コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3


ip pim ssm

IPv4 PIM-SSMで使用するグループアドレスの範囲を設定します。

[入力形式]

情報の設定
ip pim [vrf <vrf id>] ssm {default | range <access list name>}
情報の削除
no ip pim [vrf <vrf id>] ssm {default | range <access list name>}

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf <vrf id>

対象のVRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークに対して指定します。

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

default

IPv4 PIM-SSMで使用するグループアドレスは232.0.0.0/8(グループアドレスが232.0.0.0でマスク長が8)となります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

range <access list name>

IPv4 PIM-SSMで使用するグループアドレスを設定したアクセスリストを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    31文字以内のアクセスリスト名を指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドで指定するアクセスリストは,次に示す条件を満たしてください。条件を満たしていない場合,IPv4 PIM-SSMが正常に動作しないことがあります。

    • 作成済みのアクセスリストであること。

    • ip access-list standardコマンドで作成したIPv4アドレスフィルタであること。

    • フィルタ条件がpermitであること。

    • エントリが一つであること。

    • アクセスリストのIPv4アドレスにIPv4 PIM-SSMで使用するグループアドレスを設定していること。また,ワイルドカードマスクを設定した場合は,最上位ビットから連続するビット列で設定していること。

[関連コマンド]

ip pim sparse-mode
ip access-list standard
ip pim nonstop-forwarding