コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3


ip pim keep-alive-time

IPv4 PIM-SMでの無通信時の保持期間を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
ip pim [vrf <vrf id>] keep-alive-time <seconds>
情報の削除
no ip pim [vrf <vrf id>] keep-alive-time

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf <vrf id>

対象のVRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークに対して指定します。

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

<seconds>

IPv4 PIM-SMでの無通信時の保持期間(秒)を設定します。保持期間中に一度もマルチキャストパケットを中継しない場合,該当するIPv4マルチキャスト中継エントリを削除します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0,60〜43200(0の場合は無期限)

[コマンド省略時の動作]

PIM-SMでの無通信時の保持期間は210秒となります。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. 保持期間内(無期限を含む)であってもプロトコル動作によってIPv4マルチキャスト中継エントリを削除する場合があります。例えば,マルチキャスト経路情報が削除された場合は,対応するIPv4マルチキャスト中継エントリも同時に削除します。

  2. 無通信によるIPv4マルチキャスト中継エントリの削除は,本設定値より最大90秒遅れる場合があります。

  3. IPv4 PIM-SSMでの無通信時の保持期間は無期限です。

[関連コマンド]

ip pim sparse-mode