passive-interface
該当インタフェースからRIPパケットで経路情報を送信しないことを指定します。ほかのルータに経路情報を通知したくない場合(例えば,相手ルータがスタティックルーティングを使用しているなど)に指定します。本コマンドは,network設定でRIPパケットが送信可能となっているインタフェースだけ制御できます。
config-routerモードで設定した場合,グローバルネットワークに適用します。
config-router-afモードで設定した場合,指定VRFに適用します。
[入力形式]
- 情報の設定
passive-interface {default | <interface type> <interface number>}
- 情報の削除
no passive-interface {default | <interface type> <interface number>}
[入力モード]
(config-router) (config-router-af)
[パラメータ]
- {default | <interface type> <interface number>}
-
RIPパケットを送信しないインタフェースを指定します。
- default
-
すべてのインタフェースでRIPパケットを送信しないことを指定します。
- <interface type> <interface number>
-
RIPパケットを送信しないインタフェースを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
・イーサネットインタフェース
・イーサネットサブインタフェース
・ポートチャネルインタフェース
・ポートチャネルサブインタフェース
・VLANインタフェース
・マネージメントポート
[コマンド省略時の動作]
RIPパケットで経路情報を送信します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
次回の経路広告時に反映されます。
[注意事項]
-
RIPパケットを送信可能なすべてのインタフェースを送信抑止状態にする場合は,passive-interface defaultコマンドを指定します。また,この状態でno passive-interface <interface type> <interface number>コマンドを指定すると,指定インタフェースを送信可能状態とします。
[関連コマンド]
network neighbor distribute-list out