sntp broadcast
インタフェースごとにIPv4ブロードキャストまたはIPv6マルチキャストでSNTPパケットを送信して,ほかの装置が本装置に同期するように設定します。
本コマンドは4096エントリまで設定できます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
sntp broadcast { ip | ipv6 }[version <number>] [key <key id>] [source-interface loopback <loopback id>]
- 情報の削除
no sntp broadcast { ip | ipv6 }
[入力モード]
- (config-if)
-
イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース
- (config-subif)
-
イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース
[パラメータ]
- { ip | ipv6 }
-
送信するSNTPパケットのアドレスファミリを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
なし
-
- version <number>
-
SNTPのバージョン番号を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
バージョン4が指定されます。
-
値の設定範囲
1,2,3,または4
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- key <key id>
-
アクセスするための認証キーを指定します。このkeyはauthentication-keyで設定した番号(10進数)を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
認証キーの指定はなし
-
値の設定範囲
1〜65535
-
- source-interface loopback <loopback id>
-
SNTPパケット送信時の送信元IPアドレスとして使用するループバックインタフェースを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
ループバックインタフェースに設定しているIPアドレスを使用します。このとき,no system-source-addressコマンドが設定されたループバックインタフェースは対象外とします。
IPアドレスを設定していない場合,宛先経路の送信元インタフェースのアドレスを使用します。
-
値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。
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[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
sntp serverコマンド,sntp masterコマンド,またはsntp broadcast clinentコマンドが設定されている場合,設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
-
インタフェースのIPv4アドレスまたはIPv6アドレスの設定を変更する場合は,sntp broadcastコマンドの設定を削除してから実施してください。
[関連コマンド]
sntp broadcast client sntp authentication-key