graceful-restart mode
グレースフル・リスタートを使用すること,およびグレースフル・リスタートの動作モードを指定します。
グレースフル・リスタートには,リスタート機能と,ヘルパー機能があります。リスタート機能を実行する場合,全隣接ルータがヘルパー機能を実行している必要があります。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
graceful-restart mode { restart | helper | both }
- 情報の削除
no graceful-restart mode
[入力モード]
(config-router)
[パラメータ]
- { restart | helper | both }
-
リスタート機能,またはヘルパー機能を指定します。
bothを指定した場合,リスタート機能,ヘルパー機能ともに実行します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
なし
-
[コマンド省略時の動作]
リスタート機能,ヘルパー機能ともに実行しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
次回のグレースフル・リスタートから適用されます。なお,ヘルパー機能が動作する契機は,隣接ルータがグレースフル・リスタートを実行したときです。
[注意事項]
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リスタート機能を使用する場合,ルータIDを固定するためにrouter-idコマンドを設定するか,ループバックインタフェースにIPv4アドレスを設定してください。これらの設定を行わない場合,グレースフル・リスタート開始前後で,ルータIDが変更されるおそれがあります。ルータIDが変更されると,グレースフル・リスタートに失敗します。
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グレースフル・リスタートのリスタート機能とノンストップルーティングは,本コマンドを設定したOSPFドメイン単位に排他動作となります。リスタート機能とノンストップルーティングが共に有効になる設定をした場合,リスタート機能は無効になります。
[関連コマンド]
graceful-restart restart-time graceful-restart strict-lsa-checking routing options graceful-restart time-limit