運用コマンドレファレンス Vol.1


set clock

ローカルタイムの日付,時刻を設定,表示します。

[入力形式]

set clock <[[[[yy]mm]dd]hh]mm[.ss]>

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

yy

年の下2桁を指定します。指定できる値は13〜37です。

mm

月を指定します(01〜12)

dd

日を指定します(01〜31)

hh

時間を指定します(00〜23)

mm

分を指定します(00〜59)

ss

秒を指定します(00〜59)

すべてのパラメータ省略時の動作

年,月,日,時間,秒,(分は省略不可)は省略できますが,日と分だけのように間を省略しては設定できません。

[実行例]

2013年3月22日15時30分に設定する場合は以下のコマンドを入力します。

> set clock 1303221530
Fri Mar 22 15:30:00 UTC 2013
>

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表8‒2 set clockコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

illegal time.

日付・時刻の値が範囲外です。範囲内の値を設定してください。サマータイムを設定している場合は,存在する日付・時刻の値を設定してください。

invalid day of month supplied.

日の値が範囲外です。範囲内の値を設定してください。

invalid hour supplied.

時の値が範囲外です。範囲内の値を設定してください。

invalid minute supplied.

分の値が範囲外です。範囲内の値を設定してください。

invalid month supplied.

月の値が範囲外です。範囲内の値を設定してください。

invalid second supplied.

秒の値が範囲外です。範囲内の値を設定してください。

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

[注意事項]

  1. 本装置で収集している統計情報のCPU使用率は,時刻が変更された時点で0クリアされます。

  2. コンフィグレーションコマンドclock summer-timeでサマータイムの期間を設定している場合,サマータイムの期間が終了する前後に,同一時刻がタイムゾーンごとに存在します。次の図は,2013/11/3(日)2:00にオフセット1時間のサマータイムが終了する場合の例で,2013/11/3 1:00-2:00に時刻が重複しています。

    本コマンドで該当する時間帯の時刻を指定した場合は,前半の時間帯はサマータイム期間内の時刻と見なし,後半の時間帯はサマータイム期間外の時刻と見なします。

    図8‒1 サマータイム期間終了前後での時刻の設定

    [図データ]