構成定義ガイド
- <この項の構成>
- (1) 構成定義コマンドの入力
- (2) deleteコマンドによるサブコマンド定義の削除
- (3) 入力コマンドのチェック
- (4) 構成定義情報削除の確認メッセージ
delete,insertコマンドを使用して回線(Line)情報,回線プロトコル情報,IPルーティングプロトコル情報などの構成定義情報を編集します。構成定義情報の編集例を次の図に示します。
図3-12 構成定義情報の編集例
(config)# line Department1 ethernet 0/0 … NIF0/Line0にイーサネットを定義 [line Department1] (config)# ip 192.168.0.1 mask 255.255.255.0 …IPアドレスを定義 [line Department1] (config)#
構成定義編集にて各構成定義情報の定義をサブコマンド単位で削除する場合,deleteコマンドにサブコマンドを指定することで実現できます。ただし,1回の入力で指定できるサブコマンドは一つです。ルータ構成定義情報(router)のlocation定義を削除する場合の例を次の図に示します。
図3-13 ルータ構成定義情報(router)のlocation定義の削除例
(config)# delete router location (config)#
構成定義情報を入力すると,入力された構成定義情報の正常性チェックが直ちに行われます。エラーがない場合には「図3-14 正常入力時の出力」に示すようにプロンプトが表示され,コマンドの入力待ちになります。メモリ上の運用構成定義情報を編集中の場合は,変更した内容は直ちに運用に使用されます。
エラーがある場合には「図3-15 異常入力時のエラーメッセージ出力」に示すように,入力したコマンドの行の下にエラーの内容を示したエラーメッセージが表示されます。この場合,入力した構成定義情報は反映されないため,入力の誤りを正して再度入力してください。
図3-14 正常入力時の出力
(config)# line TokyoOsaka serial 1/0 … NIF1/LINE0にSerialを定義 [line TokyoOsaka] (config)# line_speed64 [line TokyoOsaka] (config)#図3-15 異常入力時のエラーメッセージ出力
(config)# line TokyoOsaka [line TokyoOsaka] (config)# ip desitonation_ip_address 192.168.1.2 [line TokyoOsaka] (config)# ip 192.168.0.1 mask 255.255.255.9 Invalid address mask. ………………………………………… エラーメッセージ表示 [line TokyoOsaka] (config)# ip 192.168.0.1 mask 255.255.255.0 [line TokyoOsaka] (config)#
構成定義情報を削除する場合,削除してよいかどうかの確認メッセージが出ます。ここで,”y”を入力すると構成定義情報が削除されます。”y”以外を入力すると削除されません。この確認メッセージはpromptコマンドによって確認する,しないを切り替えることができます。確認メッセージを出ないようにしている場合,構成定義情報の削除を行うと直ちに削除されますのでご注意ください。promptコマンドを使用した例を次の図に示します。
図3-16 promptコマンドの使用例
(config)# line Department1 ethernet 0/0 [line Department1] (config)# exit (config)# line TokyoOsaka ethernet 0/1 [line TokyoOsaka] (config)# exit (config)# delete line Department1 …………………… Line(Department1)を削除 Are you sure? (y/n): y …………………………………… 確認メッセージの表示 (config)# prompt off ……………………………………… 確認メッセージなしを指定 (config)# delete line TokyoOsaka ……………………… Line(TokyoOsaka)を削除 (config)#
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