コンフィグレーションガイド Vol.2


19.2.6 シェーパユーザワンタッチ設定機能の設定

[設定のポイント]

自動設定するシェーパモード情報を作成して,適用するNIF番号を設定することで,シェーパユーザを自動で設定します。シェーパモード情報として次に示す情報を設定します。

  • シェーパモード

  • スケジューリング種別

  • ユーザ送信キュー数

  • 廃棄優先度数

  • 階層化シェーパのポート番号

  • ユーザ帯域

  • キュー長

  • WFQの重み(スケジューリング種別がPQ+WFQの場合だけ)

[コマンドによる設定]

  1. (config)# shaper mode SHAPER-RGQ auto rgq scheduling pq max-user-queue 8 port 1-12 llrlq-peak-rate 2G peak-rate 1G min-rate 1M

    次のとおり指定して,シェーパモード情報(SHAPER-RGQ)を作成します。

    • シェーパモード:RGQ

    • スケジューリング種別:PQ

    • ユーザ送信キュー数:8キュー

    • 廃棄優先度数:省略しているため,4

    • 階層化シェーパのポート番号:1〜12

    • LLRLQユーザの最大帯域:2Gbit/s

    • 通常ユーザおよびデフォルトユーザの最大帯域:2Gbit/s

    • 通常ユーザの最低帯域:1Mbit/s

  2. (config-shp-mode)# nif 1

    作成したシェーパモード情報(SHAPER-RGQ)をNIF1に適用します。

  3. (config-shp-mode)# end

    コンフィグレーションモードから装置管理者モードに戻ります。

  4. # reload nif 1

    Are you sure you want to restart nif 1? (y/n): y

    装置管理者モードで,NIF1を再起動します。再起動が完了すると,適用したシェーパモード情報で運用を開始します。