ipv6 pim bsr candidate rp
本装置をIPv6 PIM-SMのランデブーポイント候補として設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
ipv6 pim [vrf <vrf id>] bsr candidate rp <ipv6 address> [priority <value>] [group-list <access list name>]
- 情報の削除
no ipv6 pim [vrf <vrf id>] bsr candidate rp <ipv6 address>
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- vrf <vrf id>
-
対象のVRFを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
グローバルネットワークに対して指定します。
-
値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。
-
- <ipv6 address>
-
本装置のループバックインタフェースに設定したアドレスを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
IPv6グローバルアドレスをコロン記法で指定します。
-
- priority <value>
-
ランデブーポイントを決定するための優先度を指定します。優先度の値が最も小さいルータがランデブーポイントとなります。
-
本パラメータ省略時の初期値
255
-
値の設定範囲
0〜255(10進数)
-
- group-list <access list name>
-
該当するランデブーポイントが管理するIPv6グループアドレスのアクセスリストを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
ff00::/8(全グループアドレス)
-
値の設定範囲
31文字以内のアクセスリスト名を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
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[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
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ipv6 pim bsr candidate bsrコマンドおよびipv6 pim bsr candidate rpコマンドで指定する本装置のループバックインタフェースのアドレスはすべて同じアドレスにしてください。
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<access list name>にはipv6 access-listコマンドで設定したアクセスリストを指定してください。これ以外のコマンドで設定したアクセスリストは指定できません。
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未設定のアクセスリストを指定した場合,本コマンドは無効となります。
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<access list name>に指定するグループアドレスは該当アクセスリストの<destination ipv6>に指定し,<source ipv6>にはanyを指定してください。
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本コマンドを使用する場合は,ループバックインタフェースにIPv6アドレスを設定してください。
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本コマンドにアクセスリストを指定した場合,別のアクセスリストを指定してコマンドを変更できません。
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本機能をVRFで使用する場合は,次の条件を満たす設定をしてください。
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VRF IDには,動作対象のループバックインタフェースが属しているVRF IDと同一の値を設定してください。
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指定するアドレスには,動作対象のループバックインタフェースに設定しているアドレスと同一のアドレスを設定してください。
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[関連コマンド]
ipv6 pim interface loopback ipv6 access-list