コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


qos-queue-list

QoSキューリスト情報にスケジューリングモードおよびキュー数を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
qos-queue-list <qos queue list name> { pq [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }] | rr [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }] | 4pq+4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% | 2pq+4wfq+2beq <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>% | 4wfq+4beq <rate5>% <rate6>% <rate7>% <rate8>% }
情報の削除
no qos-queue-list <qos queue list name>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<qos queue list name>

QoSキューリスト名を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    31文字以内のQoSキューリスト名を指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

{ pq [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }] | rr [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }] | 4pq+4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% | 2pq+4wfq+2beq <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>% | 4wfq+4beq <rate5>% <rate6>% <rate7>% <rate8>% }

スケジューリングモードを指定します。キュー数はスケジューリングモードによって8キュー固定または1,2,4,8キューが選択できます。PQの動作をするキューの優先度は,キュー番号が大きいほどキューの優先度が高くなります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

pq [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }]

PQで動作します。また,イーサネットインタフェース当たりのキュー数を設定します。

キュー数はイーサネットインタフェース当たり1,2,4キューを選択でき,選択しない場合は8キューとなります。

number_of_queue_1:キュー数は1

number_of_queue_2:キュー数は2

number_of_queue_4:キュー数は4

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    pqだけを指定した場合,キュー数は8です。

rr [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }]

RRで動作します。また,イーサネットインタフェース当たりのキュー数を設定します。

キュー数はイーサネットインタフェース当たり1,2,4キューを選択でき,選択しない場合は8キューとなります。

number_of_queue_1:キュー数は1

number_of_queue_2:キュー数は2

number_of_queue_4:キュー数は4

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    rrだけを指定した場合,キュー数は8です。

4pq+4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>%

4PQ+4WFQで動作します。キュー数はイーサネットインタフェース当たり8キュー固定です。4wfqは設定した重みの比率<rate>に応じてパケットを送信します。なお,<rate>の後ろに付く番号は,キュー番号を意味します。

  1. パラメータ省略時の初期値

    <rate>:省略できません

  2. 値の設定範囲

    <rate>:1〜97

    注 次の二つの式を満たすように設定してください。

      ・<rate1> + <rate2> + <rate3> + <rate4> = 100

      ・<rate1> ≦ <rate2> ≦ <rate3> ≦ <rate4>

2pq+4wfq+2beq <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>%

2PQ+4WFQ+2BEQで動作します。キュー数はイーサネットインタフェース当たり8キュー固定です。4wfqは設定した重みの比率<rate>に応じてパケットを送信します。なお,<rate>の後ろに付く番号は,キュー番号を意味します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    <rate>:省略できません

  2. 値の設定範囲

    <rate>:1〜97

    注 次の二つの式を満たすように設定してください。

      ・<rate3> + <rate4> + <rate5> + <rate6> = 100

      ・<rate3> ≦ <rate4> ≦ <rate5> ≦ <rate6>

4wfq+4beq <rate5>% <rate6>% <rate7>% <rate8>%

4WFQ+4BEQで動作します。キュー数はイーサネットインタフェース当たり8キュー固定です。4wfqは設定した重みの比率<rate>に応じてパケットを送信します。なお,<rate>の後ろに付く番号は,キュー番号を意味します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    <rate>:省略できません

  2. 値の設定範囲

    <rate>:1〜97

    注 次の二つの式を満たすように設定してください。

      ・<rate5> + <rate6> + <rate7> + <rate8> = 100

      ・<rate5> ≦ <rate6> ≦ <rate7> ≦ <rate8>

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

qos-queue-groupコマンドにQoSキューリスト名を指定してキュー数またはスケジューリングモードを変更した場合に,該当するキューに滞留しているパケットをすべて廃棄します。

[設定値の反映契機]

QoSキューリスト情報を適用するイーサネットインタフェースの状態が正常動作中の場合,設定値の変更後,すぐに運用に反映します。そのほかの状態の場合は,正常動作中となったときに運用に反映します。

[注意事項]

  1. 100GBASE-Rのイーサネットインタフェースには,スケジューリングモードとしてPQおよびRRだけ設定できます。

  2. スケジューリングモードおよびキュー数を変更した場合,該当するイーサネットインタフェースでは運用コマンドshow qos queueing portおよびaxPortOutQueueグループで表示される統計を0クリアします。

[関連コマンド]

qos-queue-group