運用コマンドレファレンス Vol.1
搭載されたNIFのイーサネットポートの情報を一覧表示します。
[入力形式]
show port [<port list>] show port statistics [<port list>] [{up | down}] [discard] show port transceiver [<port list>] [detail] show port vlan [<port list>] [{access | trunk | tunnel}]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <port list>
- 指定ポート番号(リスト形式)に関するイーサネットポートの情報を一覧表示します。<port list>の指定方法および値の指定範囲については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- 本パラメータ省略時の動作
- すべてのポートに関するイーサネットの情報を一覧表示します。
- statistics
- 搭載されたNIFのポートの送受信パケット数および廃棄パケット数を表示します。
- {up | down}
- up
- ポート状態が正常動作中(up)となっているポートの情報を表示します。
- down
- ポート状態が正常動作中(up)以外となっているポートの情報を表示します。正常動作中(up)以外の状態を次に示します。
- 回線障害中:down
- 初期化中,オートネゴシエーション中:init
- 障害中:fault
- inactivateコマンドによる運用停止状態:inact
- コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態:dis
- リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態:standby
- SFUの運用枚数不足,PSU初期化中,またはNIFが運用系として稼働中以外のためポート起動を抑止している状態:suspend
- 未使用(コンフィグレーション未設定):unused
- 搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致:mismatch
- 本パラメータ省略時の動作
- 条件を限定しないで,情報を表示します。
- discard
- 廃棄パケット数が1以上の値となっているポートの情報だけ表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
- 条件を限定しないで,情報を表示します。
- transceiver
- トランシーバ搭載有無,種別,識別情報を一覧表示します。
- 本パラメータでトランシーバ個々の識別情報を確認できます。
- detail
- 詳細なトランシーバ情報を表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
- 通常のトランシーバ情報を表示します。
- vlan
- ポートのVLAN情報を表示します。
- {access | trunk | tunnel}
- access
- アクセスポートのVLAN情報を表示します。
- trunk
- トランクポートのVLAN情報を表示します。
- tunnel
- トンネリングポートのVLAN情報を表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
- 全種類のポートのVLAN情報を表示します。
- すべてのパラメータ省略時の動作
- 搭載されたNIFの全イーサネットポートの情報を一覧表示します。
[実行例1]
図22-11 ポートのリンク情報一覧表示の実行結果画面例
> show port Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC Port Counts: 12 Port Status Speed Duplex FCtl FrLen Description 1/1 up 1000BASE-SX full(auto) off 1518 server 100 1/2 up 1000BASE-SX full on 1518 server 101 1/3 dis 1000BASE-SX full(auto) - - server 102 1/4 inact 1000BASE-SX full(auto) - - - 1/5 down 1000BASE-SX full(auto) - - - 1/6 up 1000BASE-SX full(auto) off 9596 test lab area network 001 1/7 down 1000BASE-SX full(auto) - - - 1/8 inact - - - - - 1/9 up 1000BASE-SX full(auto) off 1518 - 1/10 up 1000BASE-SX full(auto) off 1518 - 1/11 up 1000BASE-SX full(auto) off 1518 - 1/12 up 1000BASE-SX full(auto) off 1518 test lab area network 002 (The laboratory at the 12th floor.) >
[実行例1の表示説明]
表22-17 ポートのリンク情報一覧の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 Port Counts 対象ポート数 − Port ポート NIF番号/ポート番号 Status ポート状態 up:運用中(正常動作中)
down:運用中(回線障害発生中)
init:初期化中またはネゴシエーション確立待ち(オートネゴシエーション機能が動作中)
fault:障害中
inact:
・inactivateコマンドによる運用停止状態
・スパニングツリーのBPDUガード機能によるinactive状態
・L2ループ検知によるinactive状態
・IEEE802.3ah OAMを用いたUDLDの片方向リンク障害またはループ検出によるinactive状態
・ストームコントロールによるinactive状態
dis:コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態
standby:リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態
suspend:次の要因でポートの起動を抑止している状態
・SFUの運用枚数不足
・PSU初期化中
・NIFが運用系として稼働中以外
unused:未使用(コンフィグレーション未設定)
mismatch:搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致Speed 回線速度 10BASE-T:10BASE-T
100BASE-TX:100BASE-TX
1000BASE-T:1000BASE-T
1000BASE-LX:1000BASE-LX
1000BASE-SX:1000BASE-SX
1000BASE-SX2:1000BASE-SX2
1000BASE-LH:1000BASE-LH
1000BASE-BX10-D:1000BASE-BX10-D
1000BASE-BX10-U:1000BASE-BX10-U
1000BASE-BX40-D:1000BASE-BX40-D
1000BASE-BX40-U:1000BASE-BX40-U
10GBASE-SR:10GBASE-SR
10GBASE-LR:10GBASE-LR
10GBASE-ER:10GBASE-ER
10GBASE-ZR:10GBASE-ZR
40GBASE-SR4:40GBASE-SR4
40GBASE-LR4:40GBASE-LR4
100GBASE-SR4:100GBASE-SR4
100GBASE-LR4:100GBASE-LR4
-:Speedが不明(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tのオートネゴシエーション設定時で,Statusがup以外の場合,Statusがinit,fault,またはunusedの場合,トランシーバ状態がconnect以外の場合,本表示となります。)Duplex 全二重/半二重 full:全二重
full(auto):全二重(オートネゴシエーションによる)
half:半二重
half(auto):半二重(オートネゴシエーションによる)
-:Duplexが不明(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tのオートネゴシエーション設定時で,Statusがup以外の場合,Statusがinit,fault,またはunusedの場合,トランシーバ状態がconnect以外の場合,本表示となります。)FCtl フロー制御 on:フロー制御有効
off:フロー制御無効
-:Statusがup以外FrLen 最大フレーム長 該当ポートの最大フレーム長をオクテットで表示。
最大フレーム長はMACヘッダからDATAおよびPADまでを示します。
-:Statusがup以外Description 補足説明 descriptionコンフィグレーションの内容
descriptionコンフィグレーションを設定していない場合は"-"を表示します。
[実行例2]
図22-12 ポートの送受信パケット数および廃棄パケット数実行結果画面例
> show port statistics Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC Port Counts: 12 Port Status Packets Tx Rx 1/1 down Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/2 down Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/3 down Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/4 down Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/5 down Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/6 down Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/7 down Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/8 down Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/9 down Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/10 inact Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/11 dis Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 1/12 inact Ucast 0 0 Mcast 0 0 Bcast 0 0 Discard 0 0 >
[実行例2の表示説明]
表22-18 ポートの送受信パケット数および廃棄パケット数の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 Port Counts 対象ポート数 − Port ポート NIF番号/ポート番号 Status ポート状態 up:運用中(正常動作中)
down:運用中(回線障害発生中)
init:初期化中またはネゴシエーション確立待ち(オートネゴシエーション機能が動作中)
fault:障害中
inact:
・inactivateコマンドによる運用停止状態
・スパニングツリーのBPDUガード機能によるinactive状態
・L2ループ検知によるinactive状態
・IEEE802.3ah OAMを用いたUDLDの片方向リンク障害またはループ検出によるinactive状態
・ストームコントロールによるinactive状態
dis:コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態
standby:リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態
suspend:次の要因でポートの起動を抑止している状態
・SFUの運用枚数不足
・PSU初期化中
・NIFが運用系として稼働中以外
unused:未使用(コンフィグレーション未設定)
mismatch:搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致Packets パケット情報 Ucast:ユニキャスト・パケット数(廃棄パケットを含まない) Mcast:マルチキャスト・パケット数(廃棄パケットを含まない)
なお,ポーズパケットを送受信した場合もカウントされます。Bcast:ブロードキャスト・パケット数(廃棄パケットを含まない) Discard:廃棄パケット数 Tx 送信 − Rx 受信 −
[実行例3]
図22-13 トランシーバの情報一覧表示実行結果画面例
> show port transceiver Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC Port Counts: 16 Port: 1/1 Status:connect Type:SFP Speed:1000BASE-SX Vendor name:xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor SN :xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor PN :xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor rev:xxxx Port: 1/2 Status:notconnect Type:SFP Speed:- Vendor name:- Vendor SN :- Vendor PN :- Vendor rev:- Port: 1/3 Status:not support Type:SFP Speed:- Vendor name:- Vendor SN :- Vendor PN :- Vendor rev:- Port: 1/4 Status:connect Type:SFP Speed:1000BASE-SX Vendor name:xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor SN :xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor PN :xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor rev:xxxx : : : >図22-14 トランシーバの詳細情報一覧表示実行結果画面例
> show port transceiver detail Date 20XX/04/01 12:00:00 UTC Port Counts: 16 Port: 1/1 Status:connect Type:SFP Speed:1000BASE-SX Vendor name:xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor SN :xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor PN :xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor rev:xxxx Tx power :-4.7dBm Rx power :-40.0dBm Port: 1/2 Status:notconnect Type:SFP Speed:- Vendor name:- Vendor SN :- Vendor PN :- Vendor rev:- Tx power :- Rx power :- Port: 1/3 Status:not support Type:SFP Speed:- Vendor name:- Vendor SN :- Vendor PN :- Vendor rev:- Tx power :- Rx power :- Port: 1/4 Status:connect Type:SFP Speed:1000BASE-SX Vendor name:xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor SN :xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor PN :xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor rev:xxxx Tx power :-4.7dBm Rx power :-40.0dBm Port: 2/1 Status:connect Type:CFP Speed:100GBASE-LR4 Vendor name:xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor SN :xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor PN :xxxxxxxxxxxxxxxx Vendor rev:xxxx Tx1 power :-4.7dBm Rx1 power :-40.0dBm Tx2 power :-4.7dBm Rx2 power :-40.0dBm Tx3 power :-4.7dBm Rx3 power :-40.0dBm Tx4 power :-4.7dBm Rx4 power :-40.0dBm : : : >
[実行例3の表示説明]
表22-19 トランシーバ情報一覧の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 Port Counts 対象ポート数 − Port ポート NIF番号/ポート番号 Status トランシーバ状態 connect:搭載
notconnect:未搭載
not support:未サポートのトランシーバが搭載
fault:障害中
-:トランシーバ状態が不明(トランシーバ対応ポート以外の場合,またはポート状態がsuspend,initもしくはfaultの場合に本表示となります。)Type トランシーバ種別 SFP:SFP
SFP+:SFP+
QSFP+:QSFP+
QSFP28:QSFP28
CFP:CFP
-:トランシーバ種別が不明(トランシーバ状態が"-"の場合に本表示となります。)Speed 回線速度 10BASE-T:10BASE-T
100BASE-TX:100BASE-TX
1000BASE-T:1000BASE-T
1000BASE-LX:1000BASE-LX
1000BASE-SX:1000BASE-SX
1000BASE-SX2:1000BASE-SX2
1000BASE-LH:1000BASE-LH
1000BASE-BX10-D:1000BASE-BX10-D
1000BASE-BX10-U:1000BASE-BX10-U
1000BASE-BX40-D:1000BASE-BX40-D
1000BASE-BX40-U:1000BASE-BX40-U
10GBASE-SR:10GBASE-SR
10GBASE-LR:10GBASE-LR
10GBASE-ER:10GBASE-ER
10GBASE-ZR:10GBASE-ZR
40GBASE-SR4:40GBASE-SR4
40GBASE-LR4:40GBASE-LR4
100GBASE-SR4:100GBASE-SR4
100GBASE-LR4:100GBASE-LR4
-:回線速度が不明(ポート状態がinit,fault,もしくはunusedの場合,またはトランシーバ状態がconnect以外の場合に本表示となります。)Vendor name ベンダー名 ベンダー名を表示します。※1※2 Vendor SN ベンダーシリアル番号 ベンダーで付与されたシリアル番号を表示します。※1※2 Vendor PN ベンダー部品番号 ベンダーで付与された部品番号を表示します。※1※2 Vendor rev ベンダーリビジョン ベンダーで付与された部品番号のリビジョンを表示します。※1※2 Tx power 送信光パワー 送信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※5 Rx power 受信光パワー 受信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※5 Tx1 power レーン1送信光パワー レーン1の送信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6 Rx1 power レーン1受信光パワー レーン1の受信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6 Tx2 power レーン2送信光パワー レーン2の送信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6 Rx2 power レーン2受信光パワー レーン2の受信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6 Tx3 power レーン3送信光パワー レーン3の送信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6 Rx3 power レーン3受信光パワー レーン3の受信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6 Tx4 power レーン4送信光パワー レーン4の送信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6 Rx4 power レーン4受信光パワー レーン4の受信光パワーをdBmで表示します。※1※2※3※4※6 注※1 トランシーバ状態が搭載(connect)および障害中(fault)以外の場合は"-"を表示します。
注※2 トランシーバ状態が搭載(connect)または障害中(fault)の場合でも,トランシーバ情報を読み込み中の場合は"****"を表示します。再度コマンドを実行することによって情報が表示されます。なお,トランシーバ情報の読み込みに失敗した場合は"-"を表示します。
注※3 光パワーが「-40dBm〜+8.2dBm」の範囲外の場合は"-"を表示します。
注※4 環境条件によって誤差が発生する場合があります。正確な値を調べるには,測定器で測定してください。
注※5 1000BASE-X,10GBASE-Rのポートだけで表示します。
注※6 40GBASE-R,100GBASE-Rのポートだけで表示します。
[実行例4]
図22-15 ポートのVLAN情報一覧表示実行結果画面例
> show port vlan Date 20XX/11/15 14:15:00 Port Counts: 12 Port Status Type VLAN 1/1 up Access - 1/2 up Access 200 (VLAN0200) 1/3 up Trunk 1-4095 1/4 up Trunk 1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23,25,27,29,31,33,35,37, 39,41,43,45,47,49,120,130,140 1/5 up Access 100 (Global IP Network VLAN) 1/6 down Access 100 (Global IP Network VLAN) 1/7 down Access 100 (Global IP Network VLAN) 1/8 up Access 3 (VLAN0003) 1/9 up Access 3 (VLAN0003) 1/10 up Access - 1/11 up Access - 1/12 up Access - >図22-16 トランクポートのVLAN情報一覧表示実行結果画面例
> show port vlan trunk Date 20XX/11/15 14:15:00 Port Counts: 2 Port Status Type VLAN 1/3 up Trunk 1-4095 1/4 up Trunk 1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23,25,27,29,31,33,35,37, 39,41,43,45,47,49,120,130,140 >
[実行例4の表示説明]
表22-20 ポートのVLAN情報一覧の表示内容
表示項目 表示内容 表示詳細情報 Port Counts 対象ポート数 − Port ポート 情報を表示するポートのNIF番号/ポート番号 Status ポート状態 up:運用中(正常動作中)
down:運用中(回線障害発生中)
init:初期化中またはネゴシエーション確立待ち(オートネゴシエーション機能が動作中)
fault:障害中
inact:
・inactivateコマンドによる運用停止状態
・スパニングツリーのBPDUガード機能によるinactive状態
・L2ループ検知によるinactive状態
・IEEE802.3ah OAMを用いたUDLDの片方向リンク障害またはループ検出によるinactive状態
・ストームコントロールによるinactive状態
dis:コンフィグレーションコマンドshutdownによる運用停止状態
standby:リンクアグリゲーションのスタンバイリンク機能による運用待機状態
suspend:次の要因でポートの起動を抑止している状態
・SFUの運用枚数不足
・PSU初期化中
・NIFが運用系として稼働中以外
unused:未使用(コンフィグレーション未設定)
mismatch:搭載されているNIFとコンフィグレーションが不一致Type ポートの種類 Access:アクセスポート
Trunk:トランクポート
Tunnel:トンネリングポートVLAN VLAN ID ポートに設定されているVLAN IDリスト
VLANが一つの場合はコンフィグレーションコマンドdescriptionの内容を併せて表示します(descriptionコマンドの設定がない場合はVLANXXXXを表示します)。
VLANが存在しない場合は"-"を表示します。
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表22-21 show portコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 The command cannot be executed in the standby system. このコマンドは待機系では実行できません。 The command cannot be executed. Try again. コマンドを実行できません。再実行してください。 The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。 The specified port is not a VLAN port. (NIF/port = <nif no.>/<port no.>) 指定されたポートはVLANのポートではありません。
<nif no.>:NIF番号
<port no.>:ポート番号There is no operational port. 実行可能なポートはありません。指定パラメータを確認してください。
[注意事項]
- 廃棄パケット数は,次の統計項目の合計値を表示します。
表22-22 廃棄パケット数の算出に使用する統計項目
ポート 統計項目 送信 受信 イーサネット Late collision
Excessive collisions
Carrier sense lost
Excessive deferral
Underrun
Underrun/Overrun
PE-NIF errors
PE-NIF discardsCRC errors
Alignment
Fragments
Jabber
Overrun
Underrun/Overrun
Symbol errors
Short frames
Long frames
PE-NIF errors
PE-NIF discards- 次の場合,統計情報のカウンタ値はクリアされます。
- PSUの再起動時
- PSUのハードウェア障害時
- PSUに対して,inactivate psuコマンドでinactive状態を指示した場合
- PSUに対して,コンフィグレーションコマンドno power enableでdisable状態を指示した場合
- NIFの再起動時
- NIFのハードウェア障害時
- NIFに対して,inactivate nifコマンドでinactive状態を指示したあとに,activate nifコマンドでinactive状態の解除を指示した場合
- NIFに対して,コンフィグレーションコマンドno power enableでdisable状態指示したあとに,コンフィグレーションコマンドpower enableでdisable状態の解除を指示した場合
- clear countersコマンド実行時
- 本コマンドの実行結果が表示されるのは,NIF状態がActive(運用中)のNIF配下の回線だけです。回線を収容するNIFの状態がActive(運用中)以外の場合は,コマンド実行結果は表示されません。
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