show ipv6 mld interface
MLDインタフェース情報を表示します。
[入力形式]
show ipv6 mld [vrf {<vrf id> | all}] interface [<interface type> <interface number>] [detail]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- vrf {<vrf id> | all}
-
VRFのMLDインタフェース情報を表示します。
<vrf id>指定時は指定VRFのMLDインタフェース情報だけ,all指定時はグローバルネットワークを含む全VRFのMLDインタフェース情報を表示します。<vrf id>にはコンフィグレーションコマンドで設定されたVRF IDを指定してください。
- 本パラメータ省略時の動作
-
グローバルネットワークのMLDインタフェース情報を表示します。
- <interface type> <interface number>
-
指定したインタフェースのMLDインタフェース情報を表示します。
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
-
イーサネットインタフェース
-
イーサネットサブインタフェース
-
ポートチャネルインタフェース
-
ポートチャネルサブインタフェース
-
VLANインタフェース
- 本パラメータ省略時の動作
-
全MLDインタフェース情報を表示します。
-
- detail
-
MLDインタフェース情報を詳細形式で表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
-
MLDインタフェース情報を標準形式で表示します。
- すべてのパラメータ省略時の動作
-
グローバルネットワークの全MLDインタフェース情報を標準形式で表示します。
[実行例]
> show ipv6 mld interface Date 20XX/04/21 12:10:10 UTC Total: 2 interfaces Interface Version Flags Querier Expires Group Count Notice Eth1/11 2 F fe80::10 02:30 2 Eth1/12 1 - This system - 1 > |
> show ipv6 mld interface detail Date 20XX/04/21 12:10:10 UTC Total: 2 interfaces Interface Version Flags Querier Expires Group Count Notice Eth1/11(fe80::20) 2 F fe80::10 02:30 2 Eth1/12(fe80::30) 1 - This system - 1 > |
[表示説明]
表示項目 |
表示内容 |
表示詳細情報 |
---|---|---|
警告情報 |
注意表示 |
"Notice: Showing the MLD interface information on standby system." 待機系で本コマンドを実行した場合に表示します。 |
警告表示 |
"Warning: MLD requests will be suspended because of the limit on the number of MLD hosts." ホストトラッキング機能使用時に,VRF単位での受信者数超過によってMLD Reportメッセージを廃棄した場合に表示します。 |
|
VRF |
VRF ID |
対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 |
Total |
全インタフェース数 |
− |
Interface |
インタフェース名 |
− |
Version |
MLDバージョン情報 |
1:MLDv1 2:MLDv2 (2):MLDv2 only |
Flags |
フラグ |
MLDインタフェースの状態
|
Querier |
QuerierのIPv6アドレス |
該当インタフェースがダウン状態の場合は"-"と表示します。 本装置がQuerierの場合は"This system"と表示します。 |
Expires |
Querierのエージングタイマ(残時間) |
xx:yy xx(分)yy(秒) 60分以上は"1hour","2hours"・・・ ただし,24時間以上は"1day","2days"・・・と表示します。 本装置がQuerierの場合は"-"と表示します。 |
Group Count |
参加マルチキャストグループ数 |
− |
Notice |
警告情報 |
本情報は事象発生後,MLD Query(General Query)メッセージの送信または受信を2回行うまでの間は,本コマンド実行時に表示します。 |
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
A program error occurred. Retry the command. (error = <error message>) |
プログラムエラーが発生しました。コマンドを再実行してください。 <error message>:エラー部位 |
MLD is not active in the specified interface. (interface = <interface name>) |
MLDが設定されていないインタフェースが指定されました。インタフェース名を確認してください。 <interface name>:指定されたインタフェースに付与するインタフェース名 |
MLD is not active in the specified VRF. (VRF ID = <vrf id>) |
MLDが設定されていないVRFが指定されました。 <vrf id>:VRF ID |
The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. |
このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。 |
The connection with the IPv6 multicast routing program failed. |
IPv6マルチキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。 IPv6マルチキャストルーティング機能を有効にしたにもかかわらずこのメッセージが出るときは,コマンドを再実行またはコンフィグレーションを確認してください。 |
The specified interface type is incorrect. |
指定した<interface type>が不正です。指定パラメータを確認して再実行してください。 |
[注意事項]
なし