運用コマンドレファレンス Vol.3


dump protocols unicast

ユニキャストルーティングプログラムで採取している制御情報をファイルへ出力します。

[入力形式]

dump protocols unicast { all | trace | table }

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

all

イベントトレース情報および制御テーブル情報をファイルへ出力します。

trace

ユニキャストルーティングプログラムで採取しているイベントトレース情報をファイルへ出力します。

table

ユニキャストルーティングプログラムで使用している制御テーブル情報をテキスト化し圧縮してファイルへ出力します。

[実行例]

図12‒6 イベントトレース情報および制御テーブル情報の出力
> dump protocols unicast all
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表12‒10 dump protocols unicastコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

A program error occurred. Retry the command. (error = <error message>)

プログラムエラーが発生しました。コマンドを再実行してください。

<error message>:エラー部位

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The unicast routing program (rtm) is not running.

ユニキャストルーティングプログラムが起動していないため,コマンドが失敗しました。

ユニキャストルーティングプログラムの再起動を待って,コマンドを再実行してください。

[注意事項]

  1. 指定ファイルがすでに存在する場合は無条件で上書きするため,必要に応じてファイルをあらかじめバックアップしておいてください。出力先およびファイル名は次のとおりです。

    • ディレクトリ:/usr/var/rtm/

    • ファイル名:rt_trace

    • ファイル名:rt_dump.gz