コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3


ipv6 pim ssm

ipv6 pimコマンドを指定したインタフェースでIPv6 PIM-SSMを使用します。

IPv6 PIM-SSMで使用するグループアドレスの範囲を設定します。

[入力形式]

情報の設定
ipv6 pim [vrf <vrf id>] ssm { default | range <access list name> }
情報の削除
no ipv6 pim [vrf <vrf id>] ssm { default | range <access list name> }

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf <vrf id>

対象のVRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークに対して指定します。

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

default

IPv6 PIM-SSMで使用するグループアドレスはff30::/12(グループアドレスがff30::でマスク長が12)となります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

range <access list name>

IPv6 PIM-SSMで使用するグループアドレスを設定したアクセスリストを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    31文字以内のアクセスリスト名を指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドで指定するアクセスリストは,次に示す条件を満たしてください。条件を満たしていない場合,IPv6 PIM-SSMが正常に動作しないことがあります。

    • 作成済みのアクセスリストであること。

    • ipv6 access-listコマンドで作成したアクセスリストであること。

    • フィルタ条件がpermitであること。

    • エントリが一つであること。

    • アクセスリストの宛先IPv6アドレスにIPv6 PIM-SSMで使用するグループアドレスを設定していること。また,送信元IPv6アドレスにはanyを設定していること。

      設定できないグループアドレスについては,「コンフィグレーションガイド Vol.3」 「26.3.1 IPv6マルチキャスト中継対象外アドレス」を参照してください。

[関連コマンド]

ipv6 pim
ipv6 access-list