コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


18.6 アクセスリスト設定時のエラー

表18‒5 アクセスリスト設定時のエラーメッセージ

メッセージ

内容

The destination interface list name cannot be specified.

この送信先インタフェースリスト名は指定できません。

対象となる作成済みの送信先インタフェースリスト名を指定してください。

The implicit-deny cannot be changed, because a filter is active in an interface.

フィルタが動作中のインタフェースがあるため,暗黙の廃棄は変更できません。

すべてのインタフェースから動作中のフィルタを削除したあとに実施してください。

The IPv4 policy-based routing entry cannot be set because the specified destination IPv4 address is invalid.

フロー検出条件で指定した宛先IPv4アドレスが,IPv4ポリシーベースルーティングでサポートしていないため,エントリが設定できません。

IPv4ポリシーベースルーティングを指定する場合,宛先IPv4アドレスには次に示すアドレス以外を指定してください。

  • マルチキャストアドレス

  • 制限付きブロードキャストアドレス

  • host own-addressパラメータ

また,対象インタフェースに設定されているIPv4アドレスは指定できません。

The IPv4 policy-based routing entry cannot be set because the specified source IPv4 address is invalid.

フロー検出条件で指定した送信元IPv4アドレスが,IPv4ポリシーベースルーティングでサポートしていないため,エントリが設定できません。

IPv4ポリシーベースルーティングを指定する場合,送信元IPv4アドレスには,マルチキャストアドレス以外のIPv4アドレスを指定してください。

The IPv6 policy-based routing entry cannot be set because the specified destination IPv6 address is invalid.

フロー検出条件で指定した宛先IPv6アドレスが,IPv6ポリシーベースルーティングでサポートしていないため,エントリが設定できません。

IPv6ポリシーベースルーティングを指定する場合,宛先IPv6アドレスには次に示すアドレス以外を指定してください。

  • マルチキャストアドレス

  • リンクローカルアドレス

  • host own-addressパラメータ

また,対象インタフェースに設定されているIPv6アドレスは指定できません。

The IPv6 policy-based routing entry cannot be set because the specified source IPv6 address is invalid.

フロー検出条件で指定した送信元IPv6アドレスが,IPv6ポリシーベースルーティングでサポートしていないため,エントリが設定できません。

IPv6ポリシーベースルーティングを指定する場合,送信元IPv6アドレスには次に示すアドレス以外を指定してください。

  • マルチキャストアドレス

  • リンクローカルアドレス

The list cannot be applied because 'quantity-oriented' is set for the flow detection mode.

フロー検出モードにquantity-orientedが設定されているため,このアクセスリストは適用できません。

advance access-listをインタフェースに適用する場合,フロー検出モードにcondition-orientedを設定してください。

The list cannot be applied because the prefix length of the IPv6 source address exceeds 64 bits.

フロー検出条件の送信元IPv6アドレスが上位65ビット以上の検出条件は適用できません。

次に示す条件を満たす必要があります。

  • フロー検出条件の送信元IPv6アドレスのレングスを64以内に指定する

  • フロー検出条件の送信元IPv6アドレスにhostを指定しない

The list cannot be applied to the inbound direction of the interface because the list includes 'unicast-flood' for a destination MAC address.

このアクセスリストはフロー検出条件の宛先MACアドレスにunicast-floodを指定しているため,インタフェースの受信側に適用できません。

フロー検出条件の宛先MACアドレスにunicast-floodを指定する場合,インタフェースの送信側に適用してください。アクセスリストをインタフェースの受信側に適用する場合,フロー検出条件の宛先MACアドレスにはunicast-flood以外を指定してください。

The list cannot be applied to the interface because there is no interface that is the same as the 'interface' parameter.

このアクセスリストは,フロー検出条件にinterfaceパラメータで指定したインタフェースが存在しないため,インタフェースに適用できません。

フロー検出条件でinterfaceパラメータを指定するときに,存在するインタフェースを指定してください。

The list cannot be applied to the outbound direction of an access port or a tunneling port because it includes parameters related to inner-tag.

このアクセスリストは,フロー検出条件にinner-untaggedパラメータ,inner-user-priorityパラメータ,またはinner-tag-vlanパラメータが指定されているため,アクセスポートまたはトンネリングポートの送信側に適用できません。

フロー検出条件にinner-untaggedパラメータ,inner-user-priorityパラメータ,またはinner-tag-vlanパラメータを指定する場合,次のインタフェース以外に適用してください。

  • アクセスポートまたはトンネリングポートを設定したイーサネットインタフェースの送信側

  • アクセスポートまたはトンネリングポートを設定したイーサネットインタフェースまたはポートチャネルインタフェースで構成されるVLANインタフェースの送信側

アクセスリストを上記のインタフェースに適用する場合,フロー検出条件にinner-untaggedパラメータ,inner-user-priorityパラメータ,またはinner-tag-vlanパラメータ以外を指定してください。

The list cannot be applied to the outbound direction of the interface because the list includes a policy-based routing entry.

このアクセスリストは,ポリシーベースルーティングを含むため,インタフェースの送信側に適用できません。

ポリシーベースルーティングを含むアクセスリストは,インタフェースの受信側に適用してください。

アクセスリストをインタフェースの送信側に適用する場合,ポリシーベースルーティングの設定を削除してください。

The list cannot be applied to this interface because the list includes the 'interface' parameter.

このアクセスリストはフロー検出条件にinterfaceパラメータを含むため,このインタフェースに適用できません。

アクセスリストのフロー検出条件にinterfaceパラメータを指定する場合,イーサネットインタフェースに適用してください。イーサネットインタフェース以外のインタフェースにアクセスリストを適用する場合,フロー検出条件からinterfaceパラメータを削除してください。

The list cannot be applied to this interface because the list includes the 'own-prefix' parameter or the 'own-address' parameter.

このアクセスリストはフロー検出条件にown-prefixパラメータまたはown-addressパラメータを含むため,インタフェースに適用できません。

own-prefixパラメータまたはown-addressパラメータを含むアクセスリストをインタフェースに適用する場合,次の条件を満たす必要があります。

  • 適用するインタフェースにはアドレスを設定する

  • IPv6グローバルアドレスは一つだけ設定する

The list name has already been used by another access list.

このアクセスリスト名は,ほかのアクセスリストで使用済みです。

ほかのアクセスリストで使用していないアクセスリスト名,または対象となるアクセスリスト名を指定してください。

The number of entries in access list exceeds the maximum.

アクセスリストのエントリ数が収容条件を超えてしまいます。

アクセスリストで設定するフィルタまたはポリシーベースミラーリングの使用できる最大エントリ数は,運用コマンドshow psu resourcesで確認してください。

The number of filter entries exceeds the maximum.

フィルタエントリ数が収容条件を超えてしまいます。

なお,使用エントリ数は,運用コマンドshow psu resourcesで確認してください。

The number of policy based mirroring entries exceeds the maximum.

ポリシーベースミラーリングのエントリ数が収容条件を超えてしまいます。

なお,使用エントリ数は,運用コマンドshow psu resourcesで確認してください。

The policy-based routing list name cannot be specified.

このポリシーベースルーティングリスト名は指定できません。

対象となる作成済みのポリシーベースルーティングリスト名を指定してください。

The total number of sequences in access lists and QoS flow lists exceeds the maximum.

アクセスリストおよびQoSフローリストのシーケンス数が最大数を超えてしまいます。

シーケンス数およびインタフェースに設定できるシーケンス数が,収容条件の範囲内になるように見直してください。

There has already been an access list with the same type and direction.

リストの種別,送受信方向,およびフロー種別の指定が同じアクセスリストが,すでに適用されています。

リストの種別,送受信方向,およびフロー種別の指定が同じアクセスリストを適用したい場合には,すでに適用されているアクセスリストの適用を削除してから,再度適用してください。