コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


quit(exit)

モードを一つ上位の階層に戻します。グローバルコンフィグレーションモードで編集中の場合は,コンフィグレーションモードを終了して装置管理者モードに戻ります。サブモードで編集中の場合は一つ上位階層に戻ります。

一般ユーザモードおよび装置管理者モードでの動作については,「運用コマンドレファレンス Vol.1」 「2 コマンド入力モード切換」を参照してください。

[入力形式]

quit
exit

[入力モード]

コンフィグレーションモード,一般ユーザモード,および装置管理者モード

[パラメータ]

なし

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

なし

[応答メッセージ]

quit(exit)コマンドの応答メッセージを次の表に示します。

表3‒4 quit(exit)コマンド応答メッセージ

メッセージ

内容

The changes to the configuration have not been saved. Do you want to exit configure mode without saving the changes? (y/n):

編集したコンフィグレーションをスタートアップコンフィグレーションファイルに保存しないで,コンフィグレーションモードを終了しようとしています。”y”を入力するとコンフィグレーションモードを終了します。”n”を入力するとquit(exit)コマンドを中止します。

必要であれば,commitコマンドまたはsaveコマンドを実行して,編集したコンフィグレーションをスタートアップコンフィグレーションファイルに保存してください。

[注意事項]

コンフィグレーションモードでquit(exit)コマンドを使用する場合は,次に示す注意事項があります。

  1. コンフィグレーションをスタートアップコンフィグレーションファイルに保存しないで,本コマンドで一時的にコンフィグレーションモードを終了することができます。このとき,コンフィグレーションは編集途中の状態になっています。コンフィグレーションの編集後,commitコマンドまたはsaveコマンドを実行して,スタートアップコンフィグレーションファイルに保存してください。

  2. コンフィグレーションの編集後,スタートアップコンフィグレーションファイルに保存しないで本コマンドを実行した場合,スタートアップコンフィグレーションファイルと編集したコンフィグレーションが異なります。そのため,再度コンフィグレーションモードに入り,編集しないで本コマンドを実行した場合にも確認メッセージが表示されます。

  3. 本コマンドが完了する前に[Ctrl]+[C]キーを入力して中断しないでください。中断した場合,コンフィグレーションモードが終了しません。その後,コンフィグレーションコマンドを実行すると「A logical inconsistency occurred.」が出力されて,エラーになるおそれがあります。この状態になった場合は,endコマンドでコンフィグレーションモードを終了してください。

[関連コマンド]

なし