コンフィグレーションガイド Vol.3


17.2.7 VRFでのOSPFの適用

[設定のポイント]

router ospfコマンドで,vrfパラメータを指定します。ループバックアドレスをルータIDとして使用して,VRF 2でOSPFを適用します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface loopback 2

    インタフェースモードへ移行して,ループバック2の情報を指定します。

  2. (config-if)# vrf forwarding 2

    (config-if)# ip address 172.16.1.1

    VRF 2を指定して,IPアドレスを172.16.1.1にします。

  3. (config-if)# ip ospf 1 area 0

    (config-if)# exit

    ドメイン1のエリア0で動作することを指定します。

  4. (config)# router ospf 1 vrf 2

    ospfモードへ移行して,VRF 2で動作するOSPFの情報を指定します。ドメイン番号を1にします。

  5. (config-router)# network 10.0.0.0 0.255.255.255 area 0

    ネットワーク10.0.0.0/8の範囲内のインタフェースは,エリア0に所属します。