構成定義ガイド
構成定義情報ファイルの種類には,装置の立ち上げ時に用いる現用構成定義情報ファイル,世代管理のための一時保存構成定義情報ファイル,運用に使用しない予備構成定義情報ファイルがあります。それぞれの概要を次に説明します。
- <この節の構成>
- (1) 現用構成定義情報ファイル
- (2) 一時保存構成定義情報ファイル
- (3) 予備構成定義情報ファイル
本装置の電源を入れた場合にメモリ上に読み出され,定義された内容に従って運用を開始します。現用構成定義情報ファイルは/config/router.cnfに格納されています。
なお,現用構成定義情報ファイルは,誤操作によるファイル破壊を防止するために,直接編集することはできません。メモリ上に読み出された構成定義情報(運用構成定義情報と呼びます)を編集したあとにsaveコマンドを使用することで,現用構成定義情報ファイルが更新されます。
運用中に構成定義情報を変更し,MCに格納した場合,編集前の現用構成定義情報ファイルを一時保存構成定義情報ファイルとして保存します。一時保存構成定義情報ファイルは/config.cache/cache.cnfに格納されています。
保存される一時保存構成定義情報ファイルは一世代分のため,複数の世代管理を行いたい場合は予備構成定義情報ファイルとして保存してください。また,一時保存構成定義情報ファイルを直接編集することはできません。
現用構成定義情報ファイル,メモリ上に記憶された運用構成定義情報のバックアップ,あるいは将来のネットワークの変更に備えた編集用構成定義情報ファイルとして使用します。なお,予備構成定義情報ファイルの内容を変更しても運用には使用されません。
予備構成定義情報ファイルはMCに余裕があれば複数作成できます。現用構成定義情報ファイル格納ディレクトリ(/config)や一時保存構成定義情報ファイル格納ディレクトリ(/config.cache)に予備構成定義情報ファイルを格納することはできません。予備構成定義情報ファイルはログインユーザのホームディレクトリ,または共用ディレクトリ(/usr/home/share)に作成してください。
Copyright (c)2005 ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.