コンフィグレーションガイド Vol.2


3.2.4 トランクポートのVLAN追加と削除

[設定のポイント]

トランクポートへのVLANの追加と削除は,switchport trunkコマンドのallowed vlan addパラメータおよびallowed vlan removeパラメータで設定します。

すでにswitchport trunk allowed vlanコマンドを設定した状態でもう一度switchport trunk allowed vlanコマンドを実行すると,add指定した場合と同じように,元の設定から追加した内容がVLAN IDリストに追加されます。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface range vlan 10-20,100

    (config-if-range)# exit

    VLAN 10〜20,100を作成します。

  2. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    (config-if)# switchport mode trunk

    ポート1/1のコンフィグレーションモードに移行します。また,トランクポートとして設定します。

  3. (config-if)# switchport trunk allowed vlan 10-20

    ポート1/1にVLAN 10〜20を設定します。ポート1/1はVLAN 10〜20のTaggedフレームを扱います。

  4. (config-if)# switchport trunk allowed vlan add 100

    ポート1/1で扱うVLANにVLAN 100を追加します。

  5. (config-if)# switchport trunk allowed vlan remove 15,16

    ポート1/1で扱うVLANからVLAN 15およびVLAN 16を削除します。この状態で,ポート1/1はVLAN 10〜14,17〜20,100のTaggedフレームを扱います。