コンフィグレーションガイド Vol.1


14.5.1 概要

本装置は予備のPSを搭載することで,PSを冗長化できます。PSを冗長化すると,一部のPSで障害が発生して電力供給が停止しても,自動的に残りのPSで電力の負荷バランスをとることで電力を安定供給できます。また,障害となったPSは装置を運用したままで交換できます。

本装置はPSの冗長化方式として,電源ユニット冗長と給電系統冗長をサポートしています。

PS障害などによってPSが冗長構成でなくなった場合,コンフィグレーションコマンドpower redundancy-modeを設定しているとシステムメッセージを出力およびSNMP通知を送信します。冗長構成で運用を継続したい場合は,PSを交換または増設してください。PSの交換,増設,および移設作業については,「ハードウェア取扱説明書」を参照して,注意事項を遵守してください。