コンフィグレーションガイド Vol.3


11.1.4 プレフィックス委任情報の学習

プレフィックス委任の管理情報(以降,バインディング(IA_PD)と呼びます)はDHCPv6リレーエージェントで保持して,IPv6スタティック経路自動生成の情報として使用します。なお,IPv6ユニキャストアドレスの割り当て(IA_NAまたはIA_TA)は学習対象外となります。

バインディング(IA_PD)を更新する契機を次の表に示します。

表11‒2 バインディング(IA_PD)を更新する契機

変更内容

契機

追加

DHCPv6 REPLYメッセージの転送

更新

DHCPv6 REPLYメッセージの転送

削除

バインディング(IA_PD)に対応するDHCPv6 RELEASEメッセージの転送

バインディング(IA_PD)のエージングアウト

DHCPv6パケットの転送先の削除(コンフィグレーションコマンドno ipv6 dhcp relay destination)

手動によるバインディング(IA_PD)の削除(運用コマンドclear ipv6 dhcp relay binding)

注※

実行したインタフェース内のすべてのバインディング(IA_PD)を削除します。