コンフィグレーションガイド Vol.1


4.1.2 運用端末の接続形態

運用端末の接続形態ごとの特徴を次の表に示します。

表4‒2 運用端末の接続形態ごとの特徴

運用機能

シリアル

通信用ポート

接続運用端末

コンソール

リモート運用端末

遠隔からのログイン

不可

本装置から運用端末へのログイン

不可

アクセス制御

なし

あり

コマンド入力

ファイル転送方式

zmodem手順

ftp

IP通信

不可

IPv4およびIPv6

SNMPマネージャ接続

不可

コンフィグレーション設定

不要

必要

〈この項の構成〉

(1) シリアル接続ポート

シリアル接続ポートには運用端末としてコンソールを接続します。コンフィグレーションの設定なしに本ポートを介してログインできるので,初期導入時には本ポートからログインし,初期設定を行えます。

(2) 通信用ポート

通信用ポートを経由して,遠隔のリモート運用端末からの本装置に対するログインやSNMPマネージャによるネットワーク管理ができます。このポートを経由してtelnet,ssh,ftpなどによって本装置へログインするためには,本装置のコンフィグレーションでIPアドレスおよびリモートアクセスの設定をする必要があります。