show ipv6 neighbors
NDP情報を表示します。
[入力形式]
show ipv6 neighbors [{active | standby}] show ipv6 neighbors interface <interface type> <interface number> [{active | standby}] show ipv6 neighbors vrf {<vrf id> | all} [{active | standby}] show ipv6 neighbors summary
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- {active | standby}
-
- active
-
二重化で運用している場合に,運用系BCUのNDP情報を表示します。
- standby
-
二重化で運用している場合に,待機系BCUのNDP情報を表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
-
activeを指定した場合と同等の動作となります。
- interface <interface type> <interface number>
-
指定したインタフェースのNDP情報を表示します。
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
-
イーサネットインタフェース
-
イーサネットサブインタフェース
-
ポートチャネルインタフェース
-
ポートチャネルサブインタフェース
-
VLANインタフェース
-
マネージメントポート
-
- vrf {<vrf id> | all}
-
指定したVRFのNDP情報を表示します。<vrf id>指定時は指定VRFだけ,all指定時はグローバルネットワークを含めた全VRFのNDP情報を表示します。<vrf id>にはコンフィグレーションコマンドで設定されたVRF IDを指定してください。
- summary
-
グローバルネットワークを含めた全VRFのNDP情報の概要を表示します。
- すべてのパラメータ省略時の動作
-
グローバルネットワークのすべてのインタフェースに登録されたNDP情報を表示します。二重化で運用している場合は,運用系BCUのNDP情報を表示します。
[実行例]
>show ipv6 neighbors vrf all Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC VRF: global Total: 5 entries Neighbor Linklayer Address Netif Expire S Flgs P 2001:db8:811:10:260:1dff:fe22:f298 0012.e222.f298 Eth2/3 permanent R 2001:db8:811:10:2a0:c9ff:fe6b:8e1b 0012.e26b.8e1b Eth3/5 9m24s R R 2001:db8:811:20:3a0:c9ff:fe6b:8e23 0012.e277.8e23 Eth2/4 Extra-VRF fe80::260:1dff:fe22:f298%Eth2/3 0012.e222.f298 Eth2/3 permanent R fe80::2a0:c9ff:fe6b:8e1b%Eth3/5 0012.e26b.8e1b Eth3/5 expired S R VRF: 2 Total: 3 entries Neighbor Linklayer Address Netif Expire S Flgs P 2001:db8:811:20:3a0:c9ff:fe6b:8e23 0012.e277.8e23 Eth2/4 7m22s R R 2001:db8:811:30:4a0:c9ff:fe6b:8e23 0012.e277.8e23 Eth3/4 Extra-VRF fe80::260:1dff:fe23:f301%Eth2/4 0012.e277.f223 Eth2/4 expired S R VRF: 3 Total: 2 entries Neighbor Linklayer Address Netif Expire S Flgs P 2001:db8:811:30:4a0:c9ff:fe6b:8e23 0012.e277.8e23 Eth3/4 7m22s R R fe80::260:1dff:fe24:f401%Eth3/4 0012.e269.f245 Eth3/4 expired S R > |
>show ipv6 neighbors summary Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Total : 15 VRF Limit Entries Extra-VRF global unlimit 10 5 2 1000 5 5 3 unlimit 0 0 |
[表示説明]
表示項目 |
表示内容 |
表示詳細情報 |
---|---|---|
VRF |
VRF ID |
VRF ID global:グローバルネットワーク |
Total |
合計エントリ数 |
NDPテーブルエントリの使用数 |
Neighbor |
Next Hop IPアドレス |
− |
Linklayer Address |
MACアドレス |
隣接装置のMACアドレス (incomplete):アドレス未解決 |
Netif |
インタフェース名 |
自装置のインタフェース名 |
Expire |
エントリタイプ |
XXmXXs:エントリ残有効期限(分秒) permanent:常設エントリ expired:有効期限超過エントリ Extra-VRF:ほかのVRFからインポートしたエントリ |
S |
ステータス情報 |
I:Incomplete R:Reachable S:Stale D:Delay P:Probe |
Flgs |
エントリ情報 |
R:Router P:Proxy S:Static |
P |
プローブ回数 |
1,2,3 |
表示項目 |
表示内容 |
表示詳細情報 |
---|---|---|
Total |
合計エントリ数 |
全VRFのNDPテーブルエントリの使用数 |
VRF |
VRF ID |
VRF ID global:グローバルネットワーク |
Limit |
上限数 |
VRFごとのNDP上限数 unlimit:上限数の設定なし |
Entries |
エントリ数 |
VRFごとのNDPテーブルエントリの使用数 (Extra-VRFを含む) |
Extra-VRF |
エントリ数 |
ほかのVRFからインポートしたNDPテーブルエントリの使用数 |
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
The command cannot be executed in the standby system. |
このコマンドは待機系では実行できません。 |
The command cannot be executed. Try again. |
コマンドを実行できません。再実行してください。 |
The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. |
このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。 |
The specified interface does not exist. |
指定したインタフェースは存在しません。指定パラメータを確認して再実行してください。 |
The specified interface type is incorrect. |
指定した<interface type>が不正です。指定パラメータを確認して再実行してください。 |
The specified VRF does not exist. |
指定したVRFは存在しません。指定パラメータを確認して再実行してください。 |
The standby system does not exist. |
待機系BCUが接続されていないにもかかわらずstandbyパラメータが指定されました。 |
There is no NDP entry. |
NDP情報が存在しません。 |
[注意事項]
-
待機系BCUのNDP情報は運用系BCUのNDP情報と同期して生成,削除され,有効期限およびステータス情報の管理をしません。このため,有効期限やステータス情報などの付加情報は表示されません。
-
ほかのVRFから経路をインポートしている場合,ほかのVRFのNDP情報がインポートされることがあります。インポートされたNDP情報は,通常のNDP情報と同様に1エントリ分のリソースを消費し,本コマンドでExpireフィールドにExtra-VRFと表示されます。