neighbor
RIPパケットを送信する隣接ルータを指定します。
config-routerモードで設定した場合,グローバルネットワークに適用します。
config-router-afモードで設定した場合,指定VRFに適用します。
[入力形式]
- 情報の設定
neighbor <ipv4 address>
- 情報の削除
no neighbor <ipv4 address>
[入力モード]
(config-router) (config-router-af)
[パラメータ]
- <ipv4 address>
-
送信先隣接ルータを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
IPv4アドレスを指定します。
-
[コマンド省略時の動作]
送信先隣接ルータを指定しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
次回の経路広告時に反映されます。
[注意事項]
-
neighborに対するパケット送信(ブロードキャスト型インタフェース)について次の表に示します。
表17‒2 neighborに対するパケット送信条件(ブロードキャスト型インタフェース) 項番
条件
動作
1
network設定がない,またはneighbor設定がnetwork設定範囲外である場合。
neighborへのRIPパケットは送信されません。
2
neighbor設定がnetwork設定範囲内にあり,passive-interfaceコマンドでインタフェース(neighborのネットワークと接続するインタフェース)を明示的に抑止していない場合。
neighbor設定の隣接ルータに対してユニキャストで,network設定インタフェースに対してブロードキャスト(マルチキャスト)でRIPパケットを送信します。
3
neighbor設定がnetwork設定範囲内にあり,passive-interfaceコマンドでインタフェース(neighborのネットワークと接続するインタフェース)を明示的に抑止している場合。
neighbor設定の隣接ルータに対してだけ,ユニキャストでRIPパケットを送信します。
[関連コマンド]
network passive-interface distribute-list out