コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


logging syslog-filter

ユーザ入力コマンドおよびメッセージをsyslogとして送信するときの送信条件を,メッセージ種別およびイベントレベルで指定します。本コマンドで設定した送信条件は,logging syslog-hostコマンドで指定したすべての出力先に対して適用されます。

[入力形式]

情報の設定・変更
logging syslog-filter {message-list <group name> | event-level <event level> | message-list <group name> event-level <event level>}
情報の削除
no logging syslog-filter

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

{message-list <group name> | event-level <event level> | message-list <group name> event-level <event level>}

ユーザ入力コマンドおよびメッセージの送信条件を指定します。

message-list <group name>

syslog送信対象をメッセージ種別リストで指定します。メッセージ種別リストはmessage-listコマンドで生成してください。

<group name>に,存在しないメッセージ種別リストまたは送信条件が指定されていないメッセージ種別リストを指定した場合,すべてのメッセージ種別がsyslogの送信対象となります。

このパラメータを指定しない場合,すべてのメッセージ種別がsyslogの送信対象となります。

event-level <event level>

syslog送信対象のイベントレベルを数値で指定します。イベントレベルが指定した数値以下のユーザ入力コマンドおよびメッセージが,syslogの送信対象となります。

このパラメータを指定しない場合,イベントレベルの数値が6以下のユーザ入力コマンドおよびメッセージがsyslogの送信対象となります。

message-listとevent-levelを並列で指定した場合,両方の条件に一致するユーザ入力コマンドおよびメッセージをsyslogとして送信します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <group name>には31文字以内の名前を指定します。詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

    <event level>には0〜7の値を指定します。

[コマンド省略時の動作]

イベントレベルの数値が6以下のユーザ入力コマンドおよびメッセージが,syslogの送信対象となります。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

logging syslog-host
message-list
message-type