コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3


vrrp timers advertise

仮想ルータのADVERTISEMENTパケット送信間隔を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
vrrp <vrid> timers advertise {<seconds> | msec <milli seconds>}
情報の削除
no vrrp <vrid> timers advertise

[入力モード]

(config-if)

イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース

(config-subif)

イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース

[パラメータ]

<vrid>

仮想ルータのIDを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜255

{<seconds> | msec <milli seconds>}

ADVERTISEMENTパケットの送信間隔を指定します。

<seconds>

ADVERTISEMENTパケットの送信間隔(秒)を指定します。

msec <milli seconds>

ADVERTISEMENTパケットの送信間隔(ミリ秒)を10ミリ秒刻みで指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <seconds>には,1〜255の値を設定します。

    <milli seconds>には,200〜40950の範囲で10の倍数を設定します。

[コマンド省略時の動作]

ADVERTISEMENTパケットの送信間隔を1秒とします。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. vrrp modeコマンドを設定していない場合,40秒より大きな値を指定しても無効となり,デフォルトの1秒で動作します。

  2. vrrp modeコマンドでietf-ipv6-spec-07,vrrp ietf-unified-spec-02またはrfc5798を設定している場合,40秒より大きな値を指定しても無効となり,デフォルトの1秒で動作します。

  3. 本コマンドでmsecパラメータを設定して,かつvrrp modeコマンドでrfc3768またはietf-ipv6-spec-02を設定している場合,デフォルトの1秒で動作します。

  4. vrrp followコマンドを設定している場合,本設定は無効です。

  5. ポートチャネルインタフェースまたはポートチャネルサブインタフェースで仮想ルータが動作している場合,msecパラメータに小さい値を指定すると,チャネルグループに属するポートの回線障害に伴って,一時的に複数のマスタルータが存在することがあります。チャネルグループのポート切り替えが完了すると自動的にマスタルータは一つになります。

[関連コマンド]

vrrp mode