トラブルシューティングガイド
LLDPで隣接装置の情報が正しく取得できない場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因を切り分けてください。
表6-13 LLDP使用時の障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 LLDPの動作状態を確認してください。
- show lldp
StatusがEnabledの場合は,項番2へ。 StatusがEnabledでない場合は,LLDPが停止状態になっています。LLDPを有効にしてください。 2 ポート情報を確認してください。
- show lldp detail
隣接装置が接続されているポート情報が表示されている場合は,項番3へ。 隣接装置が接続されているポート情報が表示されていない場合は,該当ポートがLLDPの動作対象外になっています。該当ポートに対してLLDPを有効にしてください。 3 隣接装置が接続されているポートのリンク状態を確認してください。
- show lldp detail
LinkがUpの場合は,項番4へ。 LinkがDownの場合は,回線状態を確認してください。確認方法は,「3. ネットワークインタフェースのトラブルシュート」を参照してください。 4 隣接装置側でLLDPフレームの送信統計情報を確認してください。 隣接装置側でLLDPフレームの送信数が増加していない場合は,隣接装置側の設定を確認してください。 隣接装置側でLLDPフレームの送信数が増加している場合は,装置間の接続が誤っている可能性があるため接続を確認してください。
また,フィルタまたはQoSによってLLDPフレームが廃棄されていないか確認してください。確認方法と対応については,「8.1 パケット廃棄の確認」を参照してください。
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