arp
スタティックARPテーブルを作成します。ARPをサポートしていない製品が接続されている場合,IPv4アドレスと物理アドレスの変換ができないため,あらかじめスタティックARPテーブルを作成しておく必要があります。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
 arp <ip address> interface <interface type> <interface number> <mac address>
- 情報の削除
 no arp <ip address> [interface <interface type> <interface number>]
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <ip address>
 - 
                  
ネクストホップIPv4アドレスを指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 
 - 
                        
 - <interface type> <interface number>
 - 
                  
スタティックARPを設定するインタフェースを指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
情報の設定・変更時
省略できません
情報の削除時
同じネクストホップIPv4アドレスのスタティックARPが複数ある場合は省略できません。
 - 
                        
値の設定範囲
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
・イーサネットインタフェース
・イーサネットサブインタフェース
・ポートチャネルインタフェース
・ポートチャネルサブインタフェース
・VLANインタフェース
 
 - 
                        
 - <mac address>
 - 
                  
接続先MACアドレス(キャノニカル・フォーマット)を指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
0000.0000.0000〜ffff.ffff.ffff
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 
                  
異なるVRFに,同じネクストホップIPv4アドレスのスタティックARPを設定する場合,それらを識別するために<interface type> <interface number>パラメータを使用します。したがって,同じネクストホップIPv4アドレスの複数のスタティックARP情報を削除するとき,<interface type> <interface number>パラメータは省略できません。
 
[関連コマンド]
maximum routes