コンフィグレーションガイド Vol.3


18.8.1 コンフィグレーションコマンド一覧

本装置のOSPF隣接ルータでOSPFリスタート機能を使用する場合,本装置にOSPFヘルパー機能を設定してください。

リスタート機能を使用する場合,OSPFのリスタート時間(graceful-restart restart-timeコマンドの設定値)を,系切替所要時間+LSA学習時間を超えるように設定してください。

グレースフル・リスタートのコンフィグレーションコマンド一覧を次の表に示します。

表18‒7 コンフィグレーションコマンド一覧

コマンド名

説明

graceful-restart mode

ヘルパー機能またはリスタート機能を設定します。

graceful-restart restart-time

リスタート時間(ヘルパーとの再接続の許容時間)を設定します。

graceful-restart strict-lsa-checking

ヘルパールータで,リスタートルータとの間でLSAデータベースが同期していない状況になった場合,グレースフル・リスタートを止めます。

max-metric router-lsa

リスタートルータとしての経路学習に失敗した後,スタブルータとして動作します。

routing options graceful-restart time-limit

経路を保留する時間の上限値を指定します。

注※

コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3」 「13 ルーティングオプション」を参照してください。