コンフィグレーションガイド Vol.1


15.1.2 ログの保存

システムメッセージ,運用コマンド応答メッセージ,およびコンフィグレーションエラーメッセージは,運用ログおよび統計ログとして装置内に保存されます。これらの情報で装置の運用状態や障害の発生状況を管理できます。なお,運用ログの保存件数はメッセージ種別ごとに設定できます。運用ログと統計ログの特徴を次に示します。

運用ログ

運用中に発生した事象(イベント)を発生順に記録した情報で,システムメッセージと同様の内容が格納されます。次に示す情報が運用ログとして格納されます。

  • 運用コマンドの応答メッセージ

  • コンフィグレーションエラーメッセージ

  • システムメッセージ

統計ログ

装置内で発生した障害や警告についてのシステムメッセージをメッセージ識別子ごとに分類して,同事象が最初に発生した日時および最後に発生した日時と累積回数をまとめた情報です。

管理者は,運用コマンドでこれらの情報を参照できます。

運用ログと統計ログは,BCUの再起動または停止を契機として,自動的に内蔵フラッシュメモリへ保存されます。しかし,障害によるBCUの再起動または停止の場合は,運用ログと統計ログが保存されないことがあります。また,リセットスイッチを押した場合に,一部のログが損失することがあります。そのため,syslogメッセージを送信することを推奨します。