構成定義コマンドレファレンス Vol.1

[目次][索引][前へ][次へ]


externalpeeras(bgp4+モード)

[入力モード]

bgp4+モード

[入力形式]

ピアグループ情報(外部ピア)の設定
externalpeeras <As>
 >>移行モード:bgp4+ externalpeeras

ピアグループ情報(外部ピア)の削除
delete externalpeeras <As>

[サブコマンド入力形式]

ピアグループ情報の設定
confederation
lcladdr <Host Address>
local-as <As>
med
remove-private-as
as-override
policygroup <No>
[graceful-restart [restart-time <seconds> ] [stale-routes-retain-time <seconds> ]]
peer <Host Address>
 >>移行モード:bgp4+ externalpeeras peer

ピアグループ情報の削除
delete confederation
delete lcladdr
delete local-as
delete med
delete remove-private-as
delete as-override
delete policygroup
delete graceful-restart [restart-time <seconds> ] [stale-routes-retain-time <seconds> ]
delete peer <Host Address>

[モード階層]

bgp4+
 ├─ bgp4+ externalpeeras
 │    └─ bgp4+ externalpeeras peer
 ├─ bgp4+ internalpeeras
 │    └─ bgp4+ internalpeeras peer
 └─ bgp4+ routingpeeras
       └─ bgp4+ routingpeeras peer

[パラメータ]

<As>
ピアのAS番号を指定します。コンフィデレーション構成でのメンバーAS間のピアでは,ピアのメンバーAS番号を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    なし(省略不可)
  2. 値の設定範囲
    <As>に1〜65534(10進数)を指定します。

[サブコマンド]

confederation
ピアグループ内のピアがコンフィデレーション構成におけるメンバーAS間のピアであることを指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    ピアグループ内のピアを外部ピアとして取り扱います。
  2. 値の設定範囲
    なし

lcladdr <Own IPv6 Address>
ピアとのBGP4+セッションで使用する自側のIPv6アドレスを指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    インタフェースアドレスから自動選択します。
  2. 値の設定範囲
    <Own IPv6 Address>にIPv6アドレス(コロン記法,およびホスト名称)を指定します。指定可能なアドレスはIPv6グローバルアドレス,IPv6サイトローカルアドレスです。

local-as <As>
外部ピアとのピアリングで使用するIPv6自AS番号を指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    グローバルの自AS番号(autonomoussystemまたはautonomoussystem6コマンドで設定した値)をIPv6自AS番号として使用します。
  2. 値の設定範囲
    <As>に1〜65534(10進数)を指定します。

med
外部ピアから受信した経路情報のMED属性による経路選択を取り込むかどうかを指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    MED属性を取り込みません。
  2. 値の設定範囲
    なし

remove-private-as
プライベートAS番号だけで構成されたASPATH属性を持つ経路情報を外部ピアに広告時,プライベートAS番号を取り除き広告することを指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    プライベートAS番号を通常のAS番号として取り扱います。
  2. 値の設定範囲
    なし

as-override
ASPATH属性内のパスタイプAS_SEQUENCEの先頭のAS番号を自AS番号に上書きし,外部ピアに広告することを指定します。なお,先頭のAS番号が同一AS番号で連続する場合は,連続するすべてのAS番号を上書きします。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    通常のASPATH属性として取り扱います。
  2. 値の設定範囲
    なし

policygroup <No>
複数のピアグループをグループ化し,同一のポリシー(importフィルタ,exportフィルタ)を割当てる場合に指定します。同一のグループには,同じポリシーグループ番号(<No>)を割当てます。本サブコマンドで指定した番号と同一の番号を持つimportフィルタ,およびexportフィルタが当該ピアグループのポリシーとして適用されます。本サブコマンドは外部ピア,およびメンバーAS間ピアでだけ使用できます。なお,本サブコマンドを指定したピアでは,as単位指定およびpeer単位指定のエキスポート・フィルタは無効となります。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    個別のポリシーを適用します。
  2. 値の設定範囲
    <No>に1〜16(10進数)を指定します。

graceful-restart
グレースフル・リスタート機能を使用するかどうかを指定します。レシーブルータ機能だけ使用できます。本サブコマンドの指定がある場合だけピアに対してグレースフル・リスタート機能のネゴシエーションを行います。本サブコマンドは外部ピアだけ有効です。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    グレースフル・リスタート機能を取り扱いません。
  2. 値の設定範囲
    なし

restart-time <seconds>
レシーブルータ用のパラメータです。隣接ルータがグレースフル・リスタートしてからピアが再接続するまでの最大時間(秒)を指定します。最大時間内にピアと再接続できなかった場合,該当ピアから受信した経路を削除します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    初期値は120です。
  2. 値の設定範囲
    <seconds>に1〜3600(10進数)を指定します。

stale-routes-retain-time <seconds>
レシーブルータ用のパラメータです。隣接ルータがグレースフル・リスタートしてから古い経路を保持する最大時間(秒)を指定します。最大時間内にピアから経路を再度受信できなかった場合,該当経路を削除します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    初期値は300です。
  2. 値の設定範囲
    < seconds>に1〜3600(10進数)を指定します。

peer <Host Address>
ピアを指定します。本サブコマンドを入力後,bgp4+ externalpeeras peerモードに移行します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    なし(省略不可)
  2. 値の設定範囲
    <Host Address>にIPv6アドレス(コロン記法)およびホスト名称を指定します。IPv6リンクローカルアドレスを指定する場合は,形式「<IPv6 LinkLocal Address>%<Interface Name>」で指定します。
    メンバーAS間ピア,内部ピアおよびルーティングピア指定時にはIPv6リンクローカルアドレスを指定できません。

[入力例]

「bgp4+」の[入力例]を参照してください。

[注意事項]

  1. router config_update autoが定義されていない時に本コマンドを使用し構成定義情報の変更を行った場合は,applyコマンドを投入してください。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

Copyright (c)2005 ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.