area range
エリア内のネットワークを指定します。最大1024個のネットワークを指定できます。
エリア境界ルータで,経路集約する場合に使用します。このコマンドは,エリア間を伝搬する経路情報量を削減するのに有効です。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
area <area id> range <ipv6 prefix>/<prefixlen> [{advertise | not-advertise}]
- 情報の削除
no area <area id> range <ipv6 prefix>/<prefixlen>
- エリアの削除(stub,virtual-link,rangeのすべてを削除します)
no area <area id>
[入力モード]
(config-rtr)
[パラメータ]
- <area id>
-
本装置が属するエリアを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
0〜4294967295(10進数),またはIPv4アドレスを指定します。
-
- <ipv6 prefix>
-
IPv6プレフィックスを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
IPv6プレフィックスを指定します。
注 <ipv6 prefix>の<prefixlen>で指定した以降のビットは0にしてください。
-
- <prefixlen>
-
プレフィックス長を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
1〜128を指定します。
-
- {advertise | not-advertise}
-
エリア間経路を広告するかしないかを指定します。指定したIPv6プレフィックスとプレフィックス長で示されるネットワークで包含される範囲に一致する経路情報は,エリア間経路としてほかのエリアに広告しません。その代わりに,指定した範囲をエリア間経路としてほかのエリアに広告します。ただし,not-advertiseを指定した場合,何も広告しません。
-
本パラメータ省略時の初期値
advertise(エリア間経路としてほかのエリアに広告します)。
-
値の設定範囲
なし
-
[コマンド省略時の動作]
エリア間で,個々のネットワークを集約しないで広告します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
なし