運用コマンドレファレンス Vol.3
BGP4+プロトコルに関する情報を表示します。
[入力形式]
show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] summary [brief] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] neighbors [brief] [{ <as> | <peer group> | <peer address> | <host name> | detail }] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] peer-group <peer group> show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] [brief] [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] neighbors [brief] {<peer address> | <host name>} received-routes [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] received-routes [{ summary | [brief ] [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] }] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] neighbors [brief] {<peer address> | <host name>} routes [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] routes [{ summary | [brief] [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] }] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] neighbors [brief] {<peer address> | <host name>} advertised-routes [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] advertised-routes [{ summary | [brief] [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] }] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] {regexp | quote-regexp} <aspath> [unmatch] [brief] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] aspath-regexp <extended regular expression> [brief] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] inconsistent-as [brief] show ipv6 bgp paths [<aspath> [unmatch]] show ipv6 bgp paths-regexp <extended regular expression> show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] community [brief] [none] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] community [brief] <community>... [exact] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] community-regexp <extended regular expression> [brief] show ipv6 bgp neighbors {<peer address> | <host name>} dampened-routes [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp dampened-paths [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp [neighbors [brief]{<peer address> | <host name>}] flap-statistics [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp flap-statistics [brief] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] nsr [brief] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] notification-factor [{<peer address> | <host name>}] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] stale [{summary | brief}]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- vpnv6 vrf {<vrf id> | all}
- VRFのBGP4+情報を表示します。<vrf id>指定時は指定VRFのBGP4+情報だけを,all指定時はグローバルネットワークも含む全VRFのBGP4+情報を表示します。<vrf id>にはコンフィグレーションコマンドで設定されたVRF IDを指定してください。
- 本パラメータ省略時の動作
- グローバルネットワークのBGP4+情報を表示します。
- summary
- すべてのピアのピアリング状態を表示します。
- brief
- 簡易形式で表示します。
- neighbors
- すべてのピアリング情報をサマリー表示します。
- {<as> | <peer group> | <peer address> | <host name> | detail}
- <as>
- 指定したASのピアの情報をサマリー表示します。AS番号を指定してください。
- <peer group>
- 指定したピアグループの情報をサマリー表示します。ピアグループ名を指定します。
- 入力可能な文字は,31文字以内の名前です。詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- <peer address>
- 指定したピアの情報を詳細表示します。ピアのIPv6アドレス,またはインタフェース名付きIPv6アドレス(リンクローカルアドレスだけ)を指定してください。
- <host name>
- 指定したピアの情報を詳細表示します。ホスト名称を指定してください。
- ただし,vpnv6 vrf {<vrf id> | all}指定時は,本パラメータは指定できません。
- detail
- すべてのピアの情報を詳細表示します。
- peer-group <peer group>
- 指定ピアグループに所属するピアのピアリング情報を表示します。
- <peer group>
- ピアグループ名を指定します。
- 入力可能な文字は,31文字以内の名前です。詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- -F
- 経路情報の属性をフル形式で表示します(= -aco指定)。
- -a
- 経路情報のATOMIC_AGGREGATE属性とAGGREGATOR属性を表示します。
- -c
- 経路情報のCOMMUNITIES属性を表示します。
- -o
- 経路情報のORIGINATOR_ID属性とCLUSTER_LIST属性を表示します。
- <prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]
- BGP4+が保有している経路情報を表示します。
- <prefix>/<prefixlen>で宛先ネットワークを指定した場合,表示する経路情報をフィルタリングできます。<prefix>には宛先アドレスをコロン記法で指定します。
- <prefixlen>
- プレフィックス長を指定します。0〜128の範囲で指定してください。
- 本パラメータ省略時の動作
- 指定した<prefix>までをフィルタリングアドレスとして経路情報を表示します。
- (例)2001:db8:1::と入力した場合は,2001:db8:1::/48の経路情報を表示します。
- longer-prefixes
- 指定宛先ネットワークに包括される経路情報が対象となります。
- 本パラメータ省略時の動作
- 指定宛先ネットワークと一致する経路情報だけが対象となります。その際,プレフィックス長の指定を省略した場合には,最長一致(longest-match)する経路情報が対象となります。
- neighbors [brief] {<peer address>|<host name>}
- 指定したピアの経路情報だけを表示します。
- <peer address>
- ピアのIPv6アドレス,またはインタフェース名付きIPv6アドレス(リンクローカルアドレスだけ)を指定してください。
- <host name>
- ホスト名称を指定してください。
- ただし,vpnv6 vrf {<vrf id> | all}指定時は,本パラメータは指定できません。
- received-routes
- ピアから受信した経路情報を表示します。
- received-routesだけ指定した場合,すべてのピアの,すべての経路情報を表示します。
- received-routes summary
- ピアから受信した経路情報数をピア単位で表示します。
- routes
- ピアから受信した有効経路(フィルタなどで抑止されていない)情報を表示します。
- routesだけ指定した場合,すべてのピアの,すべての経路情報を表示します。
- routes summary
- ピアから受信した有効経路(フィルタなどで抑止されていない)情報をピア単位で表示します。
- advertised-routes
- ピアへ広告した経路情報を表示します。
- advertised-routesだけ指定した場合,すべてのピアの,すべての経路情報を表示します。
- advertised-routes summary
- ピアへ広告した経路情報数をピア単位で表示します。
- {regexp | quote-regexp} <aspath> [unmatch]
- 指定したASパス正規表現に一致するAS_PATH属性の経路情報を表示します。なお,AS_PATH属性のAS_SEQUENCEだけがパス比較の対象です。
- <aspath>
- regexp指定時はAS番号(一つのAS_PATH属性を保持している場合)を指定してください。
- quote-regexp指定時は<aspath>を「"」で囲んで指定し,ASパス正規表現は次の形式で指定してください。
<aspath> := <aspath_term>... <aspath_term> := <aspath_symbol>[{ {m,n} | {m} | {m,} | * | + | ? }] <aspath_symbol> := { <as> | . }- {m,n}:aspath_symbolをm回からn回,繰り返すことを意味します。
- (m,nの設定範囲:0〜255)
- {m}:aspath_symbolをm回,繰り返すことを意味します。
- (mの設定範囲:0〜255)
- {m,}:aspath_symbolをm回以上,繰り返すことを意味します。
- (mの設定範囲:0〜255)
- *:aspath_symbolを0回以上,繰り返すことを意味します。
- +:aspath_symbolを1回以上,繰り返すことを意味します。
- ?:aspath_symbolを0回または1回,繰り返すことを意味します。
- ([Ctrl]+[V]を入力後,[?]を入力してください)
- <as>:指定したAS番号を意味します。
- .:任意のAS番号を意味します。
- unmatch
- 指定したASパス正規表現に一致しないAS_PATH属性の経路情報を表示します。
- aspath-regexp
- 指定した拡張正規表現に一致するAS_PATH属性の経路情報を表示します。なお,AS_PATH属性のAS_SEQ,AS_SET,およびAS_CONFED_SEQUENCEがパス比較の対象です。
- <extended regular expression>
- <extended regular expression>は拡張正規表現で指定します。<extended regular expression>の前後を「"」で囲んで指定してください。
- 拡張正規表現の指定方法については,「コンフィグレーションガイド Vol.3 23.1.2(3)(d) 正規表現」を参照してください。
- paths
- 保有しているすべての経路情報のAS_PATH属性を表示します。
- paths-regexp
- 指定した拡張正規表現に一致するAS_PATH属性を表示します。なお,AS_PATH属性のAS_SEQ,AS_SET,およびAS_CONFED_SEQUENCEがパス比較の対象です。
- inconsistent-as
- ASパス矛盾(同一宛先ネットワークで発生元ASが異なる経路)を起こしている経路情報を表示します。
- community
- COMMUNITIES属性を持つ(none未指定時)経路情報を表示します。
- none
- COMMUNITIES属性を持たない経路情報を表示します。
- community <community>... [exact]
- 指定したCOMMUNITIES属性を持つ経路情報を表示します。
- <community>
- 複数のコミュニティを指定できます。
- <community>は次の形式で指定します。
- <community> := { <community number> | <well known community> }
- <community number> := { 10進数指定(dd:dd ddの範囲は0〜65535) | 16進数指定(0xhhhhhhhh hの範囲は0〜9,a〜f) }
- <well known community> := { no-export | no-advertise | local-AS }
- exact
- 指定したコミュニティをすべて持つ経路情報だけを表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
- 指定したコミュニティのどれかを持つ経路情報を表示します。
- community-regexp
- 指定した拡張正規表現に一致するCOMMUNITIES属性を持つ経路情報を表示します。
- dampened-routes
- 抑止(suppress)状態の経路情報を表示します。
- dampened-paths
- 抑止(suppress)状態の経路情報を表示します。
- flap-statistics
- フラップが発生している経路情報を表示します。
- nsr
- ノンストップルーティングが有効なピアのノンストップルーティング関連情報を表示します。
- notification-factor[{<peer address> | <host name>}]
- BGP4+のコネクションを切断する要因となったパケットを表示します。
- パケットの内容は,BGP4+ヘッダの先頭から表示されます。
- <peer address>
- 指定ピアから受信した切断する要因となったメッセージを表示します。ピアのIPv6アドレス,またはインタフェース名付きIPv6アドレス(リンクローカルアドレスだけ)を指定してください。
- <host name>
- 指定ホストから受信した切断する要因となったメッセージを表示します。ホスト名称を指定してください。
- ただし,vpnv6 vrf {<vrf id> | all}指定時は,本パラメータは指定できません。
- stale
- ピアから受信したstale経路情報を表示します。
- Stale情報はレシーブルータでだけ表示されます。
- 各パラメータ省略時の動作
- 本コマンドでは,パラメータを指定してその条件に該当する情報だけを表示できます。パラメータを指定しない場合は,条件を限定しないで情報を表示します。複数のパラメータを指定した場合は,それぞれの条件に同時に該当する情報を表示します。
- すべてのパラメータ省略時の動作
- グローバルネットワークのBGP4+が保有している経路情報を表示します。
[実行例1] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] summary [brief]の例
図11-49 標準形式での全ピアのピアリング状態の表示
>show ipv6 bgp summary Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer AS Received Sent Up/Down Status 2001:db8:1::11 65031 241 245 20XX/03/12 00:59:01 Established >図11-50 簡易形式での全ピアのピアリング状態の表示
>show ipv6 bgp summary brief Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer AS Up/Down Status 2001:db8:1::11 65031 20XX/03/12 15:44:12 Established 2001:db8:2::22 65032 20XX/03/12 19:41:01 Established 2001:db8:1111:2222:3333::4444 64515 - Active >
[実行例1の表示説明]
表11-36 全ピアのピアリング状態の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自ルータのAS番号 − Local Router ID 自ルータのルータID − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − AS ピアのAS番号 − Received 受信メッセージ数 − Sent 送信メッセージ数 − Up/Down 最後にEstablished状態へ遷移した時刻,または最後にEstablished状態から遷移した時刻(年/月/日 時:分:秒) − Status ピアとの状態 Shutdown(ピアオプションshutdown指定時) Idle Connect Active OpenSent OpenConfirm Established 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例2] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] neighbor [brief] [<as> | <peer group>]の例
図11-51 標準形式での全ピアのサマリー情報表示
>show ipv6 bgp neighbor Date 20XX/01/26 12:00:00 UTC Peer Address Peer AS Local Address Local AS Type Status 2001:db8:1::11 65031 2001:db8:1::1 64515 External Established to tokyo >注 <as>または<peer group>を指定した場合,指定したAS番号のピアのサマリー情報,または指定したピアグループ名称のピアのサマリー情報を表示します。
図11-52 簡易形式での全ピアのサマリー情報表示
>show ipv6 bgp neighbor brief Date 20XX/01/26 12:00:00 UTC Peer Address AS Type Status 2001:db8:1::11 65031 External Established 2001:db8:2::22 65032 External Established 2001:db8:1111:2222:3333:4:5555:6666 64515 Internal Active >注 <as>または<peer group>を指定した場合,指定したAS番号のピアのサマリー情報,または指定したピアグループ名称のピアのサマリー情報を表示します。
[実行例2の表示説明]
表11-37 全ピアのサマリー情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Confederation ID※1 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※1 メンバーAS番号 − Peer Address ピアのIPv6アドレス − Peer AS ピアのAS番号 − Local Address 自側のIPv6アドレス 自側のIPv6アドレスが特定できない場合,unspecifiedを表示します。※2 Local AS 自側のAS番号 − Type ピアの接続形式 Internal:内部ピア External:外部ピア ConfedExt:メンバーAS間ピア Status ピアとの状態 Shutdown(ピアオプションshutdown指定時) Idle Connect Active OpenSent OpenConfirm Established … ピアの名称 コンフィグレーションファイルで設定された場合にだけ表示 注※1 コンフェデレーション構成時だけ表示されます。
注※2 ピアとの接続形態が直接接続の場合,次の条件で表示します。
- ピアリングに使用するインタフェースがアップしていない(外部ピア/内部ピア共通)
- TCPセッションが確立していない(内部ピアだけ)
[実行例3] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] neighbors [{ <peer address> | <host name> | detail }] の例
図11-53 特定ピアの詳細情報表示
>show ipv6 bgp neighbor 2001:db8:1::11 Date 20XX/01/26 10:40:20 UTC BGP4+ Peer: 2001:db8:1::11, Remote AS: 65031 Remote Router ID: 192.168.22.10, Peer Group: office10 Description: to tokyo BGP4+ Status: Established, HoldTime: 90, Keepalive: 30 Established Transitions: 1, Established Date: 20XX/03/14 10:28:00 BGP4+ Version: 4, Type: External Local Address: 2001:db8:1::1 Local AS: 64515, Local Router ID: 192.168.22.80 Next Connect Retry: -, Connect Retry Timer: - Last Keep Alive Sent: 10:39:30, Last Keep Alive Received: 10:40:01 Graceful Restart: Both Last Restart Status : Finished 20XX/03/07 10:11:12 Last Receive Status : Finished 20XX/03/08 17:01:23 Stalepath Time: 300 NLRI of End-of-RIB Marker: Advertised and Received BGP4+ Message UpdateIn UpdateOut TotalIn TotalOut 1 7 61 68 BGP4+ Peer Last Error: Cease BGP4+ Routes Accepted MaximumPrefix RestartTime Threshold 9429 10000 none 75% BGP4+ Capability Negotiation: <Graceful_Restart> Send : <Refresh Refresh(v), IPv6-Uni, Graceful_Restart(RestartTime:120s)> Receive: <Graceful_Restart(RestartTime:300s, IPv6-Uni)> Password: Configured Fast-external-fallover: Enabled Track Name: -, Track ID: -, Track State: - >注 detail指定時はすべてのピアに関する詳細情報を表示します。
[実行例3の表示説明]
表11-38 特定ピアの詳細情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Confederation ID※1 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※1 メンバーAS番号 − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Remote AS ピアのAS番号 − Remote Router ID ピアのルータID 接続先のルータIDを表示
未接続時は"-"を表示Peer Group ピアグループ名称 − Description ピアの名称 コンフィグレーションファイルで設定された場合にだけ表示 BGP4+ Status ピアとの状態 Idle Connect Active OpenSent OpenConfirm Established HoldTime ホールドタイム(秒) − Keepalive 送信間隔(秒) − Established Transitions Established状態へ遷移した回数 − Established Date 最後にEstablished状態へ遷移した時刻,または最後にEstablished状態から遷移した時刻(年/月/日 時:分:秒) − BGP4+ Version BGP4+のバージョン − Type ピアの接続形式 Internal:内部ピア External:外部ピア Internal RRclient:内部ピアかつルートリフレクタ・クライアント Internal RRclient no-client-reflect:内部ピアかつルートリフレクタ・ノンクライアント ConfedExt:メンバーAS間ピア Local Address 自側のIPv6アドレス 自側のIPv6アドレスが特定できない場合,unspecifiedを表示します。※2 Local AS 自側のAS番号 − Local Router ID 自側のルータID 自ルータIDを表示 Next Connect Retry 次にBGP4+コネクションの接続をリトライするまでの時間(分:秒) − Connect Retry Timer 現在の接続リトライ間隔(秒) − Last Keep Alive Sent 最後にKeepAliveメッセージを送信した時刻(時:分:秒) − Last Keep Alive Received 最後にKeepAliveメッセージを受信した時刻(時:分:秒) − Nonstop Routing※3 ノンストップルーティングの有効 Enable:有効 Sync Status※3 ノンストップルーティングの他系BCUとの同期状態 Asynchronous:非同期または待機系なし Synchronizing:同期中 Synchronized:同期完了 Graceful Restart※4 グレースフル・リスタートの動作モード Restart:リスタートルータとして動作 Receive:レシーブルータとして動作 Both:リスタートルータとレシーブルータとして動作 Last Restart Status※4 リスタートルータでの実行状態と実行結果(最新の情報を表示) Receiving:経路学習中 Advertising:経路広告中 Finished:正常終了 Failed:失敗 -:未実施 リスタートルータの実行状態に遷移した時間 実行状態に遷移した日時
(実行状態が未実施の場合は日時を表示しません)Last Receive Status※4 レシーブルータでの実行状態と実行結果(最新の情報を表示) Receiving:経路学習中 Advertising:経路広告中 Finished:正常終了 Failed:失敗 -:未実施 レシーブルータの実行状態に遷移した時間 実行状態に遷移した日時(実行状態が未実施の場合は日時を表示しません) Stalepath Time※4 相手ルータがグレースフル・リスタートした時の相手ルータの経路収束までの時間 − NLRI of End-of-RIB Marker※4 経路配布完了を通知するEnd-of-RIB Markerの送受信
- Advertised and Received:End-of-RIB Markerを送信かつ受信
- Advertised:End-of-RIB Markerを送信
- Received:End-of-RIB Markerを受信
- None:End-of-RIB Markerの送受信なし
BGP4+ Messages BGP4+で交換したBGP4+メッセージの個数 − UpdateIn ピアから受信したUPDATEメッセージの個数 − UpdateOut ピアへ送信したUPDATEメッセージの個数 − TotalIn ピアから受信したメッセージの総数 − TotalOut ピアへ送信したメッセージの総数 − BGP4+ Peer Last Error※5 検出した最新のエラー エラーコード,サブコードの名称を表示します。
- Message Header Error:エラーコード
サブコードは次のとおりです。
・lost connection synchronization
・bad length
・bad message type
- OPEN Message Error:エラーコード
サブコードは次のとおりです。
・unspecified error
・unsupported version
・bad AS number
・bad BGP ID
・unsupported optional parameter
・unacceptable holdtime
- UPDATE Message Error:エラーコード
サブコードは次のとおりです。
・invalid attribute list
・unknown well known attribute
・missing well known attribute
・attribute flags error
・bad attribute length
・bad ORIGIN attribute
・error with optional attribute
・bad address/prefix field
・AS path attribute problem
- Hold Timer Expired Error:エラーコード
サブコードはありません。
- Finite State Machine Error:エラーコード
サブコードはありません。
- Cease:エラーコード
サブコードはありません。
- Cease(Over prefix limit):エラーコード
サブコードはありません。
BGP4+ Routes※6 BGP4+の学習経路数制限に関する情報 − Accepted※6 ピアから学習した経路数 アクティブ経路数と非アクティブ経路数の合計 MaximumPrefix※6 ピアから学習する経路数の指定上限値 1〜4294967295 RestartTime※6 ピアを切断したあとに再接続するまでの指定時間 時刻:指定あり(分)
none:指定なし(ピアを再接続しない)Threshold※6 システムメッセージを出力する指定閾値 − (Warning-only)※6 学習した経路数が上限値を超えてもピア切断しない指定 − BGP4+ Capability Capability情報 − Negotiation ネゴシエーションが成立したCapability情報
- IPv6-Uni:IPv6ユニキャストだけを取り扱います
- Refresh:ルート・リフレッシュを取り扱います
- Refresh(v):ベンダーコード(128)を使ったルート・リフレッシュを取り扱います
- Graceful_Restart:グレースフル・リスタートを取り扱います※4
- 4byte-AS:4バイトASを取り扱います
Send 送信したCapability情報
- IPv6-Uni:IPv6ユニキャストだけを取り扱います
- Refresh:ルート・リフレッシュを取り扱います
- Refresh(v):ベンダーコード(128)を使ったルート・リフレッシュを取り扱います
- Graceful_Restart(RestartTime):自ルータがグレースフル・リスタートしたときの再接続タイムアウトまでの時間※4
- Graceful_Restart(IPv6-Uni):グレースフル・リスタートでサポートするアドレスファミリ※4
- 4byte-AS:4バイトASを取り扱います
Receive 受信したCapability情報
- IPv6-Uni:IPv6ユニキャストだけを取り扱います
- Refresh:ルート・リフレッシュを取り扱います
- Refresh(v):ベンダーコード(128)を使ったルート・リフレッシュを取り扱います
- IPv6-Multi:IPv6マルチキャストだけを取り扱います
- Graceful_Restart(RestartTime):リスタート時間※4
- Graceful_Restart(IPv6-Uni):グレースフル・リスタートでサポートするアドレスファミリ※4
- Graceful_Restart(IPv6-Multi):グレースフル・リスタートでサポートするアドレスファミリ※4
- 4byte-AS:4バイトASを取り扱います
Password MD5認証 Configured:MD5認証あり
UnConfigured:MD5認証なしFast-external-fallover※7 インタフェースダウンによる外部ピアの即時切断指定
- Enabled:有効
- Disabled:無効
Track Name 連携しているトラック名 連携するトラックがない場合は"-"を表示します。 Track ID 連携しているトラックID 連携するトラックがない場合は"-"を表示します。 Track State トラック状態
- Up:アップ
- Down:ダウン
- Down (AdminDown):管理的ダウン(BFD連携していて,意図的にBFDセッションの確立を抑止している状態)
- -:連携するトラックがない
注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 ピアとの接続形態が直接接続の場合,次の条件で表示します。
- ピアリングに使用するインタフェースがアップしていない(外部ピア/内部ピア共通)
- TCPセッションが確立していない(内部ピアだけ)
注※3 ノンストップルーティングを使用している場合だけ表示します。
注※4 グレースフル・リスタートを使用している場合だけ表示します。
注※5 検出した最新のエラーがある場合だけ表示します。
注※6 maximum-prefix機能を使用している場合だけ表示します。
注※7 直接接続された外部ピアの場合だけ表示します。
[実行例4] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] peer-group <peer group>の例
指定ピアグループに所属するピアのピアリング情報を表示します。
図11-54 ポリシーグループのピアリング情報表示
>show ipv6 bgp peer-group office Date 20XX/01/26 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer AS Received Sent Up/Down Status 2001:db8:1::11 65031 241 245 20XX/11/10 00:59:01 Established >
[実行例4の表示説明]
表11-39 ポリシーグループのピアリング情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − BGP Peer ピアのIPアドレス − AS ピアのAS番号 − Received 受信メッセージ数 − Sent 送信メッセージ数 − Up/Down 最後にEstablished状態へ遷移した時刻,または最後にEstablished状態から遷移した時刻(年/月/日 時:分:秒) − Status ピアとの状態 Shutdown(ピアオプションshutdown指定時) Idle Connect Active OpenSent OpenConfirm Established 注※1 コンフェデレーション構成時は表示しません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例5] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] [brief] [<prefix>/<prefixlen> longer-prefixes]の例
図11-55 標準形式でのBGP4+が保有する全経路情報の表示
>show ipv6 bgp Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Weight Path *> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 - 100 100 65031 i *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 - 100 255 65031 i *> 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::2 - 100 0 65031 i *> 2001:db8:4::/64 2001:db8:400::2 - 100 0 65031 i S> 2001:db8:5::/64 2001:db8:500::22 - 100 0 65031 ? >注 <prefix>/<prefixlen> longer-prefixesを指定した場合,指定ネットワークに包括される経路情報削除を表示します。
図11-56 簡易形式でのBGP4+が保有する全経路情報の表示
>show ipv6 bgp brief Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 65031 i *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 65031 i *> 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::2 65031 i *> 2001:db8:4::/64 2001:db8:400::2 65031 i S> 2001:db8:5::/64 2001:db8:500::22 65031 ? >注 <prefix>/<prefixlen> longer-prefixesを指定した場合,指定ネットワークに包括される経路情報削除を表示します。
[実行例5の表示説明]
表11-40 BGP4+が保有する経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタートの送信元ルータがリスタート中の経路 r:コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<limit>パラメータで設定した経路数の上限値を超えた経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF属性 − Weight 経路の優先度 − Path 経路のAS_PATH属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例6] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] [-Faco] [<prefix>/<prefixlen>]の例
図11-57 BGP4+が保有する全経路情報属性のフル形式表示
> show ipv6 bgp -F Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Route 2001:db8:1::/64 *> Next Hop 2001:db8:100::2 MED: 0, LocalPref: 100, Weight: 100, Type: External route Origin: IGP, IGP Metric: 3 Path: 65031 65051 65041 { 65044 65046 } Aggregator: 65051, 192.168.10.10 <Atomic Aggregate> Communities: 65531: 65530 65524:65530 no-advertise Originator ID: 192.168.41.121 Cluster List : 192.168.21.219 192.168.21.220 >
[実行例6の表示説明]
表11-41 BGP4+経路属性のフル形式表示の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS 自AS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Confederation ID※ コンフェデレーションAS番号 − Member AS※ メンバーAS番号 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタートの送信元ルータがリスタート中の経路 r:コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<limit>パラメータで設定した経路数の上限値を超えた経路 Route 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF属性 − Weight 経路の優先度 − Type 経路のタイプ Internal route:内部ピアで受信 External route:外部ピアで受信 ConfedExt route:メンバーAS間ピアで受信 Origin 経路のORIGIN属性 IGP:発生元がIGP EGP:発生元がEGP Incomplete:発生元がその他 IGP Metric IGP経路のメトリック値 BGP経路のネクストホップ解決に使用するIGP経路のメトリック値 Path 経路のAS_PATH属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE Aggregator 経路のAGGREGATOR属性 AGGREGATOR属性がない場合は表示されません。 <...> 経路のATOMIC_AGGREGATE属性および状態 ATOMIC_AGGREGATE属性がない場合は表示されません。
Atomic Aggregate:ATOMIC_AGGREGATE属性を持っています。AS Loop:ASPATHがループしています。 Communities 経路のCOMMUNITIES属性 COMMUNITIES属性がない場合は表示されません。 no-advertise no-export local-AS xx:yy(xx,yy共に10進表示) その他(16進表示) Originator ID 経路のORIGINATOR_ID属性 ORIGINATOR_ID属性がない場合は表示されません。 Cluster List 経路のCLUSTER_LIST属性 CLUSTER_LIST属性がない場合は表示されません。 注※ コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例7] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] <prefix>/<prefixlen>の例
図11-58 BGP4+が保有する特定経路の詳細情報の表示
>show ipv6 bgp 2001:db8:1::/64 Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Route 2001:db8:1::/64 *> Next Hop 2001:db8:100::10 MED: 0, LocalPref: 100, Weight: 100, Type: External route Origin: IGP, IGP Metric: 3 Path: 65031 65051 65041 { 65044 65046 } Aggregator: 65051, 192.168.10.10 <Atomic Aggregate> Communities: 65531: 65530 65524:65530 no-advertise Originator ID: 192.168.41.121 Cluster List : 192.168.21.219 192.168.21.220 >
[実行例7の表示説明]
表11-42 特定BGP4+経路の詳細表示の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Confederation ID※ コンフェデレーションAS番号 − Member AS※ メンバーAS番号 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタートの送信元ルータがリスタート中の経路 r:コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<limit>パラメータで設定した経路数の上限値を超えた経路 Route 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF属性 − Weight 経路の優先度 − Type 経路のタイプ Internal route:内部ピアで受信 External route:外部ピアで受信 ConfedExt route:メンバーAS間ピアで受信 Origin 経路のORIGIN属性 IGP:発生元がIGP EGP:発生元がEGP Incomplete:発生元がその他 IGP Metric IGP経路のメトリック値 BGP経路のネクストホップ解決に使用するIGP経路のメトリック値 Path 経路のAS_PATH属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE Aggregator 経路のAGGREGATOR属性 AGGREGATOR属性がない場合は表示されません。 <...> 経路のATOMIC_AGGREGATE属性および状態 ATOMIC_AGGREGATE属性がない場合は表示されません。
Atomic Aggregate:ATOMIC_AGGREGATE属性を持っています。AS Loop:ASPATHがループしています。 Communities 経路のCOMMUNITIES属性 COMMUNITIES属性がない場合は表示されません。 no-advertise no-export local-AS xx:yy(xx,yy共に10進表示) その他(16進表示) Originator ID 経路のORIGINATOR_ID属性 ORIGINATOR_ID属性がない場合は表示されません。 Cluster List 経路のCLUSTER_LIST属性 CLUSTER_LIST属性がない場合は表示されません。 注※ コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例8] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] received-routes summaryの例
図11-59 各ピアから受信したBGP4+経路数の表示
>show ipv6 bgp received-routes summary Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer Active Dampened Stale Received Peer AS Type 2001:db8:1::2 2 0 0 3 65031 External >
[実行例8の表示説明]
表11-43 各ピアから受信したBGP4+経路数の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Active アクティブ状態の受信経路数 ピアが確立していない場合,"-"で表示します Dampened 抑止状態の受信経路数 抑止状態にある到達可能の経路情報 Stale Stale状態の受信経路数 送信元ルータがリスタート中の経路(レシーブルータでだけ表示可能) Received 受信経路数 ピアが確立していない場合,"-"で表示します Peer AS ピアのAS番号 − Type ピアの接続形式 Internal:内部ピア External:外部ピア ConfedExt:メンバーAS間ピア 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例9] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] [{neighbors [brief] <peer address> | <host name>}] recieved-routes [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes] ], show ipv6 bgp recieved-routes [brief] [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes] ]の例
- 特定ピアから受信したBGP4+経路情報を標準形式で表示します。
図11-60 標準形式での特定ピアから受信したBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors 2001:db8:a::aa received-routes Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC BGP4+ Peer: 2001:db8:a::aa, Remote AS: 65031 Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 - 100 65031 i *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 - 100 65031 i *> 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::2 - 100 65031 i >注1 <peer address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
注2 <prefix>/<prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
- 特定ピアから受信したBGP4+経路情報を簡易形式で表示します。
図11-61 簡易形式での特定ピアから受信したBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors brief 2001:db8:a::aa received-routes Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC BGP4+ Peer: 2001:db8:a::aa, Remote AS: 65031 Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 65031 i *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 65031 i *> 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::2 65031 i >注1 <peer address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
注2 <prefix>/<prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
- 特定ピアから受信したBGP4+経路情報を詳細形式で表示します
図11-62 BGP4+の保有する経路情報の属性のフル表示
> show ipv6 bgp neighbors 2001:db8:a::aa received-routes -F 2001:db8:1::/64 Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC BGP4+ Peer: 2001:db8:a::aa, Remote AS: 65031 Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Route 2001:db8:1::/64 *> Next Hop 2001:db8:100::2 MED: 0, LocalPref: 100, Type: External route Origin: IGP Path: 65031 65051 65041 { 65044 65046 } Next Hop Attribute: 2001:db8:100::2 Aggregator: 65051, 192.168.10.10 <Atomic Aggregate> Communities: 65530:65531 64651:64610 no-advertise Originator ID: 192.168.41.121 Cluster List : 192.168.21.219 192.168.21.220 >注1 <peer address>を指定した場合,すべてのピアの情報を表示します。
注2 <prefix>/<prefixlen>を指定した場合は,指定アドレスの経路情報を表示します。
注3 -Facoの経路情報の属性を指定した場合,経路情報を表示します。
[実行例9の表示説明]
表11-44 特定ピアから受信したBGP4+経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Remote AS ピアのAS番号 − Confederation ID※1 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※1 メンバーAS番号 − Local AS※2 自AS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタートの送信元ルータがリスタート中の経路 r:コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<limit>パラメータで設定した経路数の上限値を超えた経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス − MED 受信経路のMED属性※3 − LocalPref 受信経路のLOCAL_PREF属性※3 − Type 経路のタイプ Internal route:内部ピアで受信 External route:外部ピアで受信 ConfedExt route:メンバーAS間ピアで受信 Origin 受信経路のORIGIN属性※3 IGP:発生元がIGP EGP:発生元がEGP Incomplete:発生元がその他 Path 受信経路のAS_PATH属性※3 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE 受信経路の発生元※3 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 AS4 Path 受信経路のAS4_PATH属性 AS4_PATH属性がない場合は表示されません。 Next Hop Attribute 受信経路のNEXT_HOP属性※3 − Aggregator 経路のAGGREGATOR属性 AGGREGATOR属性がない場合は表示されません。 <...> 経路のATOMIC_AGGREGATE属性および状態 ATOMIC_AGGREGATE属性がない場合は表示されません。
Atomic Aggregate:ATOMIC_AGGREGATE属性を持っています。AS Loop:ASPATHがループしています。 AS4 Aggregator 受信経路のAS4_AGGREGATOR属性 AS4_AGGREGATOR属性がない場合は表示されません。 Communities 受信経路のCOMMUNITIES属性※3 COMMUNITIES属性がない場合は表示されません。 no-advertise no-export local-AS xx:yy(xx,yy共に10進表示) その他(16進表示) Originator ID 経路のORIGINATOR_ID属性※3 ORIGINATOR_ID属性がない場合は表示されません。 Cluster List 経路のCLUSTER_LIST属性※3 CLUSTER_LIST属性がない場合は表示されません。 注※1 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
注※2 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※3 経路フィルタリングによる変更前の情報を表示します。
[実行例10] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] routes summary の例
図11-63 各ピアから受信した有効なBGP4+経路数の表示
>show ipv6 bgp routes summary Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer Active Dampened Stale Received Peer AS Type 2001:db8:a::aa 65 0 0 65 65031 External 2001:db8:b::bb 50 0 0 50 65041 External 2001:db8:c::cc 40 0 0 40 64515 Internal >
[実行例10の表示説明]
表11-45 各ピアから受信した有効なBGP4+経路数の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Active アクティブ状態の受信経路数 ピアが確立していない場合,"-"で表示します Dampened 抑止状態の受信経路数 抑止状態にある到達可能の経路情報 Stale Stale状態の受信経路数 送信元ルータがリスタート中の経路(レシーブルータでだけ表示可能) Received 受信経路数 ピアが確立していない場合,"-"で表示します Peer AS ピアのAS番号 − Type ピアの接続形式 Internal:内部ピア External:外部ピア ConfedExt:メンバーAS間ピア 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例11] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] [{neighbors [brief] <peer address> | <host name>}] routes [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes] ], show ipv6 bgp routes [brief] [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes] ]の例
- 特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報を標準形式で表示します。
図11-64 標準形式での特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors 2001:db8:a::aa routes Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC BGP4+ Peer: 2001:db8:a::aa, Remote AS: 65031 Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Weight Path *> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 - 100 255 65031 65051 e *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 - 100 255 65031 65051 65055 i >注1 <peer address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
注2 <prefix>/<prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
- 特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報を簡易形式で表示します。
図11-65 簡易形式での特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors brief 2001:db8:a::aa routes Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC BGP4+ Peer: 2001:db8:a::aa, Remote AS: 65031 Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 65031 65051 e *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 64515 65055 i >注1 <peer address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
注2 <prefix>/<prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
- 特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報を詳細形式で表示します。
図11-66 BGP4+の保有する経路情報の属性のフル表示
> show ipv6 bgp neighbors 2001:db8:a::aa routes -F 2001:db8:1::/64 Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC BGP4+ Peer: 2001:db8:a::aa, Remote AS: 65031 Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Route 2001:db8:1::/64 *> Next Hop 2001:db8:100::2 MED: 0, LocalPref: 100, Weight: 255, Type: External route Origin: IGP Path: 65031 65051 Next Hop Attribute: 2001:db8:100::2 Aggregator: 65051, 192.168.10.10 <Atomic Aggregate> Communities: 65530:64600 64651:64610 no-advertise Originator ID: 192.168.41.121 Cluster List : 192.168.21.219 192.168.21.220 >注1 <peer address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
注2 <prefix>/<prefixlen>を指定した場合は,指定アドレスの経路情報を表示します。
注3 [ -Faco]の経路情報の属性を指定した場合,経路情報を表示します。
[実行例11の表示説明]
表11-46 特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 BGP4+ Peer ピアのIPアドレス − Remote AS ピアのAS番号 − Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタートの送信元ルータがリスタート中の経路 r:コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<limit>パラメータで設定した経路数の上限値を超えた経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF属性 − Weight 経路の優先度 − Origin 送信経路のORIGIN属性 IGP:発生元がIGP EGP:発生元がEGP Incomplete:発生元がその他 Path 経路のAS_PATH属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 Next Hop Attribute 経路のNEXT_HOP属性 − Aggregator 経路のAGGREGATOR属性 AGGREGATOR属性がない場合は表示されません。 <...> 経路のATOMIC_AGGREGATE属性および状態 ATOMIC_AGGREGATE属性がない場合は表示されません。
Atomic Aggregate:ATOMIC_AGGREGATE属性を持っています。AS Loop:ASPATHがループしています。 Communities 経路のCOMMUNITIES属性 COMMUNITIES属性がない場合は表示されません。 no-advertise no-export local-AS xx:yy(xx,yy共に10進表示) その他(16進表示) Originator ID 経路のORIGINATOR_ID属性 ORIGINATOR_ID属性がない場合は表示されません。 Cluster List 経路のCLUSTER_LIST属性 CLUSTER_LIST属性がない場合は表示されません。 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例12] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] advertised-routes summaryの例
図11-67 各ピアに送出したBGP4+経路数の表示
>show ipv6 bgp advertised-routes summary Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer Sent Route Peer AS Type 2001:db8:a::aa 2 65031 External 2001:db8:b::bb 1 65031 External >
[実行例12の表示説明]
表11-47 各ピアに送出したBGP4+経路数の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Sent Route 送信経路数 ピアが確立していない場合,"-"で表示します Peer AS ピアのAS番号 − Type ピアの接続形式 Internal:内部ピア External:外部ピア ConfedExt:メンバーAS間ピア 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例13] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] [{neighbors [brief] <peer address> | <host name>}] advertised-routes [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes] ], show ipv6 bgp advertised-routes [brief] [-Faco] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes] ]の例
- 特定ピアに送信したBGP4+経路情報を標準形式で表示します。
図11-68 標準形式での特定ピアに送信したBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors 2001:db8:a::aa advertised-routes Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC BGP4+ Peer: 2001:db8:a::aa, Remote AS: 65031 Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path 2001:db8:1::/64 ---- 0 0 i 2001:db8:2::/64 ---- 0 0 i >注1 <peer address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
注2 <prefix>/<prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
- 特定ピアに送信したBGP4+経路情報を簡易形式で表示します。
図11-69 簡易形式での特定ピアに送信したBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors brief 2001:db8:a::aa advertised-routes Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC BGP4+ Peer: 2001:db8:a::aa, Remote AS: 65031 Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path 2001:db8:1::/64 ---- i 2001:db8:2::/64 ---- i >注1 <peer address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
注2 <prefix>/<prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
- 特定ピアに送信したBGP4+経路情報を詳細形式で表示します
図11-70 BGP4+の保有する経路情報の属性のフル表示
> show ipv6 bgp neighbors 2001:db8:a::aa advertised-routes -F Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC BGP4+ Peer: 2001:db8:a::aa, Remote AS: 65031 Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: * valid, > active Route 2001:db8:1::/64 *> Next Hop 2001:db8:100::2 MED: 0, LocalPref: 100, Type: External route Origin: IGP Path: 64515 65051 65041 { 65044 65046 } Next Hop Attribute: 2001:db8:100::2 Aggregator: 65051, 192.168.10.10 <Atomic Aggregate> Communities: 64515 65051 65041 { 65044 65046 } no-advertise Originator ID: 192.168.41.121 Cluster List : 192.168.21.219 192.168.21.220 >注1 <peer address>を指定した場合,すべてのピアの情報を表示します。
注2 <prefix>/<prefixlen>を指定した場合は,指定アドレスの経路情報を表示します。
注3 [-Faco]の経路情報の属性を指定した場合は,経路情報を表示します。
[実行例13の表示説明]
表11-48 特定ピアに送信したBGP4+経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Remote AS ピアのAS番号 − Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス BGP4+以外の経路を広告する場合,"----"を表示します。 MED 送信経路のMED属性※3 − LocalPref 送信経路のLOCAL_PREF属性※3 − Type 経路のタイプ Internal route:内部ピアで受信 External route:外部ピアで受信 ConfedExt route:メンバーAS間ピアで受信 Origin 送信受信経路のORIGIN属性※3 IGP:発生元がIGP EGP:発生元がEGP Incomplete:発生元がその他 Path 送信経路のAS_PATH属性※3 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE 送信経路の発生元※3 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 AS4 Path 送信経路のAS4_PATH属性 AS4_PATH属性がない場合は表示されません。 Next Hop Attribute 送信経路のNEXT_HOP属性※3 − Aggregator 経路のAGGREGATOR属性 AGGREGATOR属性がない場合は表示されません。 AS4 Aggregator 送信経路のAS4_AGGREGATOR属性 AS4_AGGREGATOR属性がない場合は表示されません。 <...> 経路のATOMIC_AGGREGATE属性および状態 ATOMIC_AGGREGATE属性がない場合は表示されません。
Atomic Aggregate:ATOMIC_AGGREGATE属性を持っています。AS Loop:ASPATHがループしています。 Communities 送信経路のCOMMUNITIES属性※3 COMMUNITIES属性がない場合は表示されません。 no-advertise no-export local-AS xx:yy(xx,yy共に10進表示) その他(16進表示) Originator ID 送信経路のORIGINATOR_ID属性※3 ORIGINATOR_ID属性がない場合は表示されません。 Cluster List 送信経路のCLUSTER_LIST属性※3 CLUSTER_LIST属性がない場合は表示されません。 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
注※3 経路フィルタリングによる変更後の情報を表示します。
[実行例14] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] {regexp | quote-regexp} <aspath> [unmatch] [brief], show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] aspath-regexp <extended regular expression> [brief]の例
図11-71 標準形式での指定ASパス条件(65031だけ)に一致するBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp aspath-regexp "^65031$" Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Weight Path 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 - 100 100 65031 i *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 - 100 100 65031 i >図11-72 簡易形式での指定ASパス条件(65031だけ)に一致するBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp aspath-regexp "^65031$" brief Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 65031 i *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 65031 i >
[実行例14の表示説明]
表11-49 指定ASパス条件に一致するBGP4+経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタートの送信元ルータがリスタート中の経路 r:コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<limit>パラメータで設定した経路数の上限値を超えた経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF属性 − Weight 経路の優先度 − Path 経路のAS_PATH属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例15] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] inconsistent-as [brief]の例
図11-73 標準形式でASパス矛盾のBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp inconsistent-as Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Weight Path *> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 - 100 100 65031 65037 i * 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 - 100 30 65031 65032 65033 i >図11-74 簡易形式でASパス矛盾のBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp inconsistent-as brief Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 65031 65037 i * 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 65031 65032 65033 i >
[実行例15の表示説明]
表11-50 ASパス矛盾のBGP4+経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタートの送信元ルータがリスタート中の経路 r:コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<limit>パラメータで設定した経路数の上限値を超えた経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF属性 − Weight 経路の優先度 − Path 経路のAS_PATH属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例16] show ipv6 bgp paths [<aspath>] [unmatch], show ipv6 bgp paths-regexp <extended regular expression>の例
拡張正規表現に一致するBGP4+が保有する特定パスのASパス情報を表示します。
図11-75 AS拡張正規表現一致パス情報の表示
>show ipv6 bgp paths-regexp "^65031_65033" Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete ID AS Path 8 65031 65033 65032 i 10 65031 65033 65035 e 12 65031 65033 65034 i 14 65031 65033 65036 ? >注1 show ipv6 bgp pathsコマンドで"aspath"を省略した場合,すべてのASパス情報を表示します。
注2 show ipv6 bgp pathsコマンドでunmatchを指定した場合,指定したASパスに一致しないASパス情報を表示します。
[実行例16の表示説明]
表11-51 AS拡張正規表現一致パス情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 ID ASパス情報の管理ID − AS Path 経路のAS_PATH属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号):AS_CONFED_SEQUENCE 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他
[実行例17] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] community [brief] [none]の例
COMMUNITIES属性を持つBGP4+経路情報を表示します。
図11-76 標準形式でのコミュニティフィルタによるBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Weight Path *> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 0 - 100 65031 65032 65033 i *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 0 - 170 65031 65033 65034 i *> 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::2 0 - 0 65031 65033 65036 i >図11-77 簡易形式でのコミュニティフィルタによるBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community brief Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 65031 65032 65033 i *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 65031 65033 65034 i *> 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::2 65031 65033 65036 i >図11-78 標準形式でのCOMMUNITIES属性を持たないBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community none Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Weight Path *> 2001:db8:77::/64 2001:db8:770::3 0 - 255 (65048) 65031 65032 i *> 2001:db8:88::/64 2001:db8:880::3 0 - 0 (65048) 65031 65036 65035 i *> 2001:db8:99::/64 2001:db8:990::3 0 - 0 (65048) 65031 65037 65033 i >図11-79 簡易形式でのCOMMUNITIES属性を持たないBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community brief none Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 2001:db8:77::/64 2001:db8:770::3 (65048) 65031 65032 i *> 2001:db8:88::/64 2001:db8:880::3 (65048) 65031 65036 65035 i *> 2001:db8:99::/64 2001:db8:990::3 (65048) 65031 65037 65033 i >
[実行例17の表示説明]
表11-52 コミュニティフィルタによるBGP4+経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタートの送信元ルータがリスタート中の経路 r:コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<limit>パラメータで設定した経路数の上限値を超えた経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF属性 − Weight 経路の優先度 − Path 経路のAS_PATH属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例18] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] community <Community>... [exact] [brief], show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] community-regexp <extended regular expression> [brief]の例
拡張正規表現で指定したCOMMUNITIES属性を持つBGP4+経路情報を表示します。
図11-80 標準形式での拡張正規表現コミュニティフィルタによるBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community-regexp "_(65031:65000|no-export)_" Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Weight Path *> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 0 - 255 65031 65032 i *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 0 - 0 65031 65036 65035 i *> 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::2 0 - 0 65031 65036 65033 i >注 show ipv6 bgp communityコマンドでexactを指定した場合,指定したコミュニティをすべて持つ経路情報だけを表示します。
図11-81 簡易形式での拡張正規表現コミュニティフィルタによるBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community-regexp "_(65031:65000|no-export)_" brief Date 20XX/10/08 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale, r RIB failure Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::2 65031 65032 i *> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::2 65031 65036 65035 i *> 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::2 65031 65036 65033 i >注 show ipv6 bgp communityコマンドでexactを指定した場合,指定したコミュニティをすべて持つ経路情報だけを表示します。
[実行例18の表示説明]
表11-53 拡張正規表現コミュニティフィルタによるBGP4+経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタートの送信元ルータがリスタート中の経路 r:コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<limit>パラメータで設定した経路数の上限値を超えた経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF属性 − Weight 経路の優先度 − Path 経路のAS_PATH属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例19] show ipv6 bgp neighbors {<peer address> | <host name>} dampened-routes [<address>[longer-prefixes]], show ipv6 bgp dampened-paths [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]]の例
図11-82 抑止状態にあるBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbor 2001:db8:a::1 dampened-routes Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Status Codes: d dampened, h history, * valid, > active Network Peer Address ReUse d 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::10 00:07:11 h 2001:db8:6::/64 2001:db8:600::10 00:19:10 >注1 longer-prefixesを指定した場合,指定ネットワークに包括される経路情報だけを表示します。
注2 <prefix>を指定した場合,指定ネットワークに一致する経路情報だけを表示します。
[実行例19の表示説明]
表11-54 抑止状態にあるBGP4+経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 h history:抑止状態にある到達不可の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Peer Address 経路の広告元ピアアドレス − Reuse 経路が再利用できるまでの時間(時:分:秒) −
[実行例20] show ipv6 bgp [neighbors [brief] {<peer address> | <host name>}] flap-statistics [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]] , show ipv6 bgp flap-statistics [brief] [<prefix>[/<prefixlen>] [longer-prefixes]]の例
すべてのフラップ情報を表示します。
図11-83 標準形式でのフラップ情報の表示
>show ipv6 bgp flap-statistics Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Status Codes: d dampened, h history, * valid, > active Network Peer Address Flaps Duration ReUse Penalty d 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::10 114 00:12:30 00:07:11 5.0 h 2001:db8:4::/64 2001:db8:400::10 108 00:12:30 00:19:10 4.0 h 2001:db8:5::/64 2001:db8:500::10 4 00:11:20 1.8 h 2001:db8:9::/64 2001:db8:900::10 4 00:11:20 1.8 d 2001:db8:aa::/64 2001:db8:aa0::1a 5 00:09:20 3.6 *> 2001:db8:ab::/64 2001:db8:ab0::1b 1 00:05:10 0.6 h 2001:db8:aaa::/64 2001:db8:aaa0::aa 5 00:05:10 3.1 >注1 neighbor <peer address>を指定した場合,指定ピアの情報を表示します。
注2 <prefix>を指定した場合,指定ネットワークに包括される経路情報だけを表示します。
注3 longer-prefixesを指定した場合,指定ネットワークに一致する経路情報だけを表示します。
図11-84 簡易形式でのフラップ情報の表示
>show ipv6 bgp flap-statistics brief Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Status Codes: d dampened, h history, * valid, > active Network Peer Address Flaps Penalty d 2001:db8:3::/64 2001:db8:300::10 114 5.0 h 2001:db8:4::/64 2001:db8:400::10 108 4.0 h 2001:db8:5::/64 2001:db8:500::10 4 1.8 h 2001:db8:9::/64 2001:db8:900::10 4 1.8 d 2001:db8:aa::/64 2001:db8:aa0::1a 5 3.6 *> 2001:db8:ab::/64 2001:db8:ab0::1b 1 0.6 h 2001:db8:aaa::/64 2001:db8:aaa0::aa 5 3.1 >注1 neighbor <peer address>を指定した場合,指定ピアの情報を表示します。
注2 <prefix>を指定した場合,指定ネットワークに包括される経路情報だけを表示します。
注3 longer-prefixesを指定した場合,指定ネットワークに一致する経路情報だけを表示します。
[実行例20の表示説明]
表11-55 フラップ情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 h history:抑止状態にある到達不可の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Peer Address 経路の広告元ピアアドレス − Flaps フラップ発生回数 − Duration 最初にフラップが発生してからの時間(時:分:秒) 100時間以上は"*"表示 Reuse 経路が再利用できるまでの時間(時:分:秒) − Penalty 経路のペナルティ値 −
[実行例21] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] nsr [brief]の例
図11-85 標準形式でのBGP4+のノンストップルーティング関連情報の表示
>show ipv6 bgp nsr Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Local AS: 64496, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer Peer AS Status Progress Sync Time 2001:db8:a::1 64496 Synchronizing 3/10 - 2001:db8:b::1 64511 Asynchronous - - 2001:db8:c::1 65551 Synchronized - 20XX/03/08 10:18:43 >図11-86 簡易形式でのBGP4+のノンストップルーティング関連情報の表示
>show ipv6 bgp nsr brief Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Local AS: 64496, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer Peer AS Status Sync Time 2001:db8:a::1 64496 Synchronizing - 2001:db8:b::1 64511 Asynchronous - 2001:db8:c::1 65551 Synchronized 20XX/03/08 10:18:43 >
[実行例21の表示説明]
表11-56 BGP4+のノンストップルーティング関連情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Peer AS ピアのAS番号 − Status 他系BCUとの同期状態 Asynchronous:非同期または待機系なし Synchronizing:同期中 Synchronized:同期完了 Progress 同期の進捗状況 xxx/yyy
他系BCUとの同期状態がAsynchronous,Synchronizedの場合,または待機系で実行した場合,"-"で表示します。
- xxx:同期済み情報数
- yyy:同期する総情報数
Sync Time 他系BCUと同期が完了した時刻 他系BCUとの同期状態がAsynchronous,Synchronizingの場合,"-"で表示します。 注※1 コンフェデレーション構成時は表示しません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例22] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] notification-factorの例
BGP4+のコネクションを切断する要因となったメッセージを表示します。
図11-87 BGP4+の切断要因となったメッセージの表示
> show ipv6 bgp notification-factor Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Collection Time: 20XX/03/13 13:20:05 BGP4+ Peer: 2001:db8:a::2 (AS 65031) -> 2001:db8:a::1 Errors : received UPDATE message, but unrecognized segment of AS_PATH attribute found. Received Data: (0000) ffff ffff ffff ffff ffff ffff ffff ffff (0010) 0059 0200 0000 4240 0101 0040 020c 0302 (0020) fe07 fdeb 0202 006e ff14 4003 0401 0101 (0030) 0240 0504 0000 0064 800e 1e00 0201 1000 (0040) 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 (0050) 4020 010d b800 0100 00 BGP4+ Length: 89 >
[実行例22の表示説明]
表11-57 BGP4+の切断要因となったメッセージの表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Collection Time 収集された時間 − BGP4+ Peer 通信相手 − Errors コネクションを切断する要因 − Received Data 要因となったパケットデータ BGP4+ヘッダの先頭から表示します BGP4+ Length BGP4+ データパケット長 −
[実行例23] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] stale [brief]の例
図11-88 BGP4+の保有するStale経路情報の表示
>show ipv6 bgp stale Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Weight Path S> 2001:db8:1::/64 2001:db8:100::3 0 - 0 65031 65032 i S> 2001:db8:2::/64 2001:db8:200::3 0 - 0 65031 65036 65035 i S> 2001:db8:3::/64 2001:db8:200::5 0 - 0 65031 65036 65033 i >
[実行例23の表示説明]
表11-58 BGP4+の保有するStale経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタートの送信元ルータがリスタート中の経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop ネクストホップアドレス − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF属性 − Weight 経路の優先度 − Path 経路のAS_PATH属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SEQUENCE 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[実行例24] show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] stale summaryの例
図11-89 各ピアから受信したStale経路情報の表示
>show ipv6 bgp stale summary Date 20XX/03/14 12:00:00 UTC Local AS: 64515, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer Stale Received Peer AS Type 2001:db8:a::1 8 8 65031 External 2001:db8:b::1 7 10 65051 External 2001:db8:c::1 3 4 65081 External >
[実行例24の表示説明]
表11-59 各ピアから受信したStale経路情報の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 VRF VRF ID 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフェデレーションAS番号 − Member AS※2 メンバーAS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − BGP4+ Peer ピアのIPアドレス − Stale Stale状態の受信経路数 送信元ルータがリスタート中の経路(レシーブルータでだけ表示可能) Received 受信経路数 ピアが確立していない場合,"-"で表示します。 Peer AS ピアのAS番号 − Type ピアの接続形式 Internal:内部ピア External:外部ピア ConfedExt:メンバーAS間ピア 注※1 コンフェデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフェデレーション構成時だけ表示します。
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表11-60 show ipv6 bgpコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 A link-local address is not displayed. リンクローカルアドレスは表示されません。 A program error occurred. Retry the command. (error = <error message>) プログラムエラーが発生しました。コマンドを再実行してください。
<error message>:エラー部位A specified extended regular expression parameter is invalid. (parameter = <parameter>) 指定拡張正規表現パラメータが不正です。
<parameter>:拡張正規表現BGP4+ is not active in the specified VRF (<vrf id>) 指定VRFではBGP4+が動作していません。
<vrf id>:VRF IDBGP4+ is not active. BGP4+が動作していません。 Nonstop-routing is not active in the specified VRF. (VRF = <vrf id>) 指定VRFではノンストップルーティングが動作していません。
<vrf id>:VRF IDNonstop-routing is not active. ノンストップルーティングが動作していません。 The BGP4+ peer is not established in the specified VRF. (peer = <peer>, VRF = <vrf id>) 指定VRFでは指定ピアは確立していません。
<peer>:ピアアドレス
<vrf id>:VRF IDThe BGP4+ peer is not established. (peer = <peer>) 指定ピアは確立していません。
<peer>:ピアアドレスThe command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。 The connection with the unicast routing program (rtm) failed. Retry the command. ユニキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。 The specified address is invalid, or the host name cannot be specified together with VRF. 指定アドレス文字列が不正です。またはVRFと同時にはホスト名称を指定できません。 The specified network address is invalid. 指定アドレス文字列が不正です。 The specified path attribute is not in the database. 指定パス属性は存在しません。 The specified peer does not exist in the specified VRF. (peer = <peer>, VRF = <vrf id>) 指定VRFに指定ピアが存在しません。
<vrf id>:VRF ID
<peer>:ピアアドレスThe specified peer does not exist. ピアが存在しません。 The specified peer does not exist. (peer = <peer>) 指定ピアが存在しません。
<peer>:ピアアドレスThe specified peer group does not exist in the specified VRF. (VRF = <vrf id>) 指定VRFに指定ピアグループが存在しません。
<vrf id>:VRF IDThe specified peer group does not exist. 指定ピアグループが存在しません。 The specified regexp parameter is invalid. (parameter = <parameter>) 指定regexpパラメータが不正です。
<parameter>:regexpThe specified route does not exist. (IP address = <ip address>) 指定経路は存在しません。
<ip address>:IPアドレスThe specified VRF does not exist. (VRF = <vrf id>) 指定VRFが存在しません。
<vrf id>:VRF IDThe unicast routing program (rtm) is not responding. Retry the command. ユニキャストルーティングプログラムからの応答がありません。コマンドを再実行してください。 There is no peer in the specified VRF. (VRF = <vrf id>) 指定VRFにピアが存在しません。
<vrf id>:VRF IDThere is no route. 経路は存在しません。
[注意事項]
- 次のコマンドは,表示経路情報にほかのプロトコルからBGPへ再配布した経路は含まれません。
- show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}]
- show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] received-routes
- show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] routes
- show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] {regexp|quote-regexp}
- show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] aspath-regexp
- show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] community
- show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] community-regexp
- show ipv6 bgp [vpnv6 vrf {<vrf id> | all}] inconsistent-as
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