を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
初期値は60です。
- 値の設定範囲
<Minute>に1〜1440(10進数)を指定します。
- watchdog_forwarding_interval <Minute>
- 本装置がウォッチドッグパケットを周期的に代理応答する場合に,代理応答を行わずウォッチドッグパケットを中継する時間間隔(分)を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
初期値は20です。
- 値の設定範囲
<Minute>に1〜1440(10進数)を指定します。
[サブコマンド]
なし
[入力例]
- 情報の設定
IPXルーティング動作をEnableに設定しウォッチドッグ代理応答の各種タイミングを設定します。
(config)# ipx yes (config)# ipx watchdog_spoofing_interval 10 (config)# ipx watchdog_forwarding_interval 4 (config)#- 情報の変更
IPXルーティング動作をDisableに変更します。
(config)# ipx no (config)#- 設定情報の表示
定義の内容表示。
(config)# show ipx ipx yes ipx watchdog_spoofing_interval 10 ipx watchdog_forwarding_interval 15 (config)#- 情報の削除
(config)# delete ipx (config)#- パラメータの削除
watchdog_spoofing_intervalを削除します。
(config)# show ipx ipx yes ipx watchdog_spoofing_interval 10 ipx watchdog_forwarding_interval 15 (config)# delete ipx watchdog_spoofing_interval (config)# show ipx ipx yes ipx watchdog_forwarding_interval 15 (config)#
[関連コマンド]
なし
[注意事項]
IPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報の変更を行い,applyコマンドを実行していない場合,本コマンドを入力するとコマンドの実行前にapplyコマンドを自動で実行し,変更したIPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報が運用に反映されます。
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