コンフィグレーションガイド Vol.3


27.1.12 VRFでのIPv6 PIM-SMランデブーポイント候補の設定

[設定のポイント]

VRFで本装置をランデブーポイント候補として使用する場合,ランデブーポイントアドレスとして該当VRFのループバックインタフェースにIPv6アドレスを設定します。また,管理するグループアドレスを設定します。

VRF 10で管理するグループアドレスをff06::db8:0:0/96,該当VRFのループバックインタフェースをloopback 30,ループバックインタフェースに設定したIPv6アドレスを2001:db8:1::10とした場合の設定例を次に示します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface loopback 30

    (config-if)# vrf forwarding 10

    (config-if)# ipv6 address 2001:db8:1::10

    (config-if)# exit

    VRF 10のループバックインタフェース(loopback 30)にIPv6アドレスを設定します。

  2. (config)# ipv6 access-list GROUP1

    (config-ipv6-acl)# permit ipv6 any ff06::db8:0:0/96

    (config-ipv6-acl)# exit

    VRF 10で管理するグループアドレスのアクセスリスト(GROUP1)を作成します。

  3. (config)# ipv6 pim vrf 10 bsr candidate rp 2001:db8:1::10 group-list GROUP1

    本装置をVRF 10のランデブーポイント候補として設定します。管理するグループアドレスにはアクセスリスト(GROUP1)を指定します。