show ip pim interface
IPv4 PIMインタフェース情報を表示します。
[入力形式]
show ip pim [vrf {<vrf id> | all}] interface [<interface type> <interface number>] [detail]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- vrf {<vrf id> | all}
-
VRFのIPv4 PIMインタフェース情報を表示します。
<vrf id>指定時は指定VRFのIPv4 PIMインタフェース情報だけ,all指定時はグローバルネットワークを含む全VRFのIPv4 PIMインタフェース情報を表示します。<vrf id>にはコンフィグレーションコマンドで設定されたVRF IDを指定してください。
- 本パラメータ省略時の動作
-
グローバルネットワークのIPv4 PIMインタフェース情報を表示します。
- <interface type> <interface number>
-
指定したインタフェースのIPv4 PIMインタフェース情報を表示します。
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
-
イーサネットインタフェース
-
イーサネットサブインタフェース
-
ポートチャネルインタフェース
-
ポートチャネルサブインタフェース
-
VLANインタフェース
- 本パラメータ省略時の動作
-
すべてのIPv4 PIMインタフェース情報を表示します。
-
- detail
-
IPv4 PIMインタフェース情報を詳細形式で表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
-
IPv4 PIMインタフェース情報を標準形式で表示します。
- すべてのパラメータ省略時の動作
-
グローバルネットワークの全IPv4 PIMインタフェース情報を標準形式で表示します。
[実行例]
> show ip pim interface Date 20XX/12/10 15:08:10 UTC Total: 2 interfaces Interface Mode Hello Nbr DR Intvl Count Address Eth1/2 sparse 30 1 This system Eth1/10 sparse 30 2 192.168.206.10 > |
> show ip pim interface detail Date 20XX/12/10 15:09:10 UTC Total: 2 interfaces Interface Mode Hello J/P DR Conf Conf GenID Flags Nbr DR Effct Effct Intvl Intvl Priority Ovrrd PropD Cnt Address Ovrrd PropD Eth1/2(10.1.2.1) sparse 30 60 10 2500 500 639eefcb B 1 10.1.2.2 3000 500 Eth1/3(10.1.3.1) sparse 30 60 110 5000 1000 1f1c0640 - 2 10.1.3.2 5000 1000 > |
> show ip pim vrf 2 interface detail Date 20XX/12/10 15:10:10 UTC VRF: 2 Total: 3 interfaces Interface Mode Hello J/P DR Conf Conf GenID Flags Nbr DR Effct Effct Intvl Intvl Priority Ovrrd PropD Cnt Address Ovrrd PropD Eth1/6(10.1.6.1) sparse 30 60 10 2500 500 3503c645 B 4 10.1.6.2 3000 500 Eth1/7(10.1.7.1) sparse 30 60 1 5000 500 42278152 - 10 10.1.7.2 5000 1000 Eth1/8(10.1.8.1) sparse 30 60 5 2500 500 29ba460b - 11 10.1.8.3 2500 500 > |
[表示説明]
表示項目 |
表示内容 |
表示詳細情報 |
---|---|---|
警告情報 |
注意表示 |
"Notice: Showing the PIM interface information on standby system." 待機系で本コマンドを実行した場合に表示します。 |
VRF |
VRF ID |
対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 |
Total |
全インタフェース数 |
− |
Interface |
インタフェース名 |
インタフェース(IPアドレス) |
Mode |
プロトコル種別 |
sparseモード |
Hello Intvl |
PIM Helloメッセージ送信周期(秒) |
− |
J/P Intvl |
PIM Join/Pruneメッセージ送信周期(秒) |
− |
DR Priority |
DRの優先度 |
本装置の該当するインタフェースのDR-Priority |
Conf Ovrrd |
LAN Prune DelayオプションのOverride Interval値(ミリ秒) |
本装置の該当インタフェースに設定されているOverride Interval値 該当インタフェースから送信するPIM Helloメッセージ(LAN Prune Delayオプション)内のOverride Intervalに格納します。 |
Conf PropD |
LAN Prune DelayオプションのPropagation Delay値(ミリ秒) |
本装置の該当インタフェースに設定されているPropagation Delay値 該当インタフェースから送信するPIM Helloメッセージ(LAN Prune Delayオプション)内のPropagation Delayに格納します。 |
GenID |
Generation ID |
本装置の該当するインタフェースのGeneration ID 該当インタフェースがダウン状態の場合は"-"と表示します。 |
Flags |
フラグ情報 |
B:本装置の該当するインタフェースにコンフィグレーションコマンドip pim bsr-borderが設定されている -:ip pim bsr-borderが未設定 |
Nbr Count / Nbr Cnt |
隣接ルータ数 |
− |
DR Address |
DRのアドレス |
該当インタフェースがダウン状態の場合は"-"と表示します。 本装置がDRの場合は"This system"と表示します。 |
Effct Ovrrd |
Effective Override Interval PIM Pruneメッセージ受信後のPIM Joinメッセージ待ち時間(ミリ秒) |
該当インタフェースに適用しているOverride Interval 該当インタフェースがダウン状態,またはOverride Interval未サポートの隣接ルータが存在する場合は"-"と表示します。 |
Effct PropD |
Effective Propagation Delay PIM Pruneメッセージ伝播遅延時間(ミリ秒) |
該当インタフェースに適用しているPropagation Delay 該当インタフェースがダウン状態,またはPropagation Delay未サポートの隣接ルータが存在する場合は"-"と表示します。 |
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
A program error occurred. Retry the command. (error = <error message>) |
プログラムエラーが発生しました。コマンドを再実行してください。 <error message>:エラー部位 |
PIM is not active in the specified interface. (interface = <interface name>) |
PIMが設定されていないインタフェースが指定されました。インタフェース名を確認してください。 <interface name>:指定されたインタフェースに付与するインタフェース名 |
PIM is not active in the specified VRF. (VRF ID = <vrf id>) |
PIMが設定されていないVRFが指定されました。 <vrf id>:VRF ID |
The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. |
このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。 |
The connection with the IPv4 multicast routing program failed. |
IPv4マルチキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。 IPv4マルチキャストルーティング機能を有効にしたにもかかわらずこのメッセージが出るときは,コマンドを再実行またはコンフィグレーションを確認してください。 |
The specified interface type is incorrect. |
指定した<interface type>が不正です。指定パラメータを確認して再実行してください。 |
[注意事項]
なし