コンフィグレーションガイド Vol.3


19.2.6 マルチパスの設定

[設定のポイント]

コスト値を調整することで,経路が経由するルータ数に関係なく宛先へのイコールコストマルチパスを構築できます。

図19‒5 マルチパスの構成

[図データ]

本装置Cを経由する場合,宛先までのコストは2です。ここでは,本装置Aでイコールコストマルチパスを構築する例を示します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/2

    (config-if)# ipv6 ospf 1 area 0

    (config-if)# exit

  2. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    (config-if)# ipv6 ospf 1 area 0

    (config-if)# ipv6 ospf cost 2

    ポート1/1のコスト値を2とすることで,ポート1/2を経由する経路とコストを等しくします。