運用コマンドレファレンス Vol.1


show port

搭載されたNIFのイーサネットポートの情報を一覧表示します。

[入力形式]

show port [<port list>]
show port statistics [<port list>] [{up | down}] [discard]
show port transceiver [<port list>] [detail]
show port vlan [<port list>] [{access | trunk | tunnel}]
show port track-target [<port-list>] [{name <track name> | id <track id>}]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<port list>

指定ポート番号(リスト形式)に関するイーサネットポートの情報を一覧表示します。<port list>の指定方法および値の指定範囲については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

本パラメータ省略時の動作

すべてのポートに関するイーサネットの情報を一覧表示します。

statistics

搭載されたNIFのポートの送受信パケット数および廃棄パケット数を表示します。

{up | down}
up

ポート状態が正常動作中(up)となっているポートの情報を表示します。

down

ポート状態が正常動作中(up)以外となっているポートの情報を表示します。正常動作中(up)以外の状態を次に示します。

  • 回線障害中:down

  • 初期化中,オートネゴシエーション中:init

  • 障害中:fault

  • inactivateコマンドによる運用停止状態:inact

  • コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態:dis

  • トラッキング連携による運用停止状態:distrack

  • リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態:standby

  • SFUの運用枚数不足,PSU初期化中,またはNIFが運用系として稼働中以外のためポート起動を抑止している状態:suspend

  • 未使用(コンフィグレーション未設定):unused

  • 搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致:mismatch

本パラメータ省略時の動作

条件を限定しないで,情報を表示します。

discard

廃棄パケット数が1以上の値となっているポートの情報だけ表示します。

本パラメータ省略時の動作

条件を限定しないで,情報を表示します。

transceiver

トランシーバ搭載有無,種別,識別情報を一覧表示します。

本パラメータでトランシーバ個々の識別情報を確認できます。

detail

詳細なトランシーバ情報を表示します。

本パラメータ省略時の動作

通常のトランシーバ情報を表示します。

vlan

ポートのVLAN情報を表示します。

{access | trunk | tunnel}
access

アクセスポートのVLAN情報を表示します。

trunk

トランクポートのVLAN情報を表示します。

tunnel

トンネリングポートのVLAN情報を表示します。

本パラメータ省略時の動作

全種類のポートのVLAN情報を表示します。

track-target

ポートのトラッキング連携情報を表示します。

{name <track name> | id <track id>}
name <track name>

指定したトラック名とトラッキング連携しているポートだけを表示します。<track name>にはコンフィグレーションコマンドで設定された名前を指定してください。

id <track id>

指定したトラックIDとトラッキング連携しているポートだけを表示します。<track id>に指定できる値の範囲については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

本パラメータ省略時の動作

すべてのポートのトラッキング連携情報を表示します。

すべてのパラメータ省略時の動作

搭載されたNIFの全イーサネットポートの情報を一覧表示します。

[実行例1]

図22‒11 ポートのリンク情報一覧表示の実行結果画面例
> show port
Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC
Port Counts: 12
Port  Status   Speed           Duplex     FCtl FrLen Description
 1/1  up       1000BASE-SX     full(auto) off  1518  server 100
 1/2  up       1000BASE-SX     full       on   1518  server 101 
 1/3  dis      1000BASE-SX     full(auto) -    -     server 102
 1/4  inact    1000BASE-SX     full(auto) -    -     -
 1/5  down     1000BASE-SX     full(auto) -    -     -
 1/6  up       1000BASE-SX     full(auto) off  9596  test lab area network 001
 1/7  down     1000BASE-SX     full(auto) -    -     -
 1/8  inact    -               -          -    -     -
 1/9  up       1000BASE-SX     full(auto) off  1518  -
 1/10 up       1000BASE-SX     full(auto) off  1518  -
 1/11 up       1000BASE-SX     full(auto) off  1518  -
 1/12 up       1000BASE-SX     full(auto) off  1518  test lab area network 002 (The laboratory at the 12th floor.)
>

[実行例1の表示説明]

表22‒17 ポートのリンク情報一覧の表示内容

表示項目

表示内容

表示詳細情報

Port Counts

対象ポート数

Port

ポート

NIF番号/ポート番号

Status

ポート状態

up:運用中(正常動作中)

down:運用中(回線障害発生中)

init:初期化中またはネゴシエーション確立待ち(オートネゴシエーション機能が動作中)

fault:障害中

inact:

 ・inactivateコマンドによる運用停止状態

 ・スパニングツリーのBPDUガード機能によるinactive状態

 ・L2ループ検知によるinactive状態

 ・IEEE802.3ah OAMを用いたUDLDの片方向リンク障害またはループ検出によるinactive状態

 ・ストームコントロールによるinactive状態

dis:コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態

distrack:トラッキング連携による運用停止状態

standby:リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態

suspend:次の要因でポートの起動を抑止している状態

 ・SFUの運用枚数不足

 ・PSU初期化中

 ・NIFが運用系として稼働中以外

unused:未使用(コンフィグレーション未設定)

mismatch:搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致

Speed

回線速度

接続インタフェースまたは略称を表示します。

10BASE-T:10BASE-T

100BASE-TX:100BASE-TX

1000BASE-T:1000BASE-T

1000BASE-LX:1000BASE-LX

1000BASE-SX:1000BASE-SX

1000BASE-SX2:1000BASE-SX2

1000BASE-LH:1000BASE-LH

1000BASE-BX10-D:1000BASE-BX10-D

1000BASE-BX10-U:1000BASE-BX10-U

1000BASE-BX40-D:1000BASE-BX40-D

1000BASE-BX40-U:1000BASE-BX40-U

10GBASE-SR:10GBASE-SR

10GBASE-LR:10GBASE-LR

10GBASE-ER:10GBASE-ER

10GBASE-ZR:10GBASE-ZR

40GBASE-SR4:40GBASE-SR4

40GBASE-LR4:40GBASE-LR4

100GBASE-SR4:100GBASE-SR4

100GBASE-CWDM4:100GBASE-CWDM4

100GBASE-LR4:100GBASE-LR4

100GBASE-4WDM:100GBASE-4WDM-40

-:回線速度が不明(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tのオートネゴシエーション設定時で,Statusがup以外の場合,Statusがinit,fault,またはunusedの場合,トランシーバ状態がconnect以外の場合,本表示となります。)

Duplex

全二重/半二重

full:全二重

full(auto):全二重(オートネゴシエーションによる)

half:半二重

half(auto):半二重(オートネゴシエーションによる)

-:Duplexが不明(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tのオートネゴシエーション設定時で,Statusがup以外の場合,Statusがinit,fault,またはunusedの場合,トランシーバ状態がconnect以外の場合,本表示となります。)

FCtl

フローコントロール

on:フローコントロール有効

off:フローコントロール無効

-:Statusがup以外

FrLen

最大フレーム長

該当ポートの最大フレーム長をオクテットで表示。

最大フレーム長はMACヘッダからDATAおよびPADまでを示します。

-:Statusがup以外

Description

補足説明

descriptionコンフィグレーションの内容

descriptionコンフィグレーションを設定していない場合は"-"を表示します。

[実行例2]

図22‒12 ポートの送受信パケット数および廃棄パケット数実行結果画面例
> show port statistics
Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC
Port Counts: 12
Port  Status   Packets                   Tx                   Rx
 1/1  down     Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/2  down     Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/3  down     Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/4  down     Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/5  down     Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/6  down     Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/7  down     Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/8  down     Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/9  down     Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/10 inact    Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/11 dis      Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
 1/12 inact    Ucast                      0                    0
               Mcast                      0                    0
               Bcast                      0                    0
               Discard                    0                    0
>

[実行例2の表示説明]

表22‒18 ポートの送受信パケット数および廃棄パケット数の表示内容

表示項目

表示内容

表示詳細情報

Port Counts

対象ポート数

Port

ポート

NIF番号/ポート番号

Status

ポート状態

up:運用中(正常動作中)

down:運用中(回線障害発生中)

init:初期化中またはネゴシエーション確立待ち(オートネゴシエーション機能が動作中)

fault:障害中

inact:

 ・inactivateコマンドによる運用停止状態

 ・スパニングツリーのBPDUガード機能によるinactive状態

 ・L2ループ検知によるinactive状態

 ・IEEE802.3ah OAMを用いたUDLDの片方向リンク障害またはループ検出によるinactive状態

 ・ストームコントロールによるinactive状態

dis:コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態

distrack:トラッキング連携による運用停止状態

standby:リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態

suspend:次の要因でポートの起動を抑止している状態

 ・SFUの運用枚数不足

 ・PSU初期化中

 ・NIFが運用系として稼働中以外

unused:未使用(コンフィグレーション未設定)

mismatch:搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致

Packets

パケット情報

Ucast:ユニキャスト・パケット数(廃棄パケットを含まない)

Mcast:マルチキャスト・パケット数(廃棄パケットを含まない)

なお,ポーズパケットを送受信した場合もカウントされます。

Bcast:ブロードキャスト・パケット数(廃棄パケットを含まない)

Discard:廃棄パケット数

Tx

送信

Rx

受信

[実行例3]

図22‒13 トランシーバの情報一覧表示実行結果画面例
> show port transceiver
Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC
Port Counts: 16
Port: 1/1  Status:connect  Type:SFP  Speed:1000BASE-SX
           Vendor name:xxxxxxxxxxxxxxxx      Vendor SN :xxxxxxxxxxxxxxxx
           Vendor PN  :xxxxxxxxxxxxxxxx      Vendor rev:xxxx
Port: 1/2  Status:notconnect  Type:SFP  Speed:-
           Vendor name:-                     Vendor SN :-
           Vendor PN  :-                     Vendor rev:-
Port: 1/3  Status:not support  Type:SFP  Speed:-
           Vendor name:-                     Vendor SN :-
           Vendor PN  :-                     Vendor rev:-
Port: 1/4  Status:connect  Type:SFP  Speed:1000BASE-SX
           Vendor name:xxxxxxxxxxxxxxxx      Vendor SN :xxxxxxxxxxxxxxxx
           Vendor PN  :xxxxxxxxxxxxxxxx      Vendor rev:xxxx
                              :
                              :
                              :
>
図22‒14 トランシーバの詳細情報一覧表示実行結果画面例
> show port transceiver detail
Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC
Port Counts: 16
Port: 1/1  Status:connect  Type:SFP  Speed:1000BASE-SX
           Vendor name:xxxxxxxxxxxxxxxx      Vendor SN :xxxxxxxxxxxxxxxx
           Vendor PN  :xxxxxxxxxxxxxxxx      Vendor rev:xxxx
           Tx power   :-4.7dBm               Rx power  :-40.0dBm 
Port: 1/2  Status:notconnect  Type:SFP  Speed:-
           Vendor name:-                     Vendor SN :-
           Vendor PN  :-                     Vendor rev:-
           Tx power   :-                     Rx power  :-
Port: 1/3  Status:not support  Type:SFP  Speed:-
           Vendor name:-                     Vendor SN :-
           Vendor PN  :-                     Vendor rev:-
           Tx power   :-                     Rx power  :-
Port: 1/4  Status:connect  Type:SFP  Speed:1000BASE-SX
           Vendor name:xxxxxxxxxxxxxxxx      Vendor SN :xxxxxxxxxxxxxxxx
           Vendor PN  :xxxxxxxxxxxxxxxx      Vendor rev:xxxx
           Tx power   :-4.7dBm               Rx power  :-40.0dBm
Port: 2/1  Status:connect  Type:CFP  Speed:100GBASE-LR4
           Vendor name:xxxxxxxxxxxxxxxx      Vendor SN :xxxxxxxxxxxxxxxx
           Vendor PN  :xxxxxxxxxxxxxxxx      Vendor rev:xxxx
           Tx1 power  :-4.7dBm               Rx1 power :-40.0dBm
           Tx2 power  :-4.7dBm               Rx2 power :-40.0dBm
           Tx3 power  :-4.7dBm               Rx3 power :-40.0dBm
           Tx4 power  :-4.7dBm               Rx4 power :-40.0dBm
                              :
                              :
                              :
>

[実行例3の表示説明]

表22‒19 トランシーバ情報一覧の表示内容

表示項目

表示内容

表示詳細情報

Port Counts

対象ポート数

Port

ポート

NIF番号/ポート番号

Status

トランシーバ状態

connect:搭載

notconnect:未搭載

not support:未サポートのトランシーバが搭載

fault:障害中

-:トランシーバ状態が不明(トランシーバ対応ポート以外の場合,またはポート状態がsuspend,initもしくはfaultの場合に本表示となります。)

Type

トランシーバ種別

SFP:SFP

SFP+:SFP+

QSFP+:QSFP+

QSFP28:QSFP28

CFP:CFP

-:トランシーバ種別が不明(トランシーバ状態が"-"の場合に本表示となります。)

Speed

回線速度

接続インタフェースまたは略称を表示します。

10BASE-T:10BASE-T

100BASE-TX:100BASE-TX

1000BASE-T:1000BASE-T

1000BASE-LX:1000BASE-LX

1000BASE-SX:1000BASE-SX

1000BASE-SX2:1000BASE-SX2

1000BASE-LH:1000BASE-LH

1000BASE-BX10-D:1000BASE-BX10-D

1000BASE-BX10-U:1000BASE-BX10-U

1000BASE-BX40-D:1000BASE-BX40-D

1000BASE-BX40-U:1000BASE-BX40-U

10GBASE-SR:10GBASE-SR

10GBASE-LR:10GBASE-LR

10GBASE-ER:10GBASE-ER

10GBASE-ZR:10GBASE-ZR

40GBASE-SR4:40GBASE-SR4

40GBASE-LR4:40GBASE-LR4

100GBASE-SR4:100GBASE-SR4

100GBASE-CWDM4:100GBASE-CWDM4

100GBASE-LR4:100GBASE-LR4

100GBASE-4WDM:100GBASE-4WDM-40

-:回線速度が不明(ポート状態がinit,fault,もしくはunusedの場合,またはトランシーバ状態がconnect以外の場合に本表示となります。)

Vendor name

ベンダー名

ベンダー名を表示します。※1※2

Vendor SN

ベンダーシリアル番号

ベンダーで付与されたシリアル番号を表示します。※1※2

Vendor PN

ベンダー部品番号

ベンダーで付与された部品番号を表示します。※1※2

Vendor rev

ベンダーリビジョン

ベンダーで付与された部品番号のリビジョンを表示します。※1※2

Tx power

送信光パワー

送信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※5

Rx power

受信光パワー

受信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※5

Tx1 power

レーン1送信光パワー

レーン1の送信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6

Rx1 power

レーン1受信光パワー

レーン1の受信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6

Tx2 power

レーン2送信光パワー

レーン2の送信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6

Rx2 power

レーン2受信光パワー

レーン2の受信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6

Tx3 power

レーン3送信光パワー

レーン3の送信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6

Rx3 power

レーン3受信光パワー

レーン3の受信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6

Tx4 power

レーン4送信光パワー

レーン4の送信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6

Rx4 power

レーン4受信光パワー

レーン4の受信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6

注※1 トランシーバ状態が搭載(connect)および障害中(fault)以外の場合は"-"を表示します。

注※2 トランシーバ状態が搭載(connect)または障害中(fault)の場合でも,トランシーバ情報を読み込み中の場合は"****"を表示します。再度コマンドを実行することによって情報が表示されます。なお,トランシーバ情報の読み込みに失敗した場合は"-"を表示します。

注※3 光パワーが「-40dBm〜+8.2dBm」の範囲外の場合は"-"を表示します。

注※4 環境条件によって誤差が発生する場合があります。正確な値を調べるには,測定器で測定してください。

注※5 1000BASE-X,10GBASE-Rのポートだけで表示します。

注※6 40GBASE-R,100GBASE-Rのポートだけで表示します。

[実行例4]

図22‒15 ポートのVLAN情報一覧表示実行結果画面例
> show port vlan
Date 20XX/11/15 14:15:00
Port Counts: 12
Port  Status   Type        VLAN
 1/1  up       Access      -
 1/2  up       Access      200 (VLAN0200)
 1/3  up       Trunk       1-4095
 1/4  up       Trunk       1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23,25,27,29,31,33,35,37,
                           39,41,43,45,47,49,120,130,140
 1/5  up       Access      100 (Global IP Network VLAN)
 1/6  down     Access      100 (Global IP Network VLAN)
 1/7  down     Access      100 (Global IP Network VLAN)
 1/8  up       Access      3   (VLAN0003)
 1/9  up       Access      3   (VLAN0003)
 1/10 up       Access      -
 1/11 up       Access      -
 1/12 up       Access      -
>
図22‒16 トランクポートのVLAN情報一覧表示実行結果画面例
> show port vlan trunk
Date 20XX/11/15 14:15:00
Port Counts: 2
Port  Status   Type        VLAN 
 1/3  up       Trunk       1-4095
 1/4  up       Trunk       1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23,25,27,29,31,33,35,37,
                           39,41,43,45,47,49,120,130,140
>

[実行例4の表示説明]

表22‒20 ポートのVLAN情報一覧の表示内容

表示項目

表示内容

表示詳細情報

Port Counts

対象ポート数

Port

ポート

情報を表示するポートのNIF番号/ポート番号

Status

ポート状態

up:運用中(正常動作中)

down:運用中(回線障害発生中)

init:初期化中またはネゴシエーション確立待ち(オートネゴシエーション機能が動作中)

fault:障害中

inact:

 ・inactivateコマンドによる運用停止状態

 ・スパニングツリーのBPDUガード機能によるinactive状態

 ・L2ループ検知によるinactive状態

 ・IEEE802.3ah OAMを用いたUDLDの片方向リンク障害またはループ検出によるinactive状態

 ・ストームコントロールによるinactive状態

dis:コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態

distrack:トラッキング連携による運用停止状態

standby:リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態

suspend:次の要因でポートの起動を抑止している状態

 ・SFUの運用枚数不足

 ・PSU初期化中

 ・NIFが運用系として稼働中以外

unused:未使用(コンフィグレーション未設定)

mismatch:搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致

Type

ポートの種類

Access:アクセスポート

Trunk:トランクポート

Tunnel:トンネリングポート

VLAN

VLAN ID

ポートに設定されているVLAN IDリスト

VLANが一つの場合はコンフィグレーションコマンドdescriptionの内容を併せて表示します(descriptionコマンドの設定がない場合はVLANXXXXを表示します)。

VLANが存在しない場合は"-"を表示します。

[実行例5]

図22‒17 ポートのトラッキング連携情報一覧表示実行結果画面例
> show port track-target
Date 20XX/11/15 14:15:00
Port Counts: 12
Port  Status   Track ID  Track Target
 1/1  up       30001     TRACK1000
 1/2  up       30001     TRACK1000
 1/3  dis      30002     TRACK1001
 1/4  inact    30003     TRACK1002
 1/5  down     30003     TRACK1002
 1/6  up       30004     TRACK1003(not)
 1/7  down     30004     TRACK1003
 1/8  distrack 30005     TRACK1004(not)
 1/9  up       30006     TRACK2000
 1/10 up       30007     TRACK2001
 1/11 down     -         -
 1/12 down     -         -
>

[実行例5の表示説明]

表22‒21 ポートのトラッキング連携情報一覧の表示内容

表示項目

表示内容

表示詳細情報

Port counts

対象ポート数

Port

ポート番号

情報を表示するポートのNIF番号/ポート番号

Status

ポート状態

up:運用中(正常動作中)

down:運用中(回線障害発生中)

init:初期化中またはネゴシエーション確立待ち(オートネゴシエーション機能が動作中)

fault:障害中

inact:

 ・inactivateコマンドによる運用停止状態

 ・スパニングツリーのBPDUガード機能によるinactive状態

 ・L2ループ検知によるinactive状態

 ・IEEE802.3ah OAMを用いたUDLDの片方向リンク障害またはループ検出によるinactive状態

 ・ストームコントロールによるinactive状態

dis:コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態

distrack:トラッキング連携による運用停止状態

standby:リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態

suspend:次の要因でポートの起動を抑止している状態

 ・SFUの運用枚数不足

 ・PSU初期化中

 ・NIFが運用系として稼働中以外

unused:未使用(コンフィグレーション未設定)

mismatch:搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致

Track ID

トラックID

該当ポートに連携しているトラックID

トラッキング連携を設定していない場合は"-"を表示します。

Track Target

トラック名

該当ポートに連携しているトラック名

代替連携を設定している場合は(not)を付加して表示します。トラッキング連携を設定していない場合は"-"を表示します。

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表22‒22 show portコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

The command cannot be executed in the standby system.

このコマンドは待機系では実行できません。

The command cannot be executed. Try again.

コマンドを実行できません。再実行してください。

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The specified port is not a VLAN port. (NIF/port = <nif no.>/<port no.>)

指定されたポートはVLANのポートではありません。

<nif no.>:NIF番号

<port no.>:ポート番号

The specified track-target does not exist.

指定されたトラックは存在しません。

There is no operational port.

実行可能なポートはありません。指定パラメータを確認してください。

[注意事項]

  1. 廃棄パケット数は,次の統計項目の合計値を表示します。

    表22‒23 廃棄パケット数の算出に使用する統計項目

    ポート

    統計項目

    送信

    受信

    イーサネット

    Late collision

    Excessive collisions

    Carrier sense lost

    Excessive deferral

    Underrun

    Underrun/Overrun

    PE-NIF errors

    PE-NIF discards

    CRC errors

    Alignment

    Fragments

    Jabber

    Overrun

    Underrun/Overrun

    Symbol errors

    Short frames

    Long frames

    PE-NIF errors

    PE-NIF discards

  2. 次の場合,統計情報のカウンタ値はクリアされます。

    • PSUの再起動時

    • PSUのハードウェア障害時

    • PSUに対して,inactivate psuコマンドでinactive状態を指示した場合

    • PSUに対して,コンフィグレーションコマンドno power enableでdisable状態を指示した場合

    • NIFの再起動時

    • NIFのハードウェア障害時

    • NIFに対して,inactivate nifコマンドでinactive状態を指示したあとに,activate nifコマンドでinactive状態の解除を指示した場合

    • NIFに対して,コンフィグレーションコマンドno power enableでdisable状態指示したあとに,コンフィグレーションコマンドpower enableでdisable状態の解除を指示した場合

    • clear countersコマンド実行時

  3. 本コマンドの実行結果が表示されるのは,NIF状態がActive(運用中)のNIF配下の回線だけです。回線を収容するNIFの状態がActive(運用中)以外の場合は,コマンド実行結果は表示されません。