コンフィグレーションガイド Vol.2


19.1.2 シェーパユーザ

シェーパユーザはポート内のキューを複数まとめたもので,階層化シェーパの帯域制御の制御単位です。本装置のシェーパユーザは3種類あります。シェーパユーザの種類を次の表に示します。

表19‒1 シェーパユーザの種類

シェーパユーザ

説明

LLRLQユーザ

最大帯域までは最優先で出力する,最高優先度のシェーパユーザです。

各ポートに一つずつ存在します。

通常ユーザ

LLRLQユーザの余剰帯域がある場合に,指定されたシェーパモードに従ってシェーパユーザごとに帯域を制御しながらフレームを出力するシェーパユーザです。

各ポートに複数個存在し,各通常ユーザには1番から始まるシェーパユーザ番号が付けられます。

デフォルトユーザ

LLRLQユーザおよび通常ユーザの余剰帯域がある場合にフレームを出力する,最低優先度のシェーパユーザです。

各ポートに一つずつ存在します。