コンフィグレーションガイド Vol.2


18.1.5 ポート帯域制御

ポート帯域制御は,スケジューリングを実施したあとに該当ポートに指定した送信帯域にシェーピングする機能です。この制御を使用して,広域イーサネットサービスなどへ接続できます。

例えば,ポート帯域が1Gbit/sでISPとの契約帯域が400Mbit/sの場合,ポート帯域制御を使用してあらかじめ帯域を400Mbit/s以下に抑えてフレームを送信できます。

ポート帯域制御の仕様を次の表に示します。

表18‒9 ポート帯域制御の仕様

設定単位

設定範囲

刻み値

G単位

1G〜100Gbit/s

1Gbit/s

M単位

1M〜100000Mbit/s

1Mbit/s

k単位

10k〜100000000kbit/s

10kbit/s

ポート帯域制御の対象となるフレームの範囲は,フレーム間ギャップからFCSまでです。ポート帯域制御の対象範囲を次の図に示します。

図18‒4 ポート帯域制御の対象範囲

[図データ]