トラブルシューティングガイド
show bfd sessionコマンドでBFD監視対象と対応するBFDセッションが表示されない場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因を切り分けてください。
表6-14 BFDセッションが生成できない場合の障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 本装置で,BFD監視のコンフィグレーションが正しく設定されていることを確認してください。
- show running-config
BFD監視のコンフィグレーション(track name,type bfd,および連携プロトコルによるトラックの指定)が正しく設定されていない場合は,修正してください。 2 BFDセッション数が収容条件を超えていないことを確認してください。
- show logging
該当するシステムメッセージ(メッセージ種別:BFD,メッセージ識別子:47010101)が出力されている場合は,不要なBFD監視をコンフィグレーションから削除したあと,restart bfdコマンドを実行してください。
BFDプログラムの再起動後に,同様のシステムメッセージが出力されないことを確認してください。3 送信レートが収容条件を超えていないことを確認してください。
- show logging
該当するシステムメッセージ(メッセージ種別:BFD,メッセージ識別子:47010102)が出力されている場合は,不要なBFD監視を削除するか,BFD監視の送受信間隔を見直したあと,restart bfdコマンドを実行してください。
BFDプログラムの再起動後に,同様のシステムメッセージが出力されないことを確認してください。4 BFDセッションの設定に失敗していないか確認してください。
- show logging
該当するシステムメッセージ(メッセージ種別:BFD,メッセージ識別子:47010103)が出力されている場合は,BFDプログラムが正しく動作していません。restart bfdコマンドを実行してください。
BFDプログラムの再起動後に,同様のシステムメッセージが出力されないことを確認してください。5 BFD監視対象のアドレスに対して通信できることを確認してください。
- ping
マルチホップ監視の場合は,sourceパラメータを使用して送信元アドレスにループバックアドレスを指定してください。
通信できない場合は,「5.1 IPv4ネットワークの通信障害」を参照してください。 6 フィルタ,QoS,またはuRPFによってパケットが廃棄されていないか確認してください。 確認方法と対応については,「8.1 パケット廃棄の確認」を参照してください。 7 対向装置の設定を確認してください。 BFDの連携プロトコルが対向装置を認識できていない,または監視対象として選択できていない可能性があります。対向装置でも,連携プロトコルを正しく設定してください。
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