運用コマンドレファレンス Vol.1


delete

本装置用の内蔵フラッシュメモリ上のファイルを復元可能な形式で削除します。削除可能なファイル数の上限は64ファイルまでです。

[入力形式]

delete <file name>

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<file name>

削除するファイルのファイル名を指定します。

[実行例]

ファイルを復元可能な形式で削除します。

図4‒11 ファイルのdelete
> delete userfile
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表4‒18 deleteコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

A directory is specified.

ディレクトリが指定されています。

Permission is required to delete the specified file.

指定したファイルへの削除権限がありません。

The 'delete' command cannot be used with this internal flash memory. (internal code = <code>)

該当する内蔵フラッシュメモリではこのコマンドは使用できません。

<code>:内部コード

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

The specified file does not exist.

指定されたファイルが存在しません。

The specified file or directory does not exist or is invalid.

指定されたファイルが存在しません。または現在のディレクトリが有効ではありません。

There is not enough free space in the internal flash memory.

このコマンドを実行するための内蔵フラッシュメモリ上の空き領域が不足しています。

[注意事項]

  1. 本コマンドでは内蔵フラッシュメモリ上のファイルだけが操作できます。RAMディスク上(メモリ上)のファイルは操作できません。

  2. 内蔵フラッシュメモリ上に復元可能形式でファイルを格納する十分な空きがない場合は本コマンドでの削除はできません。

  3. 本コマンドで削除したファイルを復元する場合はundeleteコマンドを使用します。

  4. 本コマンドで削除したファイルを完全に消去する場合はsqueezeコマンドを使用します。

  5. 本コマンドで削除したファイルを確認する場合はdirコマンドを使用します。