コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3


arp

スタティックARPテーブルを作成します。ARPをサポートしていない製品が接続されている場合,IPv4アドレスと物理アドレスの変換ができないため,あらかじめスタティックARPテーブルを作成しておく必要があります。

[入力形式]

情報の設定・変更
arp <ip address> interface <interface type> <interface number> <mac address>
情報の削除
no arp <ip address> [interface <interface type> <interface number>]

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<ip address>

ネクストホップIPv4アドレスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

<interface type> <interface number>

スタティックARPを設定するインタフェースを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    情報の設定・変更時

     省略できません

    情報の削除時

     同じネクストホップIPv4アドレスのスタティックARPが複数ある場合は省略できません。

  2. 値の設定範囲

    <interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。

    ・イーサネットインタフェース

    ・イーサネットサブインタフェース

    ・ポートチャネルインタフェース

    ・ポートチャネルサブインタフェース

    ・VLANインタフェース

<mac address>

接続先MACアドレス(キャノニカル・フォーマット)を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0000.0000.0000〜ffff.ffff.ffff

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 異なるVRFに,同じネクストホップIPv4アドレスのスタティックARPを設定する場合,それらを識別するために<interface type> <interface number>パラメータを使用します。したがって,同じネクストホップIPv4アドレスの複数のスタティックARP情報を削除するとき,<interface type> <interface number>パラメータは省略できません。

[関連コマンド]

maximum routes