コンフィグレーションガイド Vol.3


25.1.16 VRFでのIGMPの設定

[設定のポイント]

VRFでIGMPを動作させるには,該当VRFのインタフェースにIGMPを設定します。なお,該当VRFのインタフェースにPIM-SMまたはPIM-SSM(ip pim sparse-modeコマンド)を設定してもIGMPは動作します。

デフォルトではIGMPv2およびIGMPv3混在モードです。IGMPバージョンを変更する場合は,ip igmp versionコマンドで設定してください。

VPN 2にVRF 10を対応させ,VRF 10のインタフェースのIPv4アドレスを10.1.1.1/24とした場合のIGMP構成例を次の図に示します。

図25‒5 VRFでのIGMP構成例

[図データ]

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    ポート1/1のコンフィグレーションモードに移行します。

  2. (config-if)# vrf forwarding 10

    ポート1/1にVRF 10を設定します。

  3. (config-if)# ip address 10.1.1.1 255.255.255.0

    ポート1/1にIPv4アドレスを設定します。

  4. (config-if)# ip igmp router

    (config-if)# exit

    ポート1/1にIGMPを設定します。