コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


snmp-server engineID local

SNMPエンジンID情報の設定をします。

[入力形式]

情報の設定・変更
snmp-server engineID local <engineid string>
情報の削除
no snmp-server engineID local

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<engineid string>

SNMPエンジンIDを設定します。

装置に設定されるSNMPエンジンIDの値は,次のようになります。

 1〜4オクテット:企業コードと0x80000000とのビットOR

 5オクテット:4固定

 6〜32オクテット:<engineid string>設定値

装置に設定されるSNMPエンジンIDは,snmpの運用コマンド群で参照できます。次に例を示します。

 1〜4オクテット:0x80FFFF

 5オクテット:0x04(固定)

 6〜32オクテット:0x736E6D705F546F6B796F31

上記の値を設定してsnmpの運用コマンド群で参照すると,次の値が取得できます。

80 00 FF FF 04 73 6E 6D 70 5F 54 6F 6B 79 6F 31
  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    27文字以内の文字列をダブルクォート(")で囲んで設定します。入力できる文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列にスペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■任意の文字列」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

装置に設定されるSNMPエンジンIDの値は,次のようになります。

 1〜4オクテット:企業コードと0x80000000とのビットOR

 5オクテット:128固定

 6〜9オクテット:ランダム値

 10〜13オクテット:自動生成時のユニバーサルタイマ値

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. snmp-server userコマンドで設定されたユーザ数が多い(最大50ユーザ)場合,snmp-server engineID localコマンドの設定/変更/削除後,SNMPマネージャで参照するまでに最大20秒程度の時間が掛かります。

[関連コマンド]

snmp-server view
snmp-server user
snmp-server group
snmp-server host