コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3


ipv6 pim bsr candidate rp

本装置をIPv6 PIM-SMのランデブーポイント候補として設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
ipv6 pim [vrf <vrf id>] bsr candidate rp <ipv6 address> [priority <value>] [group-list <access list name>]
情報の削除
no ipv6 pim [vrf <vrf id>] bsr candidate rp <ipv6 address>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf <vrf id>

対象のVRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークに対して指定します。

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

<ipv6 address>

本装置のループバックインタフェースに設定したアドレスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    IPv6グローバルアドレスをコロン記法で指定します。

priority <value>

ランデブーポイントを決定するための優先度を指定します。優先度の値が最も小さいルータがランデブーポイントとなります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    255

  2. 値の設定範囲

    0〜255(10進数)

group-list <access list name>

該当するランデブーポイントが管理するIPv6グループアドレスのアクセスリストを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    ff00::/8(全グループアドレス)

  2. 値の設定範囲

    31文字以内のアクセスリスト名を指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. ipv6 pim bsr candidate bsrコマンドおよびipv6 pim bsr candidate rpコマンドで指定する本装置のループバックインタフェースのアドレスはすべて同じアドレスにしてください。

  2. <access list name>にはipv6 access-listコマンドで設定したアクセスリストを指定してください。これ以外のコマンドで設定したアクセスリストは指定できません。

  3. 未設定のアクセスリストを指定した場合,本コマンドは無効となります。

  4. <access list name>に指定するグループアドレスは該当アクセスリストの<destination ipv6>に指定し,<source ipv6>にはanyを指定してください。

  5. 本コマンドを使用する場合は,ループバックインタフェースにIPv6アドレスを設定してください。

  6. 本コマンドにアクセスリストを指定した場合,別のアクセスリストを指定してコマンドを変更できません。

  7. 本機能をVRFで使用する場合は,次の条件を満たす設定をしてください。

    • VRF IDには,動作対象のループバックインタフェースが属しているVRF IDと同一の値を設定してください。

    • 指定するアドレスには,動作対象のループバックインタフェースに設定しているアドレスと同一のアドレスを設定してください。

[関連コマンド]

ipv6 pim
interface loopback
ipv6 access-list